新緑の爽やかな季節にぴったりな新刊のご案内です。新進気鋭の日本画家 古屋麻里奈、待望の初画集『りん 古屋麻里奈』が、いよいよ5月9日より流通開始!一度見たら手放せなくなる、まろやかな可愛さ満載です!

日本の伝統的和柄を身にまとい、時にキリリ顔、時に柔和な笑みを浮かべて、さまざまな生きものたちが、次々と現れます。生きものがさらに好きになる、夢あふれる画集です!

株式会社求龍堂

本書は日本画家 古屋麻里奈が描いた生きものたち約80点を紹介する画集です。古屋が描く生きものはなんとも可愛らしくポーズを取り、つぶらな瞳を輝かせ、今にも動きだしそうに見えます。次にどんな生きものが登場するのか、思いもよらぬ構成で頁を繰る手が止まりません。美しさとユーモア、優しさと驚きが一冊になった作品集!美術図書出版を手掛ける求龍堂から刊行します。

 

日本の伝統的和柄と現代ポップカルチャーの融合

本書のカバーデザインはのんびり海中を泳ぐウミガメが主人公です。特徴を捉えたその姿はまさにカメそのものですが、背中の甲羅に注目!甲羅の様子がどこか不思議です。豊かな色彩で描かれた甲羅の紋様が日本の伝統的和柄なのです。こんなカメは見たことがないのに、和柄がとても馴染んでいて、お洒落でポップなウミガメに出会ったような気になります。古屋麻里奈の描く生きものたちは、こうした和柄を身にまといながらも、フォルムや色彩はとても現代的。まさに日本の伝統的和柄と現代ポップカルチャーの融合です。

照景

 

犬や猫、鳥などの身近な動物たち〜爬虫類〜猛獣〜幻獣〜十二支まで勢揃い

猫や犬、鳥など身近な動物たち、トカゲやカメレオンなどの爬虫類、亀や海老、シャチやサメなどの海の仲間、トラやライオンなどの猛獣、龍や十二支の動物たちが、それぞれに似合った和柄を身にまとい響き合います。その組み合わせは予測を裏切る刺激に満ちています。ひょっこり振り向く豆柴の視線の先には、お洒落な紋様をしたぱっちり瞳のフグがいたり、堂々たるホワイトタイガーの次には桜紋様をまとう伊勢エビが頁いっぱいに現れるというように……思わぬ化学反応で、心がわいてきます!

心咲

卓越したデザインセンスによる画面構成が心地良い!

古屋麻里奈作品の特徴として、画面構成におけるデザインセンスの高さに目が留まります。和柄のもつ独特な形式美に、生きもの固有のフォルムが合わさって、豊かな動きと伝統的な整いのバランスが見事です。古屋麻里奈という画家が江戸の時代を生きたとしたら、どんな作品が生まれたのだろうと想像したくなります。古と現代を繋ぐ新しい日本画のクリエイティブがここにあります。

飛躍 

 

生きものそれぞれの個性をチャーミングに捉え、和柄と合わせる達人!

描かれた生きもののフォルムが適確なことにより、不思議な紋様をごく自然にまとって見えるのですが、それらは自然界では見ることのない、日本の伝統的和柄です。布地や紙の紋様として日本人の暮らしの中を彩ってきたものですから、本来はあり得ない組み合わせなのですが、古屋の選択眼により、まるでしつらえたかのように、それぞれにピッタリの紋様となって描かれています。生きもの自身がお洒落を楽しんでいるようで、見ている方もワクワクします。

綺羅

目次

図版

巻末

猪尾和久「我が家を彩る愛くるしい動物たち」 

鈴木強「いのちの輝き 古屋麻里奈」

作者あとがき

略歴

 

商品情報

『りん 古屋麻里奈』

対象:美術全般

発売日:2025年5月9日

定価:2,750円(税込)

著者:古屋麻里奈

発行:株式会社求龍堂

主な仕様:並製本カバー帯掛け、判型:B5変型(257×188ミリ)、頁数:80頁(図版頁:72頁、巻末:8頁)作品点数:約86点、図版点数:95点

関連イベント情報

「—画集刊行記念—古屋麻里奈日本画展 りん」

期間:2025年6月25日(水)~7月1日(火)

会場:大丸神戸店 8階 Gallery TOART

https://www.instagram.com/p/DIV0rVEykzl/

著者プロフィール

古屋麻里奈(ふるや まりな)

1988年、神奈川県生まれ。日本画家・鈴木強に師事する。2012年、世界絵画大賞展入選(東京都美術館)。個展・グループ展多数開催。

編集者より

ぱっと見てカワイイだけでなく、日本の伝統和柄をまとった生きものたちは、どこか凄みと迫力も備えているように感じます。それは「粋」ということなのかもしれません。日本人が大切にしてきた、愛しきものへの愛情と、ピリッと通った粋な精神の融合が、古屋麻里奈の作品世界には流れているように思います。可愛くて筋の一本通った仲間たちにぜひ会いにきてください。

六瓢

求龍堂について

求龍堂は1923年創業、昨年2023年、100年を迎えた美術書出版社です。社名の求龍(きゅうりゅう)はフランス語の「CURIEUX」からとったもので、「芸術的あるいは知的好奇心を求める」「常に新しきを求める」ことを意味し、名付け親は画家の梅原龍三郎です。東洋の「龍」に理想を求め、時代という雲間を縦横無尽に飛び交いながら、伝統美からアート絵本まで、常に新たな美の泉を発掘すべく出版の旅を続けています。

【会社概要】

社名:株式会社 求龍堂

本社所在地:東京都千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋新館1階

代表取締役:足立欣也

創業: 1923年

事業内容: 美術品・生活文化関連図書の出版、美術印刷物の企画製作、美術品売買

HP:https://www.kyuryudo.co.jp/ 

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会社概要

株式会社求龍堂

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URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋ビル新館1階
電話番号
03-3239-3381
代表者名
足立欣也
上場
未上場
資本金
-
設立
1950年12月