化粧品容器メーカーの石堂硝子株式会社:ルームフレグランスの容器動向を探る

人気ルームフレ グランスの容器動向を分析

化粧品容器メーカーの石堂硝子株式会社(大阪府大阪市)がルームフレグランスの香りに対する現代女性の意識に加え、
ルームフレグランス容器の新しい潮流や今後の可能性に迫っている。

 

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1. 香りは控えめにしたい!?

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欧米と比較すると、日本の女性は香りに対して消極的と言われる。フレグラ
ンスの市場がなかなか伸びないのもそのせい、とされているが、働く女性の香
りに対する現実の意識はどのようなものなのだろうか?

オフィス用品のネット通販を手がけるK社が働く女性を対象に2012年に実
施した「身だしなみ」に関する調査によれば、「女性の服装や身だしなみに
ついて、不快に思ったり、気になったこと」としてもっと多かった回答は、
「香水がきつい」(40%)だった。露出度の高い服装や派手な化粧といった回
答を押しのけて堂々の1位だ。

それだけ、「香水のつけすぎ」は職場では敬遠される行為であるということ。
どれぐらいがつけすぎかについては個人によって異なり、判断がなかなか
難しいが、香水に対する厳しい目を意識して、まったくつけないという女性も
多いことが予想される。

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2. 柔軟剤には意欲的

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その一方で、女性は衣料の柔軟剤の香りには非常にポジティブだ。
ネット行動分析サービスのV社が2014年に女性を対象に実施した「柔軟
剤・柔軟仕上げ剤・衣類用フレグランススプレーの購買行動調査」によれば、
成人女性の2人に1人は「ほぼ毎日」柔軟剤・柔軟仕上げ剤を使用して洗濯
していることが明らかになった。特に多いのは20代の女性で、4人に1人が
「時々~ほぼ毎日」利用している。

柔軟剤などを選ぶ上で重視するポイントのトップは「香りの良さ73.7%。
以下、「仕上がり(ふんわり感)」(63.3%)、「価格」(63.0%)と続く。

また、この調査では衣類用フレグランススプレーの使用者と非使用者でサイト
閲覧傾向に差があるか否かもリサーチしている。その結果、フレグランススプ
レー使用者は、通販・美容・TVメディアのサイト閲覧量が多い傾向がある
ことが判明した。

つまり、美容情報の収集に熱心な女性ほど、衣類用フレグランススプレーの利用
には前向きということ。この結果からうかがえるのは、女性心理の複雑さだ。

日本の女性は決して香りが嫌いなのではない。香水をまとうという行為に関
してはあまり積極的ではなくても、衣類に使用し、間接的に香りを楽しむこと
には積極的。提案次第ではフレグランスそのものの利用が伸びる余地は大いに
ありそうだ。
 

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3. ルームフレグランスの人気ブランド

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日本の女性が決して香りには後ろ向きではないーー。それは、エッセン
シャルオイル、リネンスプレー、アロマキャンドルなどで構成されるルーム
フレグランスの人気からも明らかだ。

ここ2、3年の間にたくさんの海外ブランドが上陸し、女性誌などで特集さ
れる機会が増え、ルームフレグランスファンの女性が急増していることをご存
じだろうか。

例えば、フランスのブランドD。1963年に生まれたこのブランドのアロマ
キャンドルはモデルや芸能人など、影響力の高い女性の間でファンが多く
アロマキャンドルの代名詞とも言われるほどの人気を誇っている。このほか、
やはりフランスから上陸したブランドL、アメリカのR、英国のA、イタリア
のMなど、現在はちょっとしたルームフレグランスブームだ。

英国生まれの自然派化粧品・石鹸のブランドLの人気も見逃せない。店頭に
漂う強烈な香りが印象的なこのブランドでは、果実やハーブなど特徴的な香り
をアレンジしたヘアケア、ボディケア、フェイスケアをラインナップしている。

いわゆるルームフレグランスに該当する製品はないものの、石鹸を部屋におい
て香りを楽しんだり、ハンドケアやフットケア製品、バスボム、バスメルツ
(入浴剤)などをふんだんに使い、生活の中で香りを楽しむという用途を考え
ると、ルームフレグランスに非常に近い製品群といえるだろう。

南フランス生まれの人気ブランドLのホームパフューム製品も多くの女性
ファンを獲得している。コスメだけでなくキャンドル、ミスト、パフューム、
サシェ(香り袋)も合わせて揃えるという女性も多いのだ。

英国生まれのコスメブランドBのルームスプレーやキャンドルも根強い人気を
得ている。心地よい香りで日々の生活に潤いを与えたいと考える女性たち。

その志向からうかがえるのは、フレグランスが欧米とは違った形で生活に溶け
込んでいる現実である。
  

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4. 容器動向をチェック

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ここで、人気のルームフレグランスの容器動向を挙げてみよう。

1) ナチュラル感、上質感を訴求した容器が多数
2) 容器のフォルムはシンプル&ベーシック
3) 容器の色は無色、白、茶色が主流
4) 容量は150ml〜200mlが主流、中には500mlの大容量も
5) 個性的なロゴやラベルでブランドを強烈にアピール
6) 「香り」の中身が伝わってくる加飾は少ない

高級ブランドにはガラスの容器を採用したものが多く、ガラスならではの透
明感、上質感を巧みに打ち出している。

興味深いのが、5)で挙げたように、特定の香りを打ち出した製品であって
も、その香りの中身が直接的に伝わってくる容器は少ないことだ。例えば、
「グレープフルーツ」や「ベルガモット」の香りのルームスプレーには、
グレープフルーツやベルガモットの色や果実、花そのものが表現された容器
は少ない。ラベルに香りを表す文字が書かれているだけの製品が多数派だ。

そのかわり、ラベルやロゴ、ボトルの形や意匠でそのブランドであることが
ひと目でわかる。まずブランドでファンをつかみ、ラインナップとして、いく
つもの香りを揃え、ファンの好みに合わせた選択肢を提供するーー。これが
人気のルームフレグランスブランドの商品戦略といえそうだ。

ルームフレグランスと香りとは不可分の関係にあるが、商品戦略上、最重要
視されているのはブランドの訴求であり、ブランド力の確立なのである。

弊社では、こうしたマーケットの容器動向を踏まえて、ブランドを強く訴
求する容器を広く扱っております。
 

 

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