福島県磐梯町とJR東日本仙台支社が「地域活性化起業人」を活用した社員派遣に関する協定を締結

福島県磐梯町（町長：佐藤淳一、以下磐梯町）は、ＪＲ東日本仙台支社（宮城県仙台市、執行役員仙台支社長：三林宏幸）と、総務省が推進する「地域活性化起業人*1」を活用し、JR東日本仙台支社に勤務する社員を1名派遣する協定を締結しました。派遣されるのは、渡邊良平（わたなべ りょうへい）氏で、これまでのノウハウを活かし、磐梯町が進める地域のDXと連携し、ICTを活用した地域活性化・公共交通の利便性向上、観光事業における独自の魅力や価値づくりに取り組みます。

＊地域活性化起業人とは
地域活性化起業人は、６月以上３年以内の期間、三大都市圏に所在する企業等から受入自治体に派遣され、地方圏へのひとの流れを創出することを目指し、地域独自の魅力や価値の向上、地域経済の活性化、安心・安全につながる業務に従事する人材。

JR東日本仙台支社　渡邊　良平氏

JR東日本入社後、駅員や車掌を経て、2014年から仙台支社営業部に所属し南東北３県の観光流動活性化の施策や地方自治体との連携業務を担当。2018年から仙台支社総務部で地方自治体との連携協定や地方創生業務、2020年から本社MaaS・Suica推進本部で東北DCに合わせ展開した「TOHOKU MaaS」の構築を担当してきた。2022年４月より仙台支社営業部に所属し福島県磐梯町に派遣となる。

＜派遣概要＞
所属課室：政策課
派遣開始日：2022年4月1日任命
業務内容：
（１）ICTを活用した地域活性化策の企画・立案業務
（２）公共交通の利便性と価値の向上に資する業務
（３）観光事業等地域独自の魅力や価値の向上に資する業務
（４）地域の活動人口を増加させる業務

 

渡邊良平氏コメント
町の職員の皆さまと連携し、私のこれまで培った経験を活かし「地域の活性化に資する持続可能なサービス」をご提案出来るよう、日々研鑽を積む所存です。よろしくお願い申し上げます。

磐梯町　佐藤淳一町長コメント
磐梯町は、磐梯山西山麓に位置する人口3,300人の小さな町です。小さな町であるだけに抱える問題も山積しており、民間の持っているノウハウや外部人材の協力を得ることで町の課題解決ができるものと考えております。
また「政策課」は、町全体の事業計画をまとめるだけでなく、事業の企画・立案等も行う部署でもあり、今回、JR東日本仙台支社様から人材派遣をいただくことで、各種事業のさらなる推進を図っていけるものと期待しております。
 

 

福島県磐梯町
東京都心から北へ約200km、会津盆地の東北部に位置し、磐梯山を間近に仰ぎ見る山紫水明の地です。平安時代初期の名僧「徳一（とくいつ）」によって建立された慧日寺（えにちじ）を有する会津仏教文化発祥の地として栄えた、歴史と伝統・文化を受け継いできた町でもあります。平安初期の古式建築技法により復元された史跡慧日寺跡金堂・中門をはじめとする歴史的遺産や、名水から作られる日本酒や蕎麦など、魅力にあふれた地域です。