展覧会 金子みすゞの詩(うた)
100年の時を越えて
松屋銀座にて開催されます。
2023年5月24日(水)-29日(月)
金子みすゞが参加していた
童謡同人誌『曼珠沙華』も初展示!
画像提供 金子みすゞ著作保存会
「大漁」「私と小鳥と鈴と」「積った雪」などの作品で知られる童謡詩人・金子みすゞ。
本年、金子みすゞは生誕から120年を迎えます。そして、はじめて投稿した作品が、『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』の4誌に一斉に掲載されてからちょうど100年にもあたります。
金子みすゞは「若き童謡詩人の中の巨星」と称賛されながらも、26歳の若さで世を去ると、その存在は長く忘れ去られていました。しかし、みすゞの童謡に心ひかれた人々の思いはとぎれることなくつながり、時を経て、矢崎節夫氏による3冊の遺稿手帳発見、『金子みすゞ全集』発行に結実しました。
童謡という、誰にでもわかる言葉でうたわれたみすゞの作品は、彼女が生きた大正時代から100年の時を越えてなお輝き、今の私たちを魅了し続けています。
本展では、みすゞが情熱をそそいだ童謡の世界を、遺稿手帳や当時の資料で紐解くとともに、みすゞ直筆の童謡や絵本の原画などを通して作品の魅力を紹介いたします。
■展覧会概要
100年の時を越えて
展覧会 金子みすゞの詩(うた)
●会 期:2023年5月24日(水)-29日(月)
●開場時間:午前10時-午後8時
5月28日(日)は午後7時30分,最終日は午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで。
※混雑の際は、お待ちいただく場合や、整理券を配布する場合がございます。
●会 場:松屋銀座8階イベントスクエア
東京都中央区銀座3-6-1 03-3567-1211(松屋大代表)
●アクセス:https://www.matsuya.com/ginza/access/
●入場料:一般1200円(1000円)、高校生1000円(800円)、小中学生600円(400円)
※( )内は前売料金 ローソンチケット(Lコード:33617)にて取り扱い。
●主 催:「展覧会 金子みすゞの詩」実行委員会
●監 修:矢崎節夫
●協 力:金子みすゞ記念館、金子みすゞ顕彰会、金子みすゞ著作保存会、フレーベル館、JULA出版局
■巡 回 展:東京を皮切りに2年間巡回予定。
■展示構成
<1章 童謡詩人金子みすゞの誕生>
本名金子テル。20歳で童謡を書きはじめ金子みすゞの名前で投稿した最初の作品が、『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』4誌の1923年9月号に一斉に選ばれ掲載されました。大正時代の童謡運動隆盛のなかで、鮮烈なデビューから読者の心をつかみ、投稿詩人たちのあこがれの星になっていきました。
みすゞの童謡が初めて掲載された雑誌4誌の内3誌の実物
金子みすゞが当時参加した童謡同人誌『曼珠沙華』<初展示>
※これまで存在は知られていたものの、実物が見つかっていなかった。数年前に発見され今回が初展示となる。
<2章 金子みすゞを探して>
金子みすゞの死によって一度は忘れ去られたように思われたその作品が、どのように読み継がれ今日多くの作品が知られるに至ったのか、512篇もの作品が世に出ることになった経緯を様々な資料によりたどります。
上山正祐氏の日記 <初展示>
※金子みすゞの弟・上山正祐氏の大正時代(大正12年と13年)の日記。みすゞとの交遊も記されている。
金子みすゞの二十歳の写真 (実物)
<3章 100年の時を越えて>
遺稿手帳に書かれたみすゞ直筆の詩をパネル化。手帳に残された、みすゞの筆跡で約60篇の詩を読むことができます。詩の世界を立体的に表現したアート作品も鑑賞できます。
金子みすゞが残した、3冊の遺稿手帳(実物)
出展作家: 有川京子(陶芸)、いわたまいこ(切り絵)、シダミホコ(ワイヤーアート)、須佐沙知子(羊毛フェルト作品)、高木栄子(紙わらべ)、マカベアリス(刺繍) 五十音順敬称略
<4章 広がる「金子みすゞの詩」>
様々な表現で描かれた絵本の原画約100点や、現在14か国語に翻訳されている海外での出版物の紹介など、みすゞの詩が100年の時を経てもなお、読み継がれている魅力をご紹介します。
出展作家:浅沼とおる、伊藤智之、上野紀子、尾崎眞吾、きくちちき、黒井健、高畠那生、羽尻利門、
松本春野、森川百合香 五十音順 敬称略
さかもとすみよ(イラストマップ)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像