「追い風に乗るチーズ、ヨーロッパ産チーズへ寄せられる期待大!」
消費量や輸入量のデータからも顕著に。
カマンベールからの追い風、2020年はフランス産チーズのさらなる需要拡大へ!
【プレスリリース】
マスコミ関係者各位
2020年10月19日
EU連合・CNIEL (フランス全国酪農経済センター) 共同キャンペーン
そんな中、2020年3月からは新型コロナウィルスの感染拡大に伴う巣ごもり特需もあり、家庭用チーズの需要はますます高まっています。農林水産省が発表した最新の「チーズの需給表」などのデータによれば、消費量も輸入量も増加傾向にあり、ともに総量では過去最高を更新。世界中が厳しい経済状況に直面している中、熱い視線が集まるヨーロッパ産のチーズの最新状況をお伝えします。
■日本でのナチュラルチーズ消費量3.5%増、家庭消費がポイントに
今年7月17日、農林水産省は最新の「チーズの需給表」を公表。2019年のチーズ総消費量は35.8万トンで前年比101.5%となり、過去最高を更新。中でも、ナチュラルチーズの消費量は21.7万トンで前年比103.5%と躍進しています。10年前(2009年度)の14万トンと比べると1.5倍以上となっており、長いスパンで見ても、消費拡大の傾向が続いています。
また、農林水産省が発表している「食料需給表」によると、チーズの国民1人当たり年間消費量の推移を見ると、2019年度は推定値で2.84kg。2009年の1.97kgと比べると、やはりこちらも10年で1.5倍近く増加していることがわかります。
そんな中、今年は新型コロナウィルスが世界的に蔓延。感染拡大の影響、特に日本では4月の緊急事態宣言を受けて、飲食店や小売店などは営業時間短縮や臨時休業に追い込まれ、業務用チーズは大苦戦を強いられていましたが、学校の休校や企業のリモートワークへのシフトによる“巣ごもり消費”が拡大したことで、家庭用チーズの需要は反対に高まっています。
「2人以上世帯の1世帯当たりのチーズの消費支出額(「GD Freak」調べ:総務省「家計調査」を元に作成)」によると、2020年7月のチーズの家計消費支出は、前年同月比13.5%増の556円。直近12ヶ月の平均では10.4%増。2010年1月以降、一貫して増加傾向を辿っています。給食や外食からの代替、さらに家で過ごす時間が増えたことで「ゆっくりとおいしい食を楽しみたい」といった志向も加わり、調理用のチーズはもちろん、健康イメージのあるチーズが「家飲み」のおつまみとして、今後も選ばれていく要素は高いと見ています。
■チーズ輸入量も、5年連続で過去最高を更新
財務省の「貿易統計」のデータで輸入対象となる主要国別のナチュラルチーズ輸入量の推移によりますと、
輸入量合計では、5年連続で過去最高を更新。2019年は、前年比で量にして約1.74万トンも増え、一気に29万トン台に。フランスについては、ここ5年で輸入量が1.5倍に成長しています。
供給面については、先に示した「チーズの需給表」によると、国産ナチュラルチーズ生産量の直接消費用(プロセスチーズ原料用以外)は前年比101.9%、輸入ナチュラルチーズの直接消費用は103.8%と、こちらも増加傾向にあります。フランス産チーズは中でも直接消費されることが多いといえます。
新型コロナウィルスの影響で、一時期はヨーロッパからの流通も滞っていましたが、徐々に回復。チーズの消費が堅調で、全体的に需要の底上げが図られているため、それに伴って2020年のナチュラルチーズの輸入にも大きな期待がかかっています。
■カマンベールからの追い風、フランス産チーズのさらなる需要拡大へ
「家でも美味しく食べ、楽しく健康に過ごしたい」という消費者のマインドは、今年のコロナ禍の影響の中でさらに強まっています。2019年秋口から、需要がさらに伸びたカマンベールを筆頭に、同じ白カビタイプのブリーや青カビタイプのチーズも好調。EUの通関統計によると、2019年1〜12月の日本向けカマンベール輸出量は13%増の1,827トン、量にして200トンほど増加。この数量のすべてが家庭用ではないものの、「家飲み」のおつまみとしても、フランス産のチーズのさらなる需要拡大が期待されます。
EPAの発効で即時関税撤廃となったヨーロッパのワインとの組み合わせで、店頭で積極的にチーズの販促を仕掛ける流れもあります。フランスは、言わずと知れた「ワイン大国」であり、カマンベールやブリーをはじめとした多種多様なチーズに溢れた国。フランス産のチーズには特に今、追い風が吹いています。
■チーズ好きは中目黒に集合! 11月「アート×チーズ」のペアリングが楽しい12日間
フレンチチーズウォークin 中目黒X企業コラボアート東京プロジェクトを開催。
EU連合とフランス全国酪農経済センター(CNIEL)は「チーズの故郷、ヨーロッパどこでも、いつでも、食べ方いろいろ」をメッセージに、2020年~2022年までの3年間、日本でコミュニケーションキャンペーンを展開しています。1年目の2020年はAnyhow「#食べ方いろいろチーズ」を推進しています。現在はSNS上で、フードインフルエンサーが制作するフランス産チーズの「食べ方いろいろ」レシピを絶賛公開中です。
11月12日からは中目黒にて、フランス産チーズの美味しい食べ方に、様々な角度からアプローチする、「アート×チーズ」の新しいペアリングをテーマとした新感覚の体験型イベントを、下記の要領で開催します。
【フレンチチーズウォーク in 中目黒×企業コラボ東京プロジェクト】
日時:2019年11月12日(木)〜23日(月祝)
場所:中目黒駅周辺の協力店舗ならびに、MDP GALLERY、SPACE M
内容:上記期間中、中目黒の川沿い商店街を中心に開催される消費者向けフランス産チーズのPRXチーズアートを楽しむ体験型イベント
最新情報は、CNIELの公式SNSアカウントで随時発表!
【キャンペーン公式SNSアカウント】
http://instagram.com/homeofcheese_jp
https://www.facebook.com/homeofcheeseJP/
【CNIELについて】
CNIEL (フランス全国酪農経済センター) は、フランス国内の酪農家、および乳業メーカーが加盟する非営利団体であり、国内外で以下の活動を行っています。
マスコミ関係者各位
2020年10月19日
EU連合・CNIEL (フランス全国酪農経済センター) 共同キャンペーン
2019年2月に発効された日欧EPAによる関税の段階的な引き下げで、今後更に手ごろな価格で購入できるようになっていくという流れもあり、現在、ヨーロッパ産のチーズに注目が集まっています。
そんな中、2020年3月からは新型コロナウィルスの感染拡大に伴う巣ごもり特需もあり、家庭用チーズの需要はますます高まっています。農林水産省が発表した最新の「チーズの需給表」などのデータによれば、消費量も輸入量も増加傾向にあり、ともに総量では過去最高を更新。世界中が厳しい経済状況に直面している中、熱い視線が集まるヨーロッパ産のチーズの最新状況をお伝えします。
■日本でのナチュラルチーズ消費量3.5%増、家庭消費がポイントに
今年7月17日、農林水産省は最新の「チーズの需給表」を公表。2019年のチーズ総消費量は35.8万トンで前年比101.5%となり、過去最高を更新。中でも、ナチュラルチーズの消費量は21.7万トンで前年比103.5%と躍進しています。10年前(2009年度)の14万トンと比べると1.5倍以上となっており、長いスパンで見ても、消費拡大の傾向が続いています。
また、農林水産省が発表している「食料需給表」によると、チーズの国民1人当たり年間消費量の推移を見ると、2019年度は推定値で2.84kg。2009年の1.97kgと比べると、やはりこちらも10年で1.5倍近く増加していることがわかります。
そんな中、今年は新型コロナウィルスが世界的に蔓延。感染拡大の影響、特に日本では4月の緊急事態宣言を受けて、飲食店や小売店などは営業時間短縮や臨時休業に追い込まれ、業務用チーズは大苦戦を強いられていましたが、学校の休校や企業のリモートワークへのシフトによる“巣ごもり消費”が拡大したことで、家庭用チーズの需要は反対に高まっています。
「2人以上世帯の1世帯当たりのチーズの消費支出額(「GD Freak」調べ:総務省「家計調査」を元に作成)」によると、2020年7月のチーズの家計消費支出は、前年同月比13.5%増の556円。直近12ヶ月の平均では10.4%増。2010年1月以降、一貫して増加傾向を辿っています。給食や外食からの代替、さらに家で過ごす時間が増えたことで「ゆっくりとおいしい食を楽しみたい」といった志向も加わり、調理用のチーズはもちろん、健康イメージのあるチーズが「家飲み」のおつまみとして、今後も選ばれていく要素は高いと見ています。
■チーズ輸入量も、5年連続で過去最高を更新
財務省の「貿易統計」のデータで輸入対象となる主要国別のナチュラルチーズ輸入量の推移によりますと、
輸入量合計では、5年連続で過去最高を更新。2019年は、前年比で量にして約1.74万トンも増え、一気に29万トン台に。フランスについては、ここ5年で輸入量が1.5倍に成長しています。
供給面については、先に示した「チーズの需給表」によると、国産ナチュラルチーズ生産量の直接消費用(プロセスチーズ原料用以外)は前年比101.9%、輸入ナチュラルチーズの直接消費用は103.8%と、こちらも増加傾向にあります。フランス産チーズは中でも直接消費されることが多いといえます。
新型コロナウィルスの影響で、一時期はヨーロッパからの流通も滞っていましたが、徐々に回復。チーズの消費が堅調で、全体的に需要の底上げが図られているため、それに伴って2020年のナチュラルチーズの輸入にも大きな期待がかかっています。
■カマンベールからの追い風、フランス産チーズのさらなる需要拡大へ
「家でも美味しく食べ、楽しく健康に過ごしたい」という消費者のマインドは、今年のコロナ禍の影響の中でさらに強まっています。2019年秋口から、需要がさらに伸びたカマンベールを筆頭に、同じ白カビタイプのブリーや青カビタイプのチーズも好調。EUの通関統計によると、2019年1〜12月の日本向けカマンベール輸出量は13%増の1,827トン、量にして200トンほど増加。この数量のすべてが家庭用ではないものの、「家飲み」のおつまみとしても、フランス産のチーズのさらなる需要拡大が期待されます。
EPAの発効で即時関税撤廃となったヨーロッパのワインとの組み合わせで、店頭で積極的にチーズの販促を仕掛ける流れもあります。フランスは、言わずと知れた「ワイン大国」であり、カマンベールやブリーをはじめとした多種多様なチーズに溢れた国。フランス産のチーズには特に今、追い風が吹いています。
■チーズ好きは中目黒に集合! 11月「アート×チーズ」のペアリングが楽しい12日間
フレンチチーズウォークin 中目黒X企業コラボアート東京プロジェクトを開催。
EU連合とフランス全国酪農経済センター(CNIEL)は「チーズの故郷、ヨーロッパどこでも、いつでも、食べ方いろいろ」をメッセージに、2020年~2022年までの3年間、日本でコミュニケーションキャンペーンを展開しています。1年目の2020年はAnyhow「#食べ方いろいろチーズ」を推進しています。現在はSNS上で、フードインフルエンサーが制作するフランス産チーズの「食べ方いろいろ」レシピを絶賛公開中です。
11月12日からは中目黒にて、フランス産チーズの美味しい食べ方に、様々な角度からアプローチする、「アート×チーズ」の新しいペアリングをテーマとした新感覚の体験型イベントを、下記の要領で開催します。
【フレンチチーズウォーク in 中目黒×企業コラボ東京プロジェクト】
日時:2019年11月12日(木)〜23日(月祝)
場所:中目黒駅周辺の協力店舗ならびに、MDP GALLERY、SPACE M
内容:上記期間中、中目黒の川沿い商店街を中心に開催される消費者向けフランス産チーズのPRXチーズアートを楽しむ体験型イベント
最新情報は、CNIELの公式SNSアカウントで随時発表!
【キャンペーン公式SNSアカウント】
http://instagram.com/homeofcheese_jp
https://www.facebook.com/homeofcheeseJP/
【CNIELについて】
CNIEL (フランス全国酪農経済センター) は、フランス国内の酪農家、および乳業メーカーが加盟する非営利団体であり、国内外で以下の活動を行っています。
- 酪農業界の経済動向、および乳製品が健康に与える影響に関するリサーチ
- チーズを中心としたフランス乳業製品の良質なイメージの促進と消費拡大のための広報活動
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