ホロラボは、NTTドコモと森ビルがヴィーナスフォートで実施するARクラウド実証実験において、ARクラウド用オーサリングツール開発支援とコンテンツ企画制作を担当します。
ARクラウドとデジタルツインで実現する「新たな街のサービス」を目指します
- ドコモARクラウドプラットフォームと、都市・ライフスタイルの未来を模索する森ビルによる未来の街づくり
ホロラボは昨年2020年1月に開催されたDOCOMO Open House 2020において、ドコモが開発を進めるARクラウドプラットフォームのコンテンツ開発支援を担当し大きな反響を得ました。
参考: ホロラボはDOCOMO Open House 2020における「ARクラウド」をテーマにした展示の技術サポートを担当
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000023638.html
その後もホロラボでは同プラットフォーム開発支援を続け、2021年2月開催のDOCOMO Open House 2021においてオーサリングツールとそれを使ったデモコンテンツがドコモより発表されています。
一方で、都市づくりを通じて都市とライフスタイルの未来を模索する森ビルは、ARや5Gを活用して、より便利で豊かな都市生活を実現したいと考えていました。
3社による企画協議の結果として、ドコモARクラウドプラットフォームを活用し、森ビルが 管理・運営する東京・お台場「ヴィーナスフォート」を舞台とした実証実験を企画することとなり、ホロラボがそのコンテンツの企画制作と技術開発の支援を担当することとなりました。
- 実証実験のポイント
本実証は、ドコモのARクラウド技術と、森ビルが管理・運営する「ヴィーナスフォート」内の多種多様な商業店舗の参画により、 リアル空間とデジタル情報を融合した次世代型のショッピング体験の実現を目指します。
本取り組みのポイントは下記の3点です。
1) ARクラウドによる広域位置合わせとマルチプラットフォーム・マルチデバイス間共有
ドコモのARクラウド技術により、ヴィーナスフォート内の、一部とはいえ広大なエリアにおいて数cm単位での位置合わせ精度でのマーカレスAR体験を実現します。
また、Magic Leap 1やiPadなどマルチプラットフォーム・マルチデバイスにも対応し、異なるコンピューティング環境を持つユーザーでもARにより拡張されたショッピング体験を共有、共体験の実現を目指します。
2) オーサリングツールによる柔軟性と多層的ARコンテンツ空間構築
コンテンツをアプリ組み込みではなくオーサリングツールにより設定可能とすることで、柔軟に現地環境に応じた変更・調整を実施することが可能となります。
また、現実世界に位置合わせしつつも多層的なAR空間レイヤーを設定可能で、ヴィーナスフォートを訪れるユーザー属性に応じてパーソナライズされた情報・広告・コンテンツの提供が可能となります。
3) ヴィーナスフォートのコンセプトを拡張~AugmentするARサービスとコンテンツ企画
1999年8月にオープンしたヴィーナスフォートは「エンターテイメント型ショッピングモール」をテーマに、「ショッピングのための異空間」としてデザインされました。今回のコンテンツ企画では、この日常を忘れさせる異空間として特に物理的に作りこまれた2Fの噴水広場~教会広場に着目しました。
2・3Fは中世ヨーロッパの街並を模し、2層吹き抜けの天井には「もう一つの空」が演出されたヴィーナスフォートです。~ヴィーナスフォートウェブサイト「フロアマップ」より
20年を超える歳月を経てもな魅力的な現地空間を今回AR技術により拡張し、来場者の皆さんに新しいエンターテイメントとショッピング体験を提供することに挑戦します。
以下3つの機能をドコモARクラウドプラットフォームと、森ビルおよびヴィーナスフォート内商業店舗の協力により実現します。
- 本実証における3つの機能
① パーソナライズされた広告とクーポン配信機能
ユーザーの趣向により異なるAR広告コンテンツレイヤーが表示されます。また、現実のヴィーナスフォート内商業施設で利用可能なクーポンと連携することで、ユーザーのコンテンツ視聴インセンティブを刺激し、施設回遊性や購買意欲の向上につなげます。
② ナビゲーション機能
広大な施設内ロケーション案内や隣接する魅力的なPoI情報、近隣の公共交通機関のダイヤなど来場者にとっての有益な情報をARにより提供し、直観的にナビゲートします。
③ ARマルチプレイ探索型ゲーム機能
物理的な異空間としてデザインされたヴィーナスフォートが、まさにファンタジーRPGの舞台へと拡張されます。
ユーザーはMagic Leap 1やiPadなど思い思いのデバイスを手に、広大な館内を探索し、謎を解き、ヴィーナスフォートの平和を守るクエストに挑戦します。
新型コロナの影響で商業施設や大型物件の在り方が大きく変わろうとしている状況下において、AR技術による既存物件の価値向上施策を本実証実験から測定し、安心安全かつワクワクする体験を生み出したいと考えています。
今回の実証実験により得られた成果を活かし、NTTドコモ様、森ビル様と共に、一般の皆さまにご体験頂ける日を楽しみに開発を進めて行きたいと思います。
- 実証実験の概要
実施期間 2021年3月12日(金) ~ 2021年3月14日(日)
実施場所 東京・お台場 ヴィーナスフォート 2Fフロア(Venus GRAND)内 噴水広場 ~ 教会広場
※同実証実験は関係者のみでの実施です。当日ご来場を頂きましてもご体験頂けませんのであらかじめご了承ください。
- ホロラボについて
ホロラボはMicrosoft HoloLensに代表されるMixed RealityやAR/VRなど最新技術をいち早く使いこなし、より多くの人たちが体験出来るよう、調査研究、システム・アプリケーション開発、啓発活動を行っています。
BIM/CADの3D可視化サービス「mixpace」、現場熟練工の技術伝承ツール「TechniCapture」、MR遠隔支援「HoloRemote」などパッケージサービスも提供しています。
正式名:株式会社ホロラボ
英語名:HoloLab Inc.
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田2-25-1
資本金: 93,940,000円
代表者:中村薫 (代表取締役CEO)
設立日:2017年1月18日
ウェブ:https://hololab.co.jp/
*本資料に掲載している会社名、各製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。
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