Firework、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2からシリーズBで総額190億円を調達

ライブコマース・縦型動画のリーディング企業として大きく躍進。顧客体験向上、ウェブ・アプリ・メディアの次世代インフラへ

Firework Japan株式会社

ライブコマース・縦型動画のリーディングカンパニーである「Firework(ファイヤーワーク)」を提供するLoop Now Technologies(本社:米シリコンバレー、CEO:Vincent Yang)は、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導するシリーズBでおよそ1億5,000万ドル、日本円にして約190億円を調達しました。


このアナウンスは、FacebookやAmazon、InstagramやTikTokなどに代表される、巨大で閉鎖的なエコシステムであるビッグテック企業やSNSの「ウォールド・ガーデン」(壁に囲まれた庭)に対する人々の感情が、ますます緊張を増している中で発表します。Facebookの親会社であるMetaが最近、同社のメタバースアプリ「Horizon Worlds」でのすべての取引に47.5%の手数料を課すと発表し、インターネットの中央集権性を巡る議論の最も新しい火種として浮上しました。

Fireworkは、今回調達した資金をもとに成長を加速させ、企業やブランドがそれぞれの特性や条件に応じて顧客や視聴者と関わり、取引できる分散型インフラとしてデジタル環境を再構築するという、大胆かつ長期的なビジョンを目指しています。短期的には、エンジニアリング、プロダクト、マーケティングにおける人材獲得と、プラットフォーム全体の強化を目指しています。

Fireworkを運営するLoop Now Technologies共同創業者兼 CEOのVincent Yangは、「今回の投資により、当社は成長エンジンを最大出力で始動させることができました」と述べています。「私たちのコアテクノロジーとビジネスモデルは、すでに多くのお客様に幅広くご活用いただいていることにより実証されています。私たちのビジョンを実現するためのこの資金により、Fireworkは、チームの成長、ユーザーの拡大、テクノロジーの成長など、あらゆる形で進化と成長に全力を注ぐことができ、Fireworkプラットフォームが次世代の顧客体験の最先端の開拓を実現できます」とコメントしました。


■Success Begets Success

成功が成功を呼ぶ──大型資金調達の背景とライブコマースの将来性


シリーズBの資金調達ラウンドの結果は、2021年第1四半期に遡る数々の成功に大きく起因しています。8兆円に迫る売上高を誇る米国の巨大スーパーマーケットチェーンAlbertsons CompaniesやThe Fresh Market、世界的なマーケティング企業Omnicom GroupのメディアサービスOmnicom Media Groupといった複数の超大型顧客の導入、American Express Venturesとの戦略的投資パートナーシップ、そして数々の著名な経営陣の採用により、Fireworkはまだ始まったばかりの北米のライブコマース市場の獲得競争において、明らかにトップランナーとして台頭してきました。

中国では、2021年にライブコマースの売上が3,000億ドルを超え、eコマース全体の売上の12%以上を占め、2023年には20%近くに達すると予想されています。一方、北米市場は60億ドル未満で、まだオンライン販売全体のわずか0.1%にすぎません。そこにあるビジネスチャンスの巨大さは、Fireworkの共同創業者であるVincent YangとJerry Lukが2017年に同社を立ち上げたときから気づいており、今も失われていません。また、投資家もその価値に注目し、Firework(Loop Now Technologies社)は、これまでに2億3500万ドル(約300億円)の資金調達をしています。


■But Vision Determines Its Value
ビジョンがその価値を生む──ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズとFireworkのコメント


ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのパートナーであるLinda Yu氏は、「縦型ショート動画とライブコマース」は、今やデジタル時代の必須言語であり、消費者がオンラインでブランドや製品に関わる方法を変えていきます」と述べています。「Fireworkは、企業が動画を利用してウェブサイトをソーシャルハブやストーリーテリングハブに変え、顧客とより深く長期的な関係を築けるよう支援するものだと考えています。共同創業者のVincentとJerryはデジタルコマース分野で素晴らしいチームを結成しており、我々は次世代の顧客体験を構築するために彼らと提携できることを嬉しく思っています」。

買収の一環として、Linda Yu氏はFirework(Loop Now Technologies社)の取締役に就任する予定です。

Firework の共同創業者兼社長のJerry Lukは、「我々がソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズを選んだのは、eコマース分野における比類なき専門知識や幅広いネットワークなど、数多くの理由があります」と述べています。「しかし、何よりも私たちがソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズを選んだのは、彼らが共通のビジョンを持っていたからです。Fireworkは、次世代のインターネットを構築・運営するインフラになるという大きな野望を持っており、ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズはその野望をサポートしてくれます」。


■ Firework(Loop Now Technologies, Inc.)について

Fireworkは、縦型ショート動画やライブコマース、動画編集ツール、広告マネタイズを一気通貫で提供する「動画DXプラットフォーム」です。わずか5分で自社のウェブサイトやアプリに、エンジニア要らずで導入が可能です。

昨今、巨大SNSの集客力・マネタイズ力がますます強まり、ブランドやメディアは巨大SNS上でのビジネス構築の必要性に迫られていますが、Fireworkは、その現状にアンチテーゼを唱えています。各ブランドやメディアの自社のドメイン内への集客やマネタイズ強化を支援し、ひいては自社の将来をコントロールできるようにするという、本来あるべき姿のデジタル戦略をFireworkが持つ動画マーケティングソリューションにて包括的にサポートします。

2022年5月現在、世界で700以上のブランドや小売業者、メディア企業がFireworkを導入しています。日本国内においてはアパレルメーカーのヤマト インターナショナルや不動産賃貸仲介のアパマンショップ(Apaman Network株式会社)、メディアにおいては『CLASSY.』『JJ』(光文社)や『dancyu』(プレジデント社)、『madameFIGARO.jp』(CCCメディアハウス)など多様なクライアント様にご利用いただいております。

縦型ショート動画やライブコマースによりサイト内のエンゲージメントやコンバージョンを改善し、売上向上に繋げているほか、店舗を持つブランドにとってはOMO(オンラインとオフラインの融合)の実現、小売企業にとってはリテールメディアの構築、メディア企業にとっては新たなマネタイズの創出など、各企業の動画DXを推し進める原動力になっています。

Firework(Loop Now Technologies社)は、シリーズBまでに累計約300億円の資金調達を行い、グローバルで300人が開発とサービス提供に携わっています。世界17カ国・24時間体制による圧倒的スピードの開発力を武器に、各国でサービスをご活用いただいております。
 

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会社概要

Firework Japan株式会社

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URL
https://jp.firework.com/
業種
情報通信
本社所在地
234 7th Ave 2nd Floor, San Mateo, CA
電話番号
-
代表者名
Vincent Yang
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年03月