アールティ、ICRA2024のFood Topping Challengeのロボットスポンサー、事務局として参画

世界のトップAI・ロボットエンジニアチームが食品の盛付けにチャレンジ

株式会社アールティ

15年ぶりの日本開催となるICRA2024は、日本ロボット学会の食品サンプル規格標準化専門委員会の実行メンバーを中心にして提案した、食品の盛付けにチャレンジする「Food Topping Challenge(以下、FTC)」を採択しました。アールティは、ICRA2024のロボットチャレンジに採択されたFTCの機材スポンサー並びに事務局の役務を提供します。

AI・サービスロボットの分野で高度人材育成、食品分野向けの協働ロボットFoodlyの開発・販売を手掛ける株式会社アールティ(東京都千代田区、代表取締役 中川友紀子、以下アールティ、当社)は、ICRA2024で採択されたFTCでスポンサーを通じて、研究開発分野における研究開発向け人型ロボットのプラットフォームの販売拡充を目指します。

| ICRA2024とは

ICRAは、IEEE International Conference on Robotics and Automation(米国電気電子学会「ロボット工学とオートメーションに関する国際会議」)の略称です。ICRAは、AI、ロボット分野で世界的に評価の高い学術国際会議です。1984年米国・アトランタで第1回会議が開催され、日本では1995年に第12回大会が名古屋にて、2009年に第26回大会が神戸にて開催され、今回の横浜開催は15年ぶりの日本開催となります。ICRA2024は、2024年5月13日(月)~17日(金)にパシフィコ横浜にて開催されます。

| ”Food Topping Challenge”とは

「Food Topping Challenge」(FTC)は、2024年に日本で開催される国際ロボット会議ICRA2024において新たに取り入れられた競技です。このチャレンジは、AIとロボット技術を用いて食品の取り扱いを競います。具体的には、食品工場で実際に使用可能なロボットを用いて、指定された食品の盛り付けを行う技術実証が主な目的です。

この競技では、参加チームが制限時間内にどれだけ多く、かつ迅速に食品を盛り付けるかが評価の対象となります。参加チームは「Foodlyリーグ」と「オープンロボットリーグ」の2つのカテゴリーに分かれて競います。Foodlyリーグでは、当社の食品用協働ロボット「Foodly TypeR」が使用されますが、オープンロボットリーグではチームが自由に選んだロボットを使用することができます。どちらのリーグも共通の課題に取り組むことになりますが、使用するロボットは異なります。

| FTCの競技内容と見どころ

FTCでは、参加チームが2つの異なるカテゴリーで技術を競います。「技術チャレンジ」と「技術デモンストレーション」です。

1. 技術チャレンジ

   この部門では、規定時間内にいかに多くの唐揚げを正確に盛り付けるかが課題です。このチャレンジでは、ロボットの速さと正確性が試され、唐揚げを落とさずに素早く盛り付ける能力がポイントとなります。

2. 技術デモンストレーション

   こちらはイクラ丼の製造がテーマです。SUZUMO製のご飯盛り付けロボット「Fuwarica」等を使用し、どんぶりにご飯を盛り付けた後、その上にイクラを美しくトッピングします。この部門では、完成した丼の見た目がどれだけ「おいしそう」に見えるか、いわゆる「シズル感」が評価の対象となり、美術点で競います。

各チームは、これらのどちらか一方の課題に参加することも、両方に挑戦することも可能です。このようにして、AIによるロボットの動作作成、その動作の正確性や製造プロセスでのロボットの利活用が試されるのがFTCの魅力です。

<スポンサー機材提供、事務局運営の背景>

当社は長年、世界の先端を行くAI・ロボット研究者への教育支援を通じて、プラットフォームロボットや教育用教材を提供してきました。特に食品分野においては、総菜の盛り付け作業を担う協働型人型ロボット「Foodly」を導入し、この分野での実績を積んでいます。

今回、ICRA2024で実施される「Food Topping Challenge」のスポンサー及び事務局として参加することになった背景には、ロボットが人間と同様の複雑な作業をどのように実行できるかを探求し、それを実証する場を提供するという狙いがあります。当社は、ロボット技術が人間の作業を支え、さらにはそれを超える可能性を追求する「Work with Robot」のビジョンを掲げています。これは、人間とロボットが協働し、AI技術が人々の生活や労働環境を豊かにする未来を目指すことを意味しています。

当社はこのチャレンジを通じて、ロボットが現実世界で活躍するための新たな方法論を、世界中のトップ研究者と共に探求し、AIとロボット技術のさらなる進展に貢献したいと考えています。

オフィシャルサイト

Food Topping Challenge:https://icra2024.rt-net.jp/

ICRA2024(参加者登録制): https://2024.ieee-icra.org/

株式会社アールティについて

「Life with Robot-ロボットのいるくらし-」の実現を目指して、最先端のAI&Roboticsにおける技術開発に挑戦し、AI・サービスロボット分野での高度人材育成から、教育・サービスロボットの自社開発、受託開発まで幅広い事業展開をしています。人型ロボットをはじめとするサービスロボットの開発・販売においては多くの実績があります。ROSコミュニティへの貢献や、マイクロマウスなどのロボット競技会への支援も積極的に行っています。

近年はサービスロボットの教育や受託開発で培った技術やノウハウを活かし、食品工場で人手不足を解消するための協働ロボットや、工場向けのAIビジョンシステム、製造ラインなどの開発にも力を入れています。

会社名:株式会社アールティ

代表者:代表取締役 中川友紀子

設立日:2005年9月

事業内容:ロボット及び人工知能に関する教育事業、自社開発事業、受託開発事業など

■HP

https://rt-net.jp/

■Facebook

https://www.facebook.com/RTnetjp

■Twitter

https://twitter.com/rt_corp

Sciurus17
Foodly TypeR
CRANE X7

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社アールティ

8フォロワー

RSS
URL
https://rt-net.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区外神田3-9-2 末広ビル3F
電話番号
03-6666-2566
代表者名
中川 友紀子
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2005年09月