【⽇本初!⽼舗温泉旅館で生まれた新しい文学賞「三服文学賞」大賞決定】
「書く愉しみ」を応援する、温泉旅館発の⽂学賞!賞品は和多屋別荘に1年間滞在して執筆活動ができるライター インレジデンスの権利を進呈!第2回三服文学賞の開催も決定しました。
佐賀県の西部に位置し1,300年前から湧出する「嬉野温泉」にて、歴史的伝統文化が息づく場所に身を置き、触れ合う時間を通じてゲストに本質的で自然体な『嬉野Well-being』を展開する、株式会社 和多屋別荘(佐賀県嬉野市、代表取締役:小原 嘉元 以下「和多屋別荘」)が主宰する三服文学賞の大賞を2023年5月27日(土)に発表し、この度大賞受賞者『平出 奔(ひらいで ほん)』氏をお迎えし2023年7月15日(土)に授賞式を開催致しました。
三服文学賞とは
お茶と本を愉しむための書店「BOOKS&TEA 三服」(以下、三服)を館内に開業した旅館・和多屋別荘が主宰する温泉旅館発の新しい文学賞です。「暮らしのなかで書く時間を愉しむ」という理念に共鳴し「Made in ピエール・エルメ」「日本香堂」など21社の協賛のもと開催致しました。大賞受賞者には賞金10万円と、和多屋別荘に1年間宿泊して執筆活動ができる『三服作家』としてのライターインレジデンスの権利を進呈いたします。
三服文学賞では「暮らしのなかで書く時間を愉しむ」を全ての人に向けて開き、三服や嬉野温泉に関わりのある7つの事柄をテーマに文学作品を募集しました。料理を食べる楽しみがあれば作る楽しみもあるように、文学にも読む楽しみがあれば、書く愉しみがあっていい。普段なかなか文章を書く機会がない方、嬉野温泉や三服に訪れたことがない方、プロアマ問わず、全国から広く作品を募っています。
◇三服文学賞 公式サイト https://wataya.co.jp/sanpuku_bungakusyo/
ライターインレジデンスとは
和多屋別荘では2021年からレジデンス事業として様々なアーティストの活動を支援してまいりました。この度、三服文学賞を機に作家を迎え、「ライターインレジデンス」として、レジデンス事業の拡充、旅館×ローカル×アーティストが三位一体となって豊かな作品を生み出し、地域やパートナーの皆さまと共にさらに盛り上がりを創ってまいります。
なお、和多屋別荘ライターインレジデンスの第1号は『六人の嘘つきな大学生』でブランチBOOK大賞2021を受賞した若手ミステリー作家・浅倉秋成先生がご滞在され、ご自身の執筆活動はもちろん、嬉野の街を巡り、嬉野滞在の記録としてご自身の体験をエッセイにしていただきました。
三服文学賞から生まれたこと
応募総数なんと2,170作品。 4歳~102歳まで計1,523名が参加。
北海道から沖縄まで全国からの応募だけでなく
アジアやアメリカといった海外からも応募がありました。
その他にも…
▶作家・浅倉秋成先生による嬉野温泉エッセイ3篇の創作
▶ワークショップを通じた、作家や編集者と地域の交流
▶嬉野図書館をはじめとする地域施設との連携
授賞式の内容
開催日:2023年7月15日(土)13:00~
①三服文学賞の概要と報告
②参加賞の紹介(水明荘ペア宿泊券の抽選発表)
③入賞作品の紹介&受賞者コメント
④大賞発表
⑤大賞受賞者『平出 奔』氏インタビュー
⑥ライターインレジデンス『三服作家』、作家活動部屋紹介。
授賞式の模様
『受賞コメント』
◇大賞受賞者『平出 奔(ひらいで ほん)』氏
率直に受賞はうれしい。初めて開催される賞で傾向がわからない中だったが、自分が良いと思って応募した作品が受賞できて本当に嬉しく感謝している。
◇選考委員長 和多屋別荘代表取締役:小原嘉元
作品については古典を使われていながら令和らしい生きざまがあり、多様化した時代に明確な解のない会話が今を現わしていて普遍性のある面白さがあった作品であった。また本日初めて平出さんにお会いして、平出さんの生きざまごと第1回目の大賞にふさわしい方に受賞頂いたと思っている。
ライターインレジデンス『三服作家』
『三服作家』平出奔(ひらいで ほん)プロフィール
1996年3月 福岡県大牟田市生まれ
2018年6月 「塔」短歌会入会
2020年7月 「Victim」にて第63回短歌研究新人賞受賞
2022年11月 短歌研究社より初歌集「了解」を発売
2023年5月 「笑っているのがわかる」にて三服文学賞 大賞を受賞
現在、日本大学芸術学部文芸学科在学中
「塔」ほか「えいしょ」同人、「半夏生の会」、「のど笛」同人
【ライターインレジデンスへの意気込み】
『三服作家』の肩書きを背負い和多屋別荘に滞在し、環境を活かして様々なインスピレーションを受けながら執筆活動を進めたいと思っている。
◇最後に 三服文学賞第2回目の開催に向けて『三服作家』平出 奔氏より一言
三服文学賞の第2回も盛り上がってほしい気持ちと、ちゃんといいものが評価される賞となってほしいのでそれを自身が証明していきたい。2000文字でなんでも書いていい賞は他に見たことがないので、書きたいことを書いて応募してほしい。第2回受賞作品を読めることを楽しみにしている。
※第2回 三服文学賞についての詳細は後日続報にてご案内いたします。
大賞作品『笑っているのがわかる』
◇第1回 三服文学賞協賛企業様(順不同)
嬉野八十八様、Made in ピエール・エルメ様、日本香堂様、D&S様、HYBRID FACTORY様
副島園様、8cacao様、INNOVATION PARTNERS様、Open A様、徳間書店様、理論社様、KADOKAWA様
双葉社様、FUKKAN様、アスコム様、主婦と生活社様、ワニブックス様、X-Knwledge様、Gakken様、ひらく様
※タイトルにある「日本初!」について
日本国内における「温泉旅館が主催する文学賞」として、初めての事例となります。
(2022年9月・自社調べ)
【株式会社和多屋別荘 会社概要】
代表取締役 : 小原 嘉元
会社設立 : 1950年11月3日
事業内容 : 旅館業、飲食事業、リーシング事業
所在地 : 〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738
公式サイト :https://wataya.co.jp/
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