宅配バッグOKIPPA 95%の配送員が「普及してほしい」と回答、非対面配送の実証実験で再配達7割削減

Yper株式会社

Yper株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役 内⼭ 智晴、ヨミ:イーパー)は、八尾市グリーン交通・配送推進協議会と実施した物流における再配達削減とCO2削減を目的とした実証実験について、配送員アンケート等の詳細をまとめた報告書を発行しました(速報値は3月に発表済み)。
■実証実験概要
・場所:大阪府八尾市全域
・期間:2020年1月20日(月)~2020年2月16日(日)
・対象:簡易宅配ボックスOKIPPA(オキッパ)を無償配布した724世帯
・方法:対象者の宅配による荷物の受け取り状況をアンケート調査(一週間ごと計4回)
    配送員へのアンケート調査(実験終了後1回)

■調査結果サマリ
  • 再配達は7割以上減少。再配達率は全国平均16%に対し12.57%に
  • OKIPPA利用によって配送員の44.4%が配達に対する心身の疲れやストレスが軽減したと回答
  • 配送員の88.9%がOKIPPAにより再配達を削減できると感じ、94.5%がOKIPPAの普及を希望
  • 八尾市全域に告知し、実験期間中3,684件の荷物受け取りがあったが盗難やいたずら報告は0件

■実証実験によるアンケート結果(平均回答数:532)

OKIPPAによって平均で7割以上の再配達を削減することができました。やむを得ず再配達となってしまった割合は期間全体を通して平均12.57%と、全国平均の16%(国交省調べ)を大きく下回っています。また週を追うごとにOKIPPAの活用率が上がり再配達率が下がりました。OKIPPAの認知と使用方法の理解が広がることで、再配達率が減少したと推察されます。

■配送員アンケート結果(回答数:54)

配送員アンケートによると、40.8%がOKIPPAの利用によって配達にかかる作業時間が減り、44.4%が配送に伴う心身の疲れやストレスが減少したと回答しました。約半数の「あまり変わらない」は、OKIPPAを利用するという一手間をかけても配送員にとって特に負担にならかなかったと言えます。このことから、96.3%の配送員にとってOKIPPAの利用は負担にならないということがわかりました。

また、配送員の88.9%がOKIPPAによる再配達の削減効果が期待できると回答し、94.5%がOKIPPAの普及を希望しました。

■実験参加者の感想
参加者アンケートでは、幅広い年齢層で受け取りのストレス軽減、配送員の方への配慮に関する感想が多数寄せられました。また、セキュリティ上の不安の声も寄せられましたが回答全体の1.1%と非常に低い割合でした。本実験は市政だよりやポスターを通じて八尾市全体に告知しており、実験期間中に3,684件の荷物の受け取りがありましたが、盗難およびいたずら等の発生報告は0件でした。一方、今後の課題として、OKIPPAの配送員への認知度向上があげられました。

参加者の感想(一部、抜粋)
  • 通販で物を買う頻度が増え、やっと寝かしつけた子供がインターホンで起きてしまったり、手が離せなくて再配達になることが多々あったのですが、OKIPPAを利用してから、そのようなことがなくなり本当に助かりました。子育てママの強い味方です。
  • 高齢になって通販を利用することが多くなったが、受け取り時に拘束されることが無くなって、更に通販の利用が進みそうです。毎日の生活のスタイルを一部変えられそうです。
  • いつも不在だった時、配達員さんに申し訳なく思っていましたがそれが少なくできるので良いと思いました。配達の仕事をしている家族がいますが、これは配達する人にとっても再配達が減るから助かるとのことでした。これからも使っていこうと思います。
  • OKIPPAを指定しても使われなかったケースがあり、認知度向上が課題。そうなると、今度は置き引きも心配。ただ、安心して外出できましたので、まずは宅配会社との連携をお願いいたします。

■実証実験参加者の属性



■総括
緊急事態宣言以降、外出自粛の流れがECサイトでの商品購入の増加に拍車をかけており、物流を支える配送員の負担軽減が今まで以上に求められています。

これまで宅配ボックスは主に30〜40代の単身・共働き世帯を中心に不在時に利用されてきましたが、現在は新型コロナウイルス感染対策の一環で、幅広い年齢層で荷物を非対面で受け取る方法としての導入が進んでいます。
OKIPPAの月間販売数も緊急事態宣言を境に2倍以上に増えており、需要が急速に高まっています。

本実験により、配送員にとってOKIPPAの利用は負担にはならず、かえって作業時間を短縮し心身の負荷を軽減することがわかりました。今後、新型コロナウイルスの感染対策に関わらず、再配達削減や利用者・配送員の利便性向上を目指し、OKIPPAが新たな配送受け取り方法の一つとして定着するよう普及に努めてまいります。

※報告書は下記リンクのPDFをご覧ください。
https://www.yper.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/report_yaotrial_20200520.pdf

※3月の発表済みの速報値はこちらをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000031698.html

■置き配バッグ「OKIPPA」とは?

 

OKIPPAは煩雑な再配達受け取りを不要にする吊り下げ式簡易宅配ボックスです。不在中だけでなく在宅時でも、非対面で荷物の受け取りが可能です。

玄関ドアノブに簡単に取り付けができ、設置工事は不要。使用時以外は手のひらサイズに折りたたんでおけるため、常設していても玄関の場所を取りません。EC(ネット通販)のヘビーユーザーや、宅配ボックスがない住居にお住まいの方などに好評をいただき、2018年9月の販売開始から、すでに全国13万世帯以上で利用いただいています。

盗難や個人情報漏洩対策として、2種の鍵(ドアノブ専用ロックと、シリンダー式南京錠の内鍵)構造を採用。連携可能なアプリでは、盗難補償保険に加入できるだけでなく(※)OKIPPA荷物通知を受け取ることができ、いつでもどこにいても荷物の受け取りと到着確認が可能になります。
※東京海上日動と共同開発した専用の盗難補償「置き配保険™」
サービス詳細:https://www.okippa.life/insurance/

■置き配バッグ『OKIPPA』 製品概要

世界3大デザイン賞受賞のエコバッグShupattoを開発した生活雑貨メーカー株式会社マーナと共同開発。
品名 : OKIPPA(バッグ・専用ロック・内鍵、専用バンド、取扱説明書他7点セット)
カラー: ネイビー(オリジナルデザインでのカラーバリエーションあり)
通常販売価格:「買い切りプラン」4,980円(税・送料込み)
※サブスクOKIPPA開始による価格改定(2021年1月13日)※旧価格 3,980円(税・送料込)
材質 : 本体/ポリエステル(撥水加工)
耐荷重 : 13kg
サイズ : バッグ使用時/約70×66cm(容量57L)、折りたたみ時/約13×13cm(厚さ5cm)

■OKIPPAアプリ (iOS/Android)
配送会社5社(ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便、Amazon配送各社、Rakuten EXPRESS)の配送状況表示に対応。OKIPPAに荷物が配送されると、配送完了通知が届く。
Amazon、楽天、ユニクロ、ZOZOTOWNなどの大手ECサイトとも連携しており、購入した商品の配送状況もアプリで確認可能。
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/%E8%8D%B7%E7%89%A9%E7%AE%A1%E7%90%86nr/id1334541155?mt=8
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nr_yper

■会社概要
商号:Yper株式会社
設立:2017年8月3日
本社住所:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町13-15 
代表者:代表取締役 内山智晴
OKIPPA製品公式サイト: https://www.okippa.life/
企業サイト :  https://www.yper.co.jp/
Yper採用窓口:hr@yper.co.jp

 

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ビジネスカテゴリ
EC・通販物流・倉庫・貨物
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会社概要

Yper株式会社

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URL
https://www.yper.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東品川2丁目2-43 T2 office 2F
電話番号
-
代表者名
内山 智晴
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年08月