フィンテックスタートアップ400F 総額3.6億円の資金調達を実施 SBIグループ、楽天証券、ミンカブ・ジ・インフォノイドと資本業務提携
大手ネット証券との連携を強化し、「お金の健康診断」のより一層のサービス向上と、提携先顧客も含めたあらゆるユーザーへの資産形成アドバイス提供を実施
- 本資金調達の背景
2020年7月に株式会社お金のデザインよりMBO(※1)を実施後、『お金の健康診断』サービスは、登録プランナー数700名超、登録ユーザー数5万人超(2021年12月31日時点)の「お金の悩みを出会いによって解決する」マッチングプラットフォームとなっており、登録プランナー数は約4.5倍、登録ユーザー数は約3倍と短期間で急成長してまいりました。
これから資産形成に踏み出す人にとって、自らに適した金融商品・サービスの相談ニーズは高まっており、実際にSBI証券のアンケート調査では、ユーザーの約25%が提案・助言の必要性を感じていると回答しています。(※2) 一方で、お金の相談のハードルは高く、実際に相談した経験のあるユーザーは8%程度とも言われています。(※3)
今回の提携により、提携先企業の利用ユーザーも、お金の健康診断を利用して、より気軽にIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とお金の相談を開始することができるようになります。
また、2021年11月には⾦融サービス仲介業(※4)の登録を完了いたしました。これに伴い、ユーザー向けにチャットやビデオ会議システムなどを通して資産形成アドバイスを行う"オンラインアドバイザー"サービスの提供を開始しております。ユーザーはオンライン上で手軽に、ネット証券と同水準の取引手数料で、外務員ライセンスを持つ営業担当者から直接、資産形成アドバイスを受けることが可能となります。
※1 MBO(マネジメント・バイアウト)時のリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000038217.html
※2 引用元
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/prestory211210_011500.pdf
※3 引用元
https://moneyworld.jp/news/03_00012751_news
※4 金融サービス仲介業
1つのライセンスで「銀⾏・証券・保険」すべての分野の⾦融サービスをワンストップで仲介可能とする新たな業種を創設することを⽬的に、2020年6⽉に⾦融商品販売法が「⾦融サービスの提供に関する法律」(⾦融サービス提供法)に改正され、「⾦融サービス仲介業」が定められました。⾦融機関への所属制をとらない点で、利用者視点をより重視した、利⽤者・⾦融サービス仲介業者・⾦融機関により「三⽅良し」なサービス提供への期待が⾼まっています。2021年5月、⼀般社団法⼈⽇本⾦融サービス仲介業協会(※3)を設立し、400F代表の中村が同協会代表理事会⻑に就任しましたが、400Fとしても金融サービス仲介業”オンラインアドバイザー”を本格始動し、自ら業界を牽引できるよう邁進してまいります。
※5 ⼀般社団法⼈⽇本⾦融サービス仲介業協会
2021年5月、400Fは⾦融サービス仲介業に関連する⾃主規制団体である⼀般社団法⼈⽇本⾦融サービス仲介業協会(東京都中央区、代表理事:中村仁・⼩野尚・落合孝⽂)を設⽴、代表の中村が同協会の代表理事会⻑に就任いたしました。
協会HP:https://jfim.or.jp/
協会設⽴のプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000038217.html
- 引受先
<新規投資家>
SBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉)
楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治)
株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:瓜生 憲)
<既存投資家>
Skyland Ventures(本社:東京都渋谷区、パートナー・CEO:木下 慶彦)
DIMENSION株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮宗 孝光)
※なお、SVからの調達額には、 2021年7月13日公表分の1.6億円を含みます。
- 各株主からのコメント
<新規投資家>
【SBIインベストメント株式会社 投資部長 田中 正人氏のコメント】
400Fのサービスは今後の資産形成需要の高まりとともにその提供価値が増し、顧客本位のサービスとして広く普及していくものと考えております。複雑で分かりづらい金融商品の販売や流通を、新しい制度やテクノロジーを上手く活用することで変革してくれることを期待しています。SBIグループとして中村社長の挑戦を全力で支えていきたいと考えています。
【楽天証券株式会社 代表取締役社長 楠 雄治氏のコメント】
楽天証券は、2021年12月に総合口座数700万を超え、多くの方にご活用いただいています。21年には、400Fとともに「お金の健康診断 for 楽天証券」や金融サービス仲介業による「オンラインアドバイザー」の提供を開始しました。これらのサービスをとおし、お客様のライフプランに応じた資産形成アドバイスの幅が広がり、これまで以上に個人の方の資産形成のサポートに繋がっていると実感しております。今回の資金調達が400Fのさらなる成長につながり、より多くの方が資産形成に一歩を踏み出せるよう、楽天証券も引き続き伴走させていただきます。
【株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド 代表取締役社長 兼 CEO 瓜生 憲氏のコメント】
当社は中村社長を中心に400Fと多くの時間を使って対話を重ねました。400Fのソリューションはオンライン接客の可能性を劇的に拡大し、当社の仲介/新仲介の取り組みにおいて重要な役割を果たすだけでなく、日本の資産形成層の広がりに貢献できると大いに期待しております。
<既存投資家>
【Skyland Ventures パートナー・CEO 木下 慶彦氏のコメント】
2021年7月に発表済の1.6億円の資金調達ラウンドに続き、今回SBI・楽天・ミンカブという日本のデジタル金融領域をリードする3社からの出資に加えて、Skyland Venturesは0.3億円追加投資しました。400Fへの累計出資額は1.9億円となります。初回投資から1年に満たない期間で、400Fはユーザーに向き合い、地道なプロダクト改善を経て、売上は約3倍ほどに成長し、さらに新たな経営幹部や幹部候補の採用・社内登用が進みました。今回の追加投資の決め手は、初回投資以降、対話を通じて、チーム400Fならば日本で遅れてきた金融×デジタル領域の市場を大きく変革出来ると信じられたからです。さらに2022年以降に新しく集うメンバーの力は次の数年・10年の成長に必要不可欠です。株主としてこれからも応援しています。
【DIMENSION株式会社 ビジネスプロデューサー 伊藤 紀行氏(400F社外取締役)のコメント】
「お金」に関しては多くの方が問題意識を持つ一方で、根本的な解決策が提示されておりません。 高い志とやりきる力を持つ400F社の皆様であれば、「お金の悩みを相談できるプラットフォーム」を通して各社との連携を進め、更に多くのお客様に支持されるサービスを展開されていくと判断し、今回フォローオン出資の意思決定を致しました。同社の皆様と共に、これからも「世の中にとって意義・価値がある事業の創出」に注力していきます。
- 株式会社400F 会社概要
2017年11月に設立、翌2018年11月、お金のオンラインチャット相談プラットフォーム『お金の健康診断』を正式リリース。2019年11月、お金の悩み・疑問を解決するWebメディア『オカネコ』正式リリース。2020年7月、MBOにより株式会社お金のデザインから独立し事業運営を開始。2021年11月、⾦融サービス仲介業の登録を完了。社名の「400F」には、ゴッホの生前に唯一売れた作品で当時400フラン(約11万円)ほどの値段だった言われる絵画『赤い葡萄畑』が、のちに名画としてその価値を大きく伸ばしたように、無限大の可能性を持ち続ける企業を目指していきたいという想いを込めた。
所在地 | 東京都中央区兜町第4平和ビル FinGATE TERRACE 602 |
代表者 | 代表取締役社長 中村 仁 |
設立日 | 2017年11月1日 |
事業内容 | お金のオンラインチャット相談プラットフォーム『お金の健康診断』の企画/開発/運営、お金の悩み・疑問を解決するWebメディア『オカネコ』の企画/開発/運営、金融サービス仲介業 |
URL | https://400f.jp |
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