システム開発は自前主義からAPI活用を中心としたローコード開発へ
BlueMeme、APIを活用した開発方法論「AgileDX」と前田建設様との取り組みを発表
株式会社BlueMeme(本社:東京都千代田区、代表取締役:松岡 真功/以下 BlueMeme)は、OutSystemsのパートナー企業として、11月18日(水)にOutSystemsジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:Arnold Consengco /以下OutSystemsジャパン社)主催のオンライン記者説明会に同席し、代表取締役 松岡より、今年10月に開発の開始を発表した新しい開発方法論「AgileDX」に関する説明を行いました。
本イベントではOutSystemsジャパン社より、ITプロフェッショナルらの開発スピードの実態と意識について調査したレポート「Speed Of Change」が発表されました。また事例講演の部では、前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前田 操治/以下 前田建設)から、情報システム総合センター センター長 廣田 憲治様にご登壇頂き、前田建設様が推進するDXについてと、OutSystems Customer Conference Tokyo 2020にて初公開されたNotesマイグレーションの事例についてご説明頂きました。
■OutSystemsジャパン社 講演「Speed Of Change 今求められるスピード」
OutSystemsジャパン社マーケティング担当の山之内氏は、「コロナウイルスのパンデミックの中、スピードが最重要である」と述べました。OutSystemsジャパン社は、全世界2,200人のITプロフェッショナルにアンケート調査を行い、アプリケーション開発において、変化への対応力に自信がありスピードを実感できている人が23%、アプリケーション開発のスピードが追いついていないと感じている人が77%という結果を発表し、これらを「リーダー」と「ラガード」と2つのグループに分けました。変化への対応力に自信のあるリーダーは顧客にフォーカスした課題を持つのに対して、スピードに自信を持っていないラガードは組織内にフォーカスした課題を挙げていることを明らかにしています。山之内氏はこの調査結果から2つのグループにはアジリティとスピードに大きな差が存在すると説明しました。
■BlueMeme 講演「アフターコロナを見据えたアジャイルDXを実現する開発方法論」
OutSystemsジャパン社が今回発表したレポートではリーダーとラガードグループの双方より、「レガシーとの連携」と「API不足」が開発スピードにおける課題の上位に挙げられました。それを踏まえ弊社代表の松岡は、2009年からローコードとアジャイルに特化した開発事業を行っている弊社の経験とナレッジを活かした新しい開発方法論「AgileDX」は、それらの課題を解消すると述べました。松岡は日本企業がアジャイル開発で遅れをとっている理由として「システムの自前主義による新技術導入の遅れと人材不足」、「外部ベンダー企業への依存による生産性や意思決定のスピードの低下」そして「CIO設置率の低さによるIT活用や経営戦略の遅れ」の3点を挙げ、CIO設置率の低さについて、「米国ではシステムの導入の際には、CIOによって『エンタープライズアーキテクチャ』と呼ばれる企業の設計書を整備する。今、国内で行われているアジャイルの多くは漠然としたシステム開発のイメージを基に、要件定義や基本設計、詳細設計をチームごとに分解してパラレルに実行しているが、大規模なシステム開発の場合、その方法ではそれぞれのパーツがかみ合わないことが多く、成立させることが非常に難しいという問題が起きている。CIOによって整備されたエンタープライズアーキテクチャに従うことで、まず要件を分解することが可能になる。全体の設計書が存在することで、要件定義をチームごとにパラレルに実行したとしても、全体の整合性がとれた成果物ができる。」と語りました。
またアプリケーションの開発の大きな変化についても言及し、「昨今、クラウド上に自由に使えるAPIが急増している。アプリケーションの作り方自体が、今までの自前主義の開発からクラウド上のAPIを組み合わせて作る形に変化しつつある。」と述べました。続けて旅行サイトや配車システムの事例を基にAPIの経済圏が非常に拡大していることに触れ、「業務アプリケーション開発においても、APIを中心とした開発スタイルに焦点を当て、これまでのパッケージ導入とスクラッチ開発に加えて、APIを組み合わせて作っていく開発方法論としてAgileDXを提供する。」と説明しました。
現在弊社はAgileDXの取り組みとして、本イベントでご講演頂いた前田建設様のAPIインテグレーション基盤によるマイクロサービス化のご支援を行っております。
■前田建設様 事例講演「前田建設工業株式会社の事例紹介」
前田建設様は1993年にLotus Notesを導入し、アプリケーションの内製開発を開始しました。その後、内製開発で培ったノウハウを活かして1997年から外販事業を開始、2011年には開発の生産性向上を目指してアジャイル開発手法も導入しています。本年度より、会社全体でも積極的にDXの推進を目指し、日本初の総合イノベーションプラットフォームであるICI総合センターを設立するなどDX推進体制を整備しています。
その一環で決定された、OutSystemsによるNotesマイグレーションプロジェクトの発足理由として、廣田様は「各部署に約70個、全体で約3,500個のデータベースが存在していた。属人化、サイロ化、技術者不足による運用の難しさが課題となり、移行に踏み切った。」と説明しました。同社は1年半から2年半という期間で、約200個のアプリと6個の汎用アプリをOutSystemsで開発、短期間でのNotesDBの集約を実現しています。廣田様はOutSystemsを選んだ理由の1つとして、クラウド環境とのAPIの連携が容易であったことを挙げ、「OutSystemsは現在も既に社内の多くのシステムと連携している。」と述べました。
また同社はマルチモデルデータベース「MarkLogic」を採用しており、OutSystemsとMarkLogicを組み合わせて活用したことで、よりスムーズなNotes移行を実現したことについても触れられました。
同社は現在も内製化を進めており、弊社とのAPIインテグレーション基盤によるマイクロサービス化をはじめ、DX推進に積極的に取り組んでいらっしゃいます。
弊社は今後とも、「AgileDX」を以てエンタープライズシステムの開発支援を行うとともに、それを支える最新のテクノロジーやアプリケーションを開発・提供し、企業の事業のスピードアップを強力に支援して参ります。
【株式会社BlueMeme(ブルーミーム)について】
社名 :株式会社BlueMeme
代表者 :代表取締役 松岡 真功
所在地 :東京都千代田区神田錦町3-20
創業 :2009年6月(設立:2006年12月20日)
資本金 :3億6,850万円(資本準備金を含む)
URL :http://www.bluememe.jp/
BlueMemeは、2012年にローコード開発基盤「OutSystems」を日本で初めて導入し、ローコード市場を第一線でけん引して参りました。今日BlueMemeは、NoSQLやローコード等のプログラマが行う工程を自動化する様々なソフトウェアとアジャイル開発手法を組み合わせることで、大規模なアジャイル開発を実現し、その知見と技術を活用したサービス「次世代エンジニアの教育」「自動化技術を活用した受託開発」「アジャイルチームの構築支援」をご提供することでビジネスアジリティの向上を可能にし、グローバルな企業競争力を促進しております。また昨今、スマートフォンの普及から始まり、AI、IoT、AR、VR、キャッシュレスなど、デジタルテクノロジーの著しい変化からデジタルトランスフォーメーション(DX)がますます注目されており、様々な変化に柔軟に対応可能なアジャイル開発のアプローチは必要不可欠となりつつあります。BlueMemeは従来のサービスに加えて、開発方法論を体系化した仕組みとアジャイルに適したアーキテクチャをご提案することで、お客様のDXを推進します。
■OutSystemsジャパン社 講演「Speed Of Change 今求められるスピード」
OutSystemsジャパン社マーケティング担当の山之内氏は、「コロナウイルスのパンデミックの中、スピードが最重要である」と述べました。OutSystemsジャパン社は、全世界2,200人のITプロフェッショナルにアンケート調査を行い、アプリケーション開発において、変化への対応力に自信がありスピードを実感できている人が23%、アプリケーション開発のスピードが追いついていないと感じている人が77%という結果を発表し、これらを「リーダー」と「ラガード」と2つのグループに分けました。変化への対応力に自信のあるリーダーは顧客にフォーカスした課題を持つのに対して、スピードに自信を持っていないラガードは組織内にフォーカスした課題を挙げていることを明らかにしています。山之内氏はこの調査結果から2つのグループにはアジリティとスピードに大きな差が存在すると説明しました。
■BlueMeme 講演「アフターコロナを見据えたアジャイルDXを実現する開発方法論」
OutSystemsジャパン社が今回発表したレポートではリーダーとラガードグループの双方より、「レガシーとの連携」と「API不足」が開発スピードにおける課題の上位に挙げられました。それを踏まえ弊社代表の松岡は、2009年からローコードとアジャイルに特化した開発事業を行っている弊社の経験とナレッジを活かした新しい開発方法論「AgileDX」は、それらの課題を解消すると述べました。松岡は日本企業がアジャイル開発で遅れをとっている理由として「システムの自前主義による新技術導入の遅れと人材不足」、「外部ベンダー企業への依存による生産性や意思決定のスピードの低下」そして「CIO設置率の低さによるIT活用や経営戦略の遅れ」の3点を挙げ、CIO設置率の低さについて、「米国ではシステムの導入の際には、CIOによって『エンタープライズアーキテクチャ』と呼ばれる企業の設計書を整備する。今、国内で行われているアジャイルの多くは漠然としたシステム開発のイメージを基に、要件定義や基本設計、詳細設計をチームごとに分解してパラレルに実行しているが、大規模なシステム開発の場合、その方法ではそれぞれのパーツがかみ合わないことが多く、成立させることが非常に難しいという問題が起きている。CIOによって整備されたエンタープライズアーキテクチャに従うことで、まず要件を分解することが可能になる。全体の設計書が存在することで、要件定義をチームごとにパラレルに実行したとしても、全体の整合性がとれた成果物ができる。」と語りました。
またアプリケーションの開発の大きな変化についても言及し、「昨今、クラウド上に自由に使えるAPIが急増している。アプリケーションの作り方自体が、今までの自前主義の開発からクラウド上のAPIを組み合わせて作る形に変化しつつある。」と述べました。続けて旅行サイトや配車システムの事例を基にAPIの経済圏が非常に拡大していることに触れ、「業務アプリケーション開発においても、APIを中心とした開発スタイルに焦点を当て、これまでのパッケージ導入とスクラッチ開発に加えて、APIを組み合わせて作っていく開発方法論としてAgileDXを提供する。」と説明しました。
現在弊社はAgileDXの取り組みとして、本イベントでご講演頂いた前田建設様のAPIインテグレーション基盤によるマイクロサービス化のご支援を行っております。
■前田建設様 事例講演「前田建設工業株式会社の事例紹介」
前田建設様は1993年にLotus Notesを導入し、アプリケーションの内製開発を開始しました。その後、内製開発で培ったノウハウを活かして1997年から外販事業を開始、2011年には開発の生産性向上を目指してアジャイル開発手法も導入しています。本年度より、会社全体でも積極的にDXの推進を目指し、日本初の総合イノベーションプラットフォームであるICI総合センターを設立するなどDX推進体制を整備しています。
その一環で決定された、OutSystemsによるNotesマイグレーションプロジェクトの発足理由として、廣田様は「各部署に約70個、全体で約3,500個のデータベースが存在していた。属人化、サイロ化、技術者不足による運用の難しさが課題となり、移行に踏み切った。」と説明しました。同社は1年半から2年半という期間で、約200個のアプリと6個の汎用アプリをOutSystemsで開発、短期間でのNotesDBの集約を実現しています。廣田様はOutSystemsを選んだ理由の1つとして、クラウド環境とのAPIの連携が容易であったことを挙げ、「OutSystemsは現在も既に社内の多くのシステムと連携している。」と述べました。
また同社はマルチモデルデータベース「MarkLogic」を採用しており、OutSystemsとMarkLogicを組み合わせて活用したことで、よりスムーズなNotes移行を実現したことについても触れられました。
同社は現在も内製化を進めており、弊社とのAPIインテグレーション基盤によるマイクロサービス化をはじめ、DX推進に積極的に取り組んでいらっしゃいます。
弊社は今後とも、「AgileDX」を以てエンタープライズシステムの開発支援を行うとともに、それを支える最新のテクノロジーやアプリケーションを開発・提供し、企業の事業のスピードアップを強力に支援して参ります。
【株式会社BlueMeme(ブルーミーム)について】
社名 :株式会社BlueMeme
代表者 :代表取締役 松岡 真功
所在地 :東京都千代田区神田錦町3-20
創業 :2009年6月(設立:2006年12月20日)
資本金 :3億6,850万円(資本準備金を含む)
URL :http://www.bluememe.jp/
BlueMemeは、2012年にローコード開発基盤「OutSystems」を日本で初めて導入し、ローコード市場を第一線でけん引して参りました。今日BlueMemeは、NoSQLやローコード等のプログラマが行う工程を自動化する様々なソフトウェアとアジャイル開発手法を組み合わせることで、大規模なアジャイル開発を実現し、その知見と技術を活用したサービス「次世代エンジニアの教育」「自動化技術を活用した受託開発」「アジャイルチームの構築支援」をご提供することでビジネスアジリティの向上を可能にし、グローバルな企業競争力を促進しております。また昨今、スマートフォンの普及から始まり、AI、IoT、AR、VR、キャッシュレスなど、デジタルテクノロジーの著しい変化からデジタルトランスフォーメーション(DX)がますます注目されており、様々な変化に柔軟に対応可能なアジャイル開発のアプローチは必要不可欠となりつつあります。BlueMemeは従来のサービスに加えて、開発方法論を体系化した仕組みとアジャイルに適したアーキテクチャをご提案することで、お客様のDXを推進します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。