【アムネスティ】死刑を巡る世界の潮流は今
~最新情勢の記者説明会~
アムネスティ・インターナショナル日本は、4月11日、アムネスティの統計報告書「2012年の死刑判決と死刑執行」の記者説明会を開催します。当日は、死刑を巡る世界の潮流、特に近年さまざまな変化がある米国の動きについて、日本と照らし合わせながら説明を行います。
現在、世界全体の7割もの国々が法律上もしくは事実上、死刑を廃止しています。こうした流れは年々強くなっており、日本はますます国際社会から孤立してきています。G8の中では日本と米国のみが死刑執行国です。しかし、今やその米国さえも死刑廃止に向かって大きく動き出しています。米国で2012年に実際行われた死刑執行は南部に集中し、死刑制度が残っているほとんどの州では死刑を執行しておりません。
この背景には、死刑を巡る市民への徹底した情報公開によって沸き起こる、米国内での死刑制度議論の活発化があります。その一方、日本では死刑全般において国民への秘密主義をとっており、一般市民に渡る情報量は非常に限られているため、感情論だけの議論に陥ってしまいがちです。そのため、世界が死刑廃止に向けて動いている中、日本は取り残されていっているのです。
説明会では、死刑廃止の世界的動向、米国での死刑制度に関する議論を中心に、日本における死刑制度の今後についてブリーフィングを行います。
◆時間: 2013年4月11日(木) 午前11時~12時
◆場所: 参議院議員会館 地下1階 B104会議室
◆主催: 公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
以上
【この件に関するお問い合わせ先】
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
TEL:03-3518-6777
担当:庄司洋加
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