アビームコンサルティングとGXコンシェルジュ、SSBJ対応を起点にサステナビリティ経営を実現する包括的支援サービスの第二弾、「SSBJ保証準備・開示伴走支援サービス」を提供開始
社内各種ステークホルダーとの調整、第三者保証人との協議を含めてサステナビリティ推進担当部門が直面する複雑な業務を伴走支援
アビームコンサルティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田 貴博、以下 アビームコンサルティング)と株式会社GXコンシェルジュ(本社:東京都千代田区、CEO/COO:栗林 亘、CSO/CTO:豊嶋 修平、以下 GXコンシェルジュ)は、サステナビリティ情報開示基準(SSBJ)への対応を起点に、企業のサステナビリティ経営を支援する包括的サービスの第二弾として、「SSBJ保証準備・開示伴走支援サービス」を提供開始しました。
■背景
2027年3月期以降、時価総額が3兆円以上の日本の上場企業から、SSBJ開示ルールへの準拠性や保証可能性を踏まえた正確な情報開示が順次求められます。SSBJでは、サステナビリティ関連のリスクおよび機会に関する重要情報(マテリアリティ)の開示が義務付けられますが、マテリアリティ分析やリスク・機会の評価、GHG排出量(スコープ3)の算定、ガバナンス体制の整備など、実務には高度な判断と専門知識が必要です。さらに、グループ全体での対応や将来的な保証取得まで見据えると、社内リソースだけで網羅的かつ正確に対応するには限界があります。
2025年8月に提供開始した「SSBJ/ESRSクイックアセスメントサービス」では、企業の現状把握、課題と解決の方向性整理を支援してきましたが、実際の現場では、保証準備や開示実務における部門間連携や第三者保証人との協議、実務レベルでの開示対応など、より高度かつ実践的な課題が浮き彫りになっています。こうした課題を解決するため、今回新たに「SSBJ保証準備・開示伴走支援サービス」を提供します。
■SSBJ適用業務における部門横断連携の必要性と実務上の課題
SSBJ適用業務におけるマテリアリティ分析では、事業分野別にSASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)基準を考慮してリスク・機会を検討する必要があります。その際、気候変動シナリオやエネルギー動向などサステナビリティ推進担当部門が持つ知見の他に、各事業分野の市場動向や専門知見が不可欠となるため、部門横断的な連携と調整が不可欠です。しかし、事業部門を巻き込んだ検討には、サステナビリティ推進担当部門に多くの作業負担や調整力が求められるほか、部門間での認識や優先度の違いによる情報収集や意思決定の遅れ、合意形成の難航など、実務上の課題が生じています。
■サービス概要
「SSBJ保証準備・開示伴走支援サービス」は、業界・財務報告・サステナビリティ知見とプロジェクトマネジメントスキルを持った専門コンサルタントが、サステナビリティ推進担当部門と共に事務局機能を担います。マテリアリティ分析に不可欠な部門横断的な連携や調整、専門知見の集約を伴走支援し、高品質・高効率なSSBJ適用業務推進を実現します。

<提供アウトプット(一例)>
●SSBJ適用に関する初期的なポジションペーパー(以下を含む)
・事業別バリューチェーン分析シート
・事業別マテリアリティ分析シート(定性・定量)
・全社マテリアリティ評価結果
・収集情報リスト
●ガバナンスとリスク管理の改定方針
●開示文章素案
■サービスの特長
本サービスは、SSBJ開示・適応対応にとどまらず、高品質なマテリアリティ分析を通じて、実効的なサステナビリティ経営の実現と、財務・非財務両面からの企業価値向上の基盤づくりを後押しします。
<制度・技術両面の専門知見を融合した支援体制>
アビームコンサルティングによるインダストリーへの深い理解、財務報告・サステナビリティ経営に関する専門知見、システム導入ノウハウと、GXコンシェルジュによる気候変動を起点とした制度面・技術面の専門的知見を融合し、高品質・高効率な開示対応の推進を実現します。
<専門コンサルタントによる伴走支援>
サステナビリティ推進担当部門が直面する多様な課題に対し、経験豊富なコンサルタントが伴走し、部門横断の連携や合意形成を力強くサポートします。
<信頼性のある実績>
GXコンシェルジュは、親会社である住友商事株式会社(以下、住友商事)のSSBJ対応を支援しています。住友商事は64カ国・地域で多岐に渡る事業を展開しており、サステナビリティ情報開示においても豊富なノウハウを蓄積しています。住友商事への支援を通じて得た知見を、本サービスの設計にも反映しています。
■提供価格
個別見積り
■今後について
アビームコンサルティングとGXコンシェルジュは、本サービスを通じて、企業の持続可能な成長と社会全体のサステナビリティ向上に貢献することを目指しています。両社の専門性と実績を結集し、制度対応の枠を超えて、サステナビリティを経営・財務戦略に組み込むことで、企業価値の向上と社会的インパクトの創出を両立する支援を今後も継続して展開してまいります。
アビームコンサルティング株式会社について
アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約9,000名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。アビームコンサルティングは、企業や組織とともに新たな未来を共創し、確かな変革に導く創造的パートナーとして、企業や社会の変革に貢献します。
ホームページ:https://www.abeam.com/jp/ja
GXコンシェルジュについて
GXコンシェルジュは、サステナビリティ経営の推進を支援する顧客伴走型のGX/SXサービス提供企業です。企業のGX戦略策定から、GHG削減ソリューションやGX/SXを推進するデジタルソリューションの開発・導入まで、一気通貫で伴走支援いたします。
2024年3月に設立され、住友商事株式会社とアビームコンサルティング株式会社の共同出資により誕生しました。両社の知見とネットワークを活かし、国内外の企業に対して、脱炭素化・サステナビリティ対応に向けた実効性の高い支援を行っています。
GXコンシェルジュは、サステナビリティ領域において、コンサルティングから抽出した顧客課題の解決を通じて、事業変革と企業価値向上を共に実現する事業パートナーを目指します。
ホームページ:https://gx-c.com/
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