“三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー” コロナの影響で存続危機の歴史的建造物を守るためのクラウドファンディング開始!

美術家・建築家 荒川修作+マドリン・ギンズによる世界初の死なないための住宅

株式会社MotionGallery

・元住居者・スマートニュース創業者・CEO ・鈴木 健らが応援
・見学会ご招待、テレワークプラン、ショートステイプログラムなどをリターンにご用意

 国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MotionGallery(本社:東京都 港区/代表取締役:大高健志)は、荒川修作+マドリン・ギンズによる世界初の死なないための住宅「三鷹天 命反転住宅」を歴史的建造物として次世代に繋げるためのクラウドファンディングを本日9月13日(月)より開始します(12月10日23:59まで)。
URL:https://motion-gallery.net/projects/savetherdloftsmitaka/
  • 三鷹天命反転住宅の天命を反転させたい!初のクラウドファンディングを実施
 東京都三鷹市にある三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラーは美術家・建築家の荒川修作とマ
ドリン・ギンズが設計した全9戸からなる世界で初めての集合住宅
です。2005年の竣工以来、荒川修作+マド リン・ギンズ東京事務所が管理運営を担い、一部を賃貸住宅として、一部を教育・文化プログラムを世界へ発信するスペースとして活動してきました。

三鷹天命反転住宅 外観(撮影:加藤健 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)三鷹天命反転住宅 外観(撮影:加藤健 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)

 2020年、天命反転住宅は竣工15周年を迎え、大掛かりな修繕計画を進める予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で、全イベントの中止、さらに定期的に開催して来た見学会 や短期滞在プログラム(ショートステイ)の利用者の激減など、2021年になった今日も計画の見直しさえままならず、経済的にも苦しい状況が続いています。このままでは天命反転住宅を体験していただく機会を失い続 けると同時に、修繕が必要な箇所のダメージだけが拡がってゆくという、建物にとっての危機が増してゆくばかりです。そこで、今回、天命反転住宅の天命を反転させるべく、初の試みとしてクラウドファウンディングを実施することになりました。

 

 

三鷹天命反転住宅 内観(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 © 2005 Estate of Madeline Gins.  Reproduced with permission of the Estate of Madeline 三鷹天命反転住宅 内観(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 © 2005 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline

 
  • 三鷹天命反転住宅 元住人より応援メッセージ:鈴木 健(スマートニュース創業者・CEO)
建築とは生命にとって最良の環境であり、故に生命そのものの一部なのです。つまり、建築の修繕費のフリして、天命反転住宅の代謝システムの一部として、あなたの経済活動が取り込まれるそんなクラウドファンディングにようこそ。天命反転住宅には素晴らしい使用法が添付されています。このプロジェクトをサポートすれ ば、荒川さんはあなたの目をぐっと見つめてこう叫ぶことでしょう。「あなたはもう建築の一部なのだから、 新しい使用法をどんどんと生み出して構わない!
 
  • 設計者・荒川修作+マドリン・ギンズ 芸術から建築へ
 荒川修作(1936-2010)とマドリン・ギンズ(1941-2014)は1962年にニューヨークで出会って以来、協働でさまざまな表現活動を行ってきました。特に荒川 は現代美術の父と言われるマルセル・デュシャンの知遇を得て、1970年代以 降国際的に活躍を続けます。そのテーマは一貫して生命とは?そして身体が 中心となる世界をどうしたら創れるだろうか、ということでした。二人が芸術から建築へと表現活動を移行してからは、奈義町現代美術館の「太陽」の 部屋(1994年、岡山県奈義町)、養老天命反転地(1995年、岐阜県 養老町)な ど、私たちのカラダが中心となる建築作品を発表しては美術・建築のみならず社会的な反響を呼び続けてきました。アニメ監督の宮崎駿さんと荒川との対談で、「養老天命反転地のような遊園地をつくりたい」と宮崎さんにラヴ・ コールをもらった荒川は「遊園地なんて絶望を作るだけだ...(中略)...オレはちゃんと生きられる街を作るんだ」(宮崎駿, 養老孟司 対談『虫眼とアニ眼』徳間書店、2002年)と言って宮崎さんを驚かせますが、その念願 の「家」として2005年に完成させたのがこの三鷹天命反転住宅です。

荒川修作+マドリン・ギンズ (撮影:山本真人 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)荒川修作+マドリン・ギンズ (撮影:山本真人 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)

 
  • 三鷹天命反転住宅 芸術作品に住む、ということ

建築現場での荒川修作 2005年(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)建築現場での荒川修作 2005年(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)

 荒川修作といえば芸術家として知る人も多く、竣工後によく「これは建築か芸術か」という議論もありました。 荒川はあくまでも住宅であることにこだわり、その建築プロジェクトには日本で最高のチームが必要だ、と自ら 大手設計事務所やゼネコンの代表者を訪ね、天命反転建築がいずれ日本を変える!日本が変われば 世界が変わる!と訴え続けました。その結果、実施設計は安井建築設計事務所、施工は竹中工務店という天命反転・ドリームチームが結成されます。

建築途中の三鷹天命反転住宅2005年(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)建築途中の三鷹天命反転住宅2005年(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)

 ちなみに住民のモデルとなったのはヘレン・ケラー。ヘレン・ケラーならどんな空間に住みたいかー私達ひとり ひとりが持つ身体はひとつとして同じものはありません。老若男女、どんな身体であっても必ずその人ならでは の使い方が見つかる、そんな住宅を目指しました。カラフルで床が凸凹していて球体の部屋がある、、、その一 つ一つの要素に荒川とギンズの長年に渡る研究結果が込められています。 竣工翌年(2006年)には三鷹市の第三セクター企業・(株)まちづくり三鷹の協力を得て入居者の募集を行ない、最初の居住者が決まってからは今日まで賃貸住宅として使用している5戸は常にご入居者が「住宅」としてお使いになられています。

 

 
  • 更に多くの方に使ってもらうために...見学会、ショートステイ他、体験できる機会を増やす
 わずか9戸からなる天命反転住宅ゆえ、住むことは叶わなくても見学したい、あるいは何かの機会に体験したい、というお声は竣工以来多く寄せられていました。 住民のみなさまのご了解を得て、2006年、まだご入居が決まっていなかった2部屋を使って体験できるイベントを開催してみよう、ということになりました。2007年に目黒区美術館と協働で開催した一連のワークショップを皮切りに、中学、高校、大学の課外授業/ワークショップの場として、企業の研修会、会議室の場として、あるいは写真や動画の撮影場所として、さらにはお子様のお誕生会や同窓会、結婚パーティーの会場など、多様な用途で活用されてきました。 また、より多くの 方々に住宅を体験いただくために2008年より定期的な建築見学会、2009年より短期滞在が可能なショートステイプログラムがスター ト、この2つは今でも続く人気プログラムであり老若男女問わず多くの方々にご利用いただいています。
 
  • 反響:国内外からの訪問者・さまざまな教育・文化活動
 なかでも一番多いのは国内外問わず教育機関からの団体見学者です。芸術大学はもちろんのこと、建築、教育、 保育、リハビリテーションに携わる学部や大学院 生など、大勢の若い方々に訪れていただいています。ヘレン・ ケラーがモデル、ということで理学療法士・作業療法士の団体の見学やハンディキャップのある方々の見学も積 極的に行ってまいりました。同時に国内外でのメディアにも継続して取り上げていただいています。

海外からの建物を見学に来た皆様(提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 © 2005 Estate of Madeline Gins.  Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins海外からの建物を見学に来た皆様(提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 © 2005 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins

 
  • 成長:使う人が主人公になる住宅・お住まいの方々と共に成長を見守る住宅
最初はアラカワ+ギンズの住宅、ということでアート作品としてのアプローチや一見奇 抜なヴィジュアルが話題に上がることが多かった三鷹天命反転住宅ですが、ご入居者の皆さまの活動にと共に建物としての世界も更に拡がってゆきました。2010年、最初の 住人のお一人でもあり映画監督の山岡信貴さんが制作された住宅のドキュメンタリー映 画『死なない子供、荒川修作』が劇場公開され、2012年には元住人の鈴木健さんが今 や世界的なダウンロード数を誇るニュースアプリ「スマートニュース」を立ち上げられ、 翌年ご著書『なめらかな社会とその敵』で荒川修作と天命反転住宅に言及されたことで 新たな層にその存在を知っていただくことになりました。2015年にはやはり元住人で独立研究者・森田真生さんのご著書『数学する身体』が出 版され、その年の小林秀雄賞受賞に。森田さんご自身が同書籍タイトルは荒川+ギンズ の『建築する身体』(春秋社, 2005年)から着想を得られたと公言されたり、天命反転住宅お住まい歴最長期間の建築家・辻真吾さんが台湾で共同設計されたリゾートホテルが 台湾の建築賞を受賞されたり。お住いの方々のご活躍に呼応してまるで成長を続けるかのような三鷹天命反転住宅には他の建物では経験することのできない、生命の力、のような特別なものを感じます。
 
  • 新型コロナウィルスの影響
 これまで順調に歩んできた三鷹天命反転住宅ですが、2020年より猛威を奮う新型コロナウィルス感染症拡大の
影響で、状況は一変
してしまいました。緊急事態宣言や まん延防止対策による相次ぐイベントの中止、計画変更、 海外からのお客様の来日の見合わせが当面続くことなど 様々な要因が重なり、短期滞在のご利用は2019年度に比 べて67%に減少、継続的に行ってきた見学会も半減以下となってしまいました。2021年に入っても緊急事態宣言 が発令され、コロナ禍前の収入への回復は難しく、お客様からの利用料が大きな頼みであった建物の修繕もこの
ままでは行うことができません
。三鷹天命反転住宅を生活の場として、世界初の「死なないための住宅」として、 そして荒川修作とマドリン・ギンズという類まれなる芸術家の作品として、未来に継承する活動を続けていきた い。それは荒川とギンズが唱えた”Museum of Living Bodies”(あなたの身体と生活が作品となる美術館=天命反 転の街)の第一号として、世界により多くの”Museum of Living Bodies”を建設する活動の礎とも言えるでしょ う。コロナ禍により、たてものの修繕を行うことができなくなり、建物に甚大なダメージを及ぼすことになれば、 活動も存続できず、建物を後世に残すことはもちろん、第二の、第三の天命反転住宅の建設プランを進めることができません。

 
  • 皆様から募集するお金について
 目標とする1,000万円は、建物の安全面から今すぐ取り掛かるべき補修工事に必要な金額の1/2の金額です。自己 資金1,000万円と併せ、まずは劣化が激しい建物共用部分(廊下・階段・梁・手摺等)の耐火塗料・防水工事を 行います。(工事金額1,800万円 ※クラウドファンディング手数料等差し引いた額と同等) 皆様からの支援金額が1,000万円を上回った場合にはストレッチゴールを新たに設け、3棟に分かれた住居棟全 体の補修ーコンクリート部分のクラック/表面補修、塗装塗り替え・全ての外壁・開口部サッシュのシーリング打ち替え等を、集まった金額に応じて追加工事を行います。最終的には建物全体の補修工事完了を目指します。(全体補修工事総額5,500万円 ※2020年7月、建設工事担当の竹中工務店見積による)
 
  • クラウドファンディング概要

プロジェクト名:三鷹天命反転住宅の天命を反転させたい!歴史的建造物として残すためにお力をお貸しください!!

期間:12月10日23:59まで
目標金額:10,000,000円
リターン:3,000円〜1,000,000円
 思いっきり応援コース:3,000円)
 たてもの見学会ご招待券(大人1名):5,000円)
 たてもの見学会ご招待券(大人2名):10,000円)
 三鷹天命反転住宅のドキュメンタリー映画「死なない子供、荒川修作」DVD:10,000円
 テレワークプランご招待券:30,000円)
 たてもの見学会ご招待券(大人10名、子供5名):50,000円)
 プライベート見学会(10名様まで):100,000円
 ショートステイご招待券(2名様/3泊4日まで):100,000円
 ショートステイご招待券(4名様/3泊4日まで):150,000円
 ショートステイご招待券(4名様/1週間・7泊8日まで):300,000円
 ショートステイご招待券(4名様/2週間・14泊15日まで):500,000円
 ショートステイご招待券(4名様/1ヶ月・30泊31日まで):1,000,000円

三鷹天命反転住宅 テレワークプラン(提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)三鷹天命反転住宅 テレワークプラン(提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)

三鷹天命反転住宅ショートステイプログラム(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 © 2005 Estate of Madeline Gins.  Reproduced with permission of the Estate of 三鷹天命反転住宅ショートステイプログラム(撮影:中野正貴 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 © 2005 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of

公式ページ:https://motion-gallery.net/projects/savetherdloftsmitaka/

 


MOTION GALLERYは、みんなの共感をパワーに、社会に新しい体験・価値観をもた らす創造的なプロジェクトを実現するクラウドファンディング・プラットフォームで す。
https://motion-gallery.net//

▼Podcast
https://propo.fm/motiongallerycrossing

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社MotionGallery

17フォロワー

RSS
URL
https://motion-gallery.net/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山3-13 MIDORI.so2
電話番号
-
代表者名
大高健志
上場
未上場
資本金
-
設立
-