自然と融合した空間デザインはどのように生み出されるのか/『GREEN is vol.2 ―自然を感じる空間デザイン―』が発売
昨年4月に発売し、すぐに重版出来となった人気の増刊号『GRRN is』の第二弾が完成。今回の取材で感じたのは、より本質的な自然を感じさせる空間デザインが求められているということ。そこで、自然の原風景を大切に、空間デザインと融合させた場とそれらを生み出す人々を取り上げたました。巻頭では、フードフロア「GYRE.FOOD」の設計を手掛けた田根剛氏(Aelier Tsuyoshi Tane Architects)にインタビュー。巻末では、SDGsやESGといった「知っておきたい10のグリーンキーワード」や、誌面に登場した人々を紹介する「グリーンデザイナーインデックス」を掲載しています。
INTERVIEW 田根 剛「強い自然と共存する建築」
田根剛さんに、フードフロア「GYRE.FOOD」の設計でさまざまな熱帯植物を採り入れた経緯や、植栽を手掛けた齊藤太一さんとのやりとり、グリーンデザインに対する考え方を伺いました。
SPECIAL FEATURE
DESTINATION PLACE 風土と共にあるグリーン
山梨・塩山のブドウ畑に囲まれた傾斜地に建つワイナリー「98WINEs」は、ワイン醸造家の平山繁之さんが地元を拠点に活躍する建築家や造園家を起用して生まれた。自然豊かな景観に溶け込みながらも個性的なロックガーデンは、訪れた人々に新鮮な驚きを与える。
CHAPTER2 BOTANICAL SHOP
東京・世田谷の閑静な住宅地の一角でにオープンした「Qusamura Tokyo(叢 東京)」。生活感が漂う周辺環境とは対象的に、独特な緊張感を感じさせる空間が広がる。訪れた人々が、意識や感度を高めた状態で一つひとつの植物と向き合うことを意図した。
CHAPTER4 HOTEL
「SOWAKA」は、本館と新館、離れで構成されるスモールラグジュアリーホテル。本館の造園は、伝統を踏襲しつつも固くなりすぎないような仕上がりとなっている。新館の造園は、水平垂直方向に奥行きが生まれるような仕上がりとした。
CHAPTER5 OFFICE
「parkERs」のオフィスには、室内でありながら植物や水が随所に配され、公園を感じさせる要素が散りばめられた空間が広がる。今号では、カフェやレストラン、大型商業施設のグリーンデザインも掲載しており、植栽を記した平面図や詳細図なども充実。
INSTALLATION & PRODUCT
目黒・八雲の「TSUBAKIアトリエ」にて開催された展示。1階の照明を落とした室内の中央には、都会の暮らしの中で自然本来の姿を感じてほしいと、屋内ビオトープ「OYAMA」が設えられた。モルタルとスチールで構成された空間に、植物や生き物の気配が濃く漂う。
【書誌情報】
商店建築2020年6月号増刊
【関連書籍】
2019年4月発売
「月刊 商店建築」について
1956(昭和31)年に創刊された、商業空間のデザイン専門雑誌です。毎月28日に発刊されています。
誌面はオールカラーで、店舗インテリアの写真を中心に、店づくりの専門家向けに建築図面や建材データも掲載しています。主な読者層は、日本全国の店舗オーナー、経営者、不動産ディベロッパー、商業施設開発者、飲食店プランナー、建築家、インテリアデザイナーなどの方々です。
https://www.shotenkenchiku.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 商店建築社 販売部 担当:山脇
電話:03-3363-5770 FAX:03-3363-5792
info@shotenkenchiku.com
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