仕事のストレスに関する経営者と従業員のギャップが明らかに。職場のメンタルヘルスに関する調査結果公表

認識ギャップが大きかったのは、「従業員へのストレス耐性期待」「経営者の精神的支柱」「落ち込んでる時の相談相手」など3項目

株式会社リンケージ


予防医療テックで職域向けにオンライン診療などの健康支援プログラムを提供する株式会社リンケージ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:生駒恭明)は、2022年9月13日、経営者と従業員のメンタルヘルスに関する認識ギャップ調査を行いましたのでその結果を公表いたします。

仕事におけるストレス耐性やメンタルケアに関する経営者と従業員のギャップが明らかになり、特に認識ギャップが大きかったのは、「従業員へのストレス耐性期待」「経営者の精神的支柱」「落ち込んでる時の相談相手」など3項目となりました。
  • 調査背景とサマリー

この調査は、ストレス耐性(=ストレスに対する抵抗力)や組織的なメンタルヘルスケアについて、経営者と従業員の認識ギャップについて調査し、より良い組織開発に向けた現状の問題認識や課題やヒントを明らかにすることを目的としたものです。


■サマリ:
  • 経営者は経営者自身が精神的支柱としてストレス耐性を持つべきだと87.4%が回答しているが、従業員は71.7%と15.7Pのギャップがある
  • 経営者自身のストレス耐性の自己認識は74.1%と、15Pは無理していることが判明
  • 経営者は従業員に高いメンタル耐性を65.3%求めているのに対し、従業員は経営者から求められてると感じているのは47.5%と16.8Pのズレがある
  • 経営者は企業の精神的支柱として部下にとって「頼りがいのある上司」であることが求められるが、周囲の期待よりも経営者自身の理想像が高いことが明らかになった
  • その結果、経営者が強いストレスやプレッシャーを受けた際に、「自分を過信して無理をする」「体調が悪化するまで専門家に相談しない」という問題行動が生じやすい

 
  • ギャップ1/従業員へのストレス耐性期待(経営者と従業員とのギャップ)
従業員にストレス耐性を求めるかという質問に対して、経営者と従業員に16.8Pの認識ギャップがあることがわかりました。従業員が思うよりも、経営者は従業員に高いストレス耐性を期待していることが読み取れます。

  • ギャップ2/経営者の精神的支柱(経営者と従業員とのギャップ)
経営者が高いストレス耐性を持つべきかという質問に対して、経営者と従業員に15.7Pの認識ギャップがあることがわかりました。経営者が思ってるほどは従業員は経営者を精神的な支柱であるべきと捉えていないことがわかります。

・経営者自身のストレス耐性への認識
経営者自身が自分に対してストレス耐性が高いと考える人は74.1%でした。精神的な支柱であるべき、と考える経営者は87.4%であったため、13.3P分のギャップがあります。経営者が自分に過度に期待をしてしまっていることがわかります。
 
  • ギャップ3/落ち込んでる時の相談相手(経営者と従業員とのギャップ)
経営者の84.5%は、メンバーが落ち込んでる時に相談して欲しいと思ってることがわかります。それに対して、自分が落ち込んでいる時に上司に相談したい従業員は50.0%という結果になりました。経営者が従業員に相談してほしいと思っている割合と、従業員が相談したいと思う割合に34.5Pの認識ギャップがあることがわかります。

  • ギャップ4(職員と専門家とのギャップ)
上司にメンタルヘルスに関して相談しようと思わない理由の1位は「解決しそうにない」という理由でした。

一方、期待するラインケア(上司などによるケア)にはコミュニケーションの活性化が入っています。

 

 

上記の結果は、専門家の立場から見ると一定のギャップも存在します。

産業医・石澤医師コメント
職場のストレス原因には長時間労働や上司や同僚との人間関係など様々なものがありますが、「誰かに相談すればすべて解決できる」といったシンプルなケースは少なく、最初から解決を諦めてしまう人が珍しくありません。

しかし、すべてのストレスが解消しなくても、わずかに状況が好転したり希望が見えるだけで気持ちは驚くほど楽になります。また、皆さんも自分の辛い気持ちや苦労を誰かに知ってもらうことで、ストレスが緩和した経験があるのではないでしょうか。

職場の人間関係は大きなストレス原因の一つですが、同時に最高のサポート因子でもあります。積極的なコミュニケーションをメンバーの健康とパフォーマンスを高める職場づくりにつなげることが大切です。

 
  • 調査傾向から読み解く結果
上記の結果から、経営者は企業の精神的支柱として部下にとって「頼りがいのある上司」であることが求められる一方で、周囲の期待よりも経営者自身の理想像が高いことが明らかになりました。その結果、経営者が強いストレスやプレッシャーを受けた際に、「自分を過信して無理をする」「体調が悪化するまで専門家に相談しない」という問題行動が生じやすいとも読み取れます。

経営者のみならず会社を守るためには、メンタルヘルスや体調悪化を早期発見するストレスサーベイや専門家の介入が重要だと考えられます。さらに、昨今のテレワークの普及などにより、メンタルヘルスにおける課題を組織で可視化しておく価値もさらに高まると考えられます。

リンケージでは、ストレスチェックを中心とする包括的なメンタル×フィジカルウェルネスのサービス「Rasika」、及び、気軽に保健師に相談できる「かかりつけ保健師forLINE」を開発・運営しています。

Rasikaでは、東京大学医学部附属病院 心療内科との共同研究により開発した独自のストレスチェックの質問肢により、テレワークや生活習慣との相関を含め、従業員のストレス要因を多角的に分析することを可能としています。

かかりつけ保健師 for LINEでは、あらゆる人がかかりつけ医の前段階としてかかりつけの保健師を持つことをコンセプトに、相談を受け付けることはもちろん、LINEで弊社保健師から定期的に声がけを行い健康ケアを行うサービスです。

それ以外にも、リンケージでは心療内科・精神科の専門医による産業医面談のサポート、メンタルヘルスに関する研修など、多数のメンタルサポートサービスをご提供しています。ご関心のある担当者様はぜひお問い合わせください。
サービスURL:https://rasika.linkage-inc.co.jp/
 
  • 調査概要
・調査概要:経営者と従業員のメンタルヘルスに関する認識ギャップ調査
・有効回答:2020年度対比で2021年度売上向上しており、自社(勤め先)を成長企業であると考えている会社員161名、経営者159名
・調査方法:インターネットリサーチ
・実施時期:2022年7月
※データの掲載につきましては、出典「リンケージ」と明記をお願いします。取材のお問い合わせ、追加でご希望の情報がございましたら気軽に下記までご連絡ください。
 
  • リンケージでは仲間を募集しています
リンケージでは現在、プロダクトマネージャーをはじめ多くの職種で採用活動をしております。詳しくはこちらからご覧いただき、お気軽にご応募、お問い合わせください。
https://www.wantedly.com/projects/634567

 
  • 株式会社リンケージの会社概要

社名:株式会社リンケージ
設立:2011年6月1日
代表者:代表取締役社長CEO(Chief Executive Officer)生駒 恭明
役員:取締役COO/CSO(Chief Operation Officer/Chief Strategy Officer)夏目 萌
取締役CTO(Chief Technology Officer)曽根 壮大
取締役CMO(Chief Medical Officer)石澤 哲郎(医学博士/司法試験合格者)
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-19-14 ホーメスト木箱銀座ビル7階
URL: https://linkage-inc.co.jp/
 

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会社概要

株式会社リンケージ

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URL
https://linkage-inc.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座1-19-14 GINZA ONE BUILDING 7階
電話番号
03-6452-8915
代表者名
生駒 恭明
上場
未上場
資本金
3億500万円
設立
2011年06月