HACARUS(ハカルス)、京都大学ウイルス・再生医科学研究所と、がん細胞の代謝の仕組み解明を目指す共同研究を開始
株式会社HACARUS(ハカルス)と京都大学ウイルス・再生医科学研究所は、がん進行を制御する分子機構に関する共同研究を開始いたします。
- ハカルス × 京都大学ウイルス・再生医科学研究所 伊藤貴浩教授 共同研究に関して
がん幹細胞の特徴
(1)化学療法や放射線療法に抵抗性を示す
(2)がんの再発を起こす能力がある
(3)他の臓器に転移することができる
伊藤教授の研究から、がん幹細胞が分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれるアミノ酸類を特に多く必要とすることが明らかになっています。このBCAA代謝経路を遮断することができれば、がん幹細胞は体内で自らを維持することが出来なくなり、がんの活動を停止させることができると期待されます。
今回の共同研究では、FRET (Förster Resonance Energy Transfer) という分子間のエネルギー移動を可視化する手法と、ハカルスの画像解析技術を活用し、がん幹細胞のBCAA代謝の仕組みの解明を試みます。
- ハカルスのAI技術に関して
- 【京都大学ウイルス・再生医科学研究所 伊藤貴浩教授コメント】
- 【株式会社HACARUS 代表取締役CEO 藤原健真 コメント】
- 教授プロフィール
・氏名:伊藤 貴浩(京都大学ウイルス・再生医科学研究所 教授)
・経歴:
1992年 東京大学理科 II 類・薬学部
1996年 東京大学薬学系研究科
日本学術振興会特別研究員
2000年 東京大学薬学系研究科助教
2007年 Duke University Medical Center 博士研究員
2010年 University of California San Diego 博士研究員
California Institute of Regenerative Medicine リサーチフェロー
2013年 University of Georgia, Department of Biochemistry & Molecular Biology 助教授
2019年 University of Georgia, Department of Biochemistry & Molecular Biology 准教授
2019年 京都大学ウイルス・再生医科学研究所 教授
至現在
・研究課題:幹細胞・がんの細胞運命を制御する分子機構の理解と創薬への応用に関する研究
1. RNA 結合タンパクによる組織幹細胞・がんの機能制御機構
2. 代謝変動による細胞運命の制御
3. 先天性代謝異常症の分子病理の理解
- 株式会社HACARUS
〈会社概要〉
本社: 京都府京都市中京区橋弁慶町227 第12長谷ビル5階A室
東京R&Dセンター:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ビジネスタワー15階
設立: 2014年1月14日
代表取締役:藤原 健真
資本金: 1億円(累計資金調達額:13億円)
URL: https://hacarus.com/ja/
- 京都大学ウイルス・再生医科学研究所
- ハカルスの医療領域向けサービス
詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
株式会社HACARUS公式サイト(医療関係者向け): https://hacarus.com/ja/medical/
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