株式会社Lean on Me(リーンオンミー)が、シリーズAエクステンションラウンドにて総額8,050万円、累計調達額約3億円の資金調達完了
~法改正など研修ニーズの高まりへの対応を加速~
*インクルTechとは、インクルージョン(Inclusion)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、SDGsに関心が高まる今、ソーシャルな課題の中でも、多様性の包摂を実現するテクノロジーを意味しております。
1.資金調達の背景と目的
当社は、「障がい者にやさしい街づくり」をビジョンに掲げ、障がいのある方の生きづらさを解消し共生社会の社会基盤となることを目指し、eラーニング「Special Learning」事業を通じた、障がいや障がいのある方の支援方法などに関する知識提供をおこなっています。
SDGsや多様性を尊重する共生社会への関心が高まる昨今、障がい福祉分野を取り巻く環境は日々変化しており、障害者差別解消法の改正、障害者虐待防止法の改正など障がい者への理解・対応が一層求められています。加えて、長引くコロナ禍という社会背景を受け、障がい福祉分野に特化した当社のeラーニング「Special Learning」へのニーズは非常に高まっております。
この状況下の中で、マーケティング投資や研修コンテンツ拡充・機能開発などのUX投資をより加速していくことで、社会のニーズに応える体制づくりを進めてまいります。
2.資金調達概要
■調達金額:8,050万円(シリーズAラウンド累計調達額約3億円)
■引受先(順不同):
・大阪信用金庫ならびにフューチャーベンチャーキャピタル株式会社共同運営
「おおさか社会課題解決2号投資事業有限責任組合」
・ 株式会社京信ソーシャルキャピタル(京都信用金庫の子会社ベンチャーキャピタル)
ならびにフューチャーベンチャーキャピタル株式会社の共同運営
「京信イノベーションC2号投資事業有限責任組合」
・京銀リース・キャピタル株式会社「京銀輝く未来応援ファンド2号投資事業有限責任組合」
・三菱UFJキャピタル株式会社「三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合」
・松尾義清氏(株式会社農業総合研究所 取締役)
■資金用途:Special Learningのサービス強化(コンテンツの拡充・サポート体制の強化・システム改良)
3. 出資企業様からのコメント
- フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役社長 松本 直人 氏
大阪信用金庫と共に2月21日に設立した「おおさか社会課題解決2号ファンド」(https://www.fvc.co.jp/service/social_fund.html)での第一号案件として投資を行いました。
同社とは2016年に投資させて頂いた「だいしん創業支援ファンド」からのお付き合いですが、創業者である志村社長は設立当初から一切信念を曲げることなく、苦しい時も諦めずに事業に取り組まれてきた魅力的な経営者です。事業の社会的意義は当然のことながら、社長の想いに共感し支援者の輪が広がってきている事も併せて高く評価し、今回「おおさか社会課題解決2号ファンド」でもご縁を頂くこととなりました。同社の事業が1人でも多くの障がいのある方やご家族など関係者の方々に届くことで、愛情溢れる世の中が創っていけるように、関係者一同精一杯応援させていただきます。
- 株式会社京信ソーシャルキャピタル 代表取締役 国本 丈弘 氏
Lean on Meのミッションである「障がい者にやさしい街づくり」は共感するところであり、志村社長の決して折れることのない高い志により、障がいのある方たちへの差別や偏見が解消され、虐待のない世の中の実現を確信しております。今回の出資を通じて微力ではありますが、真のノーマライゼーションの実現を共に目指したいと思っております。
- 京銀リース・キャピタル株式会社 投資部 部長代理 河野 慎吾 氏
また、当社の展開する「Special Learning」は、障がい者施設向けにとどまらず、広く一般企業においても価値を提供できるサービスであると期待しており、大きな可能性を感じております。
本投資を機に京都銀行グループとしてLean on Me様の成長と発展を支援してまいります。
- 三菱UFJキャピタル株式会社 大阪投資部副部長 加藤 昌宏 氏
- 松尾 義清 氏(株式会社農業総合研究所 取締役)
障がい者という言葉がなくなるくらいインクルーシブな世界を作るためにも、Lean on Meのサービスである障がい者支援eラーニング「Special Learning」が、福祉業界にとどまらず広がっていくことを期待しています。
4.既存投資家からの代表コメント
- 株式会社サムライインキュベート Investment Manager 坪田 拓也 氏
まず、市場としてコロナ禍で思うように研修ができないといった業界ニーズの高まりや、オリンピック・パラリンピックを経たことによる共生社会を求める声や法改正による民間企業からの需要拡大を感じていて、当領域で事業展開するLean on Meの必要性は確実に高くなっています。そして小さな組織だったLean on Meは多くの優秀な方に参画いただき、仮説検証を繰り返しながらプロダクトや仕組みを改善し、これから更に加速を生み出すための地盤を整えています。直近では、上場後ベンチャーなど業界外からも参画いただいていることから、業界出身・知見・原体験がある方に限らず、拡大するスタートアップで自分の力を試したい、社会に大きなインパクトを残したいという熱意を持った方にとってもおすすめの会社です。
これからさらに飛躍するLean on Meとともに大きな課題解決を進めていただけるお客様、パートナー、メンバー、投資家といった皆様とこれからもご一緒できることをとても楽しみにしています。
5.今回の第三者割当増資を受けての今後
社会課題解決型のスタートアップ企業として創業以来、投資家さま、障がい福祉協会さま、障がい福祉サービス事業所さま、障がい者雇用に取り組まれている企業さま等、多くの方々のご支援を受け、現在、45都道府県1,400以上の事業所でSpecial Learningをご導入いただき、約40,000人近くのユーザー数に至っております。また提供するコンテンツ数も700本以上に及びます。
一方で、障がい福祉の現場の課題は、まだまだ山積しております。人材不足・採用難といった状況下で支援者の確保は難しく、厳しい労働環境によって障がいのある方への不適切な支援を引き起こしかねず、事実、障がい者への虐待件数に減少は見られません。
私たちはSpecial Learningを通じ、正しい知識を限られた時間で効率よく習得いただくことで、支援に携わる方、運営事業者さまの負担や不安を軽減し、これらの障がい福祉に関わる社会課題の解決へ貢献いたします。引き続き積極的な事業展開を推進し、高い専門性と品質をもって、皆様に必要とされるコンテンツや機能の拡充をはかっていく所存です。
◆「Special Learning」について
社会福祉法人の職員様や、障がいのある方を積極的に雇用する一般企業の社員様を対象に、障がい者を支援するうえで必要となる知識をインターネット動画で学ぶことができるオンライン研修サービスです。日常の支援でつまずいた時、自分がいま必要とする知識(コンテンツ)を自ら選択して学ぶ(視聴する)ことで、実際に適切な支援をおこなうことができるようにサポートします。
《スペシャルラーニングのテーマとコンテンツ例》
- 安全面(AEDの使い方・応急手当・防災マニュアル・移乗介助の仕方 など)
- 健康面(アセスメントシート・嘔吐処理・感染症予防・投薬管理 など)
- 権利面(基本的人権・障害者差別解消法・虐待の5類型・運営適正委員会 など)
- 提供価値面(支援者としての振る舞い・利用者さんとのコミュニケーション・支援者の役割 など)
- 組織面(障がい福祉サービスの特性・社会福祉法人の役割・障がい福祉に適した組織図 など)
- 権利擁護・虐待防止(社会福祉法人北摂杉の子会様とのコラボコンテンツ)
- 性的自立支援(一般社団法人ホワイトハンズ様とのコラボコンテンツ)
- 強度行動障がいのある方への支援(特定非営利活動法人自閉症eサービス様とのコラボコンテンツ)
◆株式会社Lean on Meについて
社名:株式会社Lean on Me
所在地:(高槻本社)〒569-0093 大阪府高槻市萩之庄5-1-1-502
(大阪支社)〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目9番20号新中島ビル8階GH
(東京本社)〒100-0004東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル12階
TEL:072-648-4438
設立:2014年4月1日
資本金:2億9,180万円(準備金を含む)
代表者:志村 駿介
URL:https://leanonme.co.jp
事業内容:障がい福祉専用eラーニング研修「Special Learning」(スペシャルラーニング)
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