デロイト トーマツと東京大学が連携しサイバーセキュリティ人材を育成
オランダ大使館が後援、産学官でサイバーセキュリティ人材育成強化を推進
DTRSはデロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(DT-ARLCS)の活動を通して、サイバーセキュリティ人材の育成に取り組んでおり、本活動はその一環です。DT-ARLCSではこれまで、技術的基盤を活用して企業や組織のセキュリティ担当者を対象にハンズオン(体験型の学習)による研修等を実施し、実践的な人材の育成を支援しています。また、複数の大学でシステム監査やフォレンジックの講義を行うなど大学とも連携しています。高度なスキルを持ったサイバーセキュリティ人材の不足が叫ばれる中、さらに人材育成を強化し、産学官挙げてサイバーセキュリティ人材の発掘・育成支援の活動を本格化させるものです。
2016年9月、DT-ARLC及び東京大学情報学環主催、オランダ大使館及びデロイト オランダの後援により、東京大学情報学環 セキュア情報化社会研究寄附講座(SiSOC)*においてトレーニングプログラムを実施します。東京大学および大学院の学生を対象に、デロイト オランダのサイバーセキュリティの専門家が講師を務めます。デロイト オランダが企業のサイバーセキュリティ担当者向けに提供しているプログラムを学生向けにアレンジし、最新のサイバー攻撃手法から対策技術までを解説します。さらに、3日間のトレーニングを通じ優秀と認められた受講者には、オランダ大使館の協力のもとオランダへの研修旅行が提供され、デロイト オランダを含めた先進的なサイバーセキュリティの取り組みを行っている企業などを見学します。本プログラムは、今後継続的に実施する予定です。
「デロイト トーマツ x 東京大学 SiSOC サイバーセキュリティトレーニング」開催概要
■主催
デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所、東京大学情報学環
■後援
オランダ大使館、デロイト オランダ
■開催日
2016年9月17日(土)~19日(月・祝)
■参加対象者
東京大学および大学院に所属するITバックグラウンドがある(TCP/IPの知識等)学生
■定員
24名
■内容
情報収集、ターゲット選定、脆弱性認識、攻撃などの方法論や脆弱性診断の複数のツールについて、ハンズオンで学びます。トレーニングは英語で行われます(通訳なし)。
*東京大学情報学環セキュア情報化社会研究寄附講座(Secure Information SOCiety research group) 概要
セキュリティをはじめとするサイバー空間に関する課題について巨視的長期的視座から学際的研究・人材育成・政策提言を推進するものです。特に産官学の協力の下に広く人材を糾合し、実際に生じている社会的かつ国際的な課題に対し、自然科学的なアプローチのみならず社会科学的なアプローチも取り入れて調査研究を行い、その検討結果を広く情報発信することを主眼としたものです。当該分野における学際的研究部門としては日本初の試みとなります。
設置期間:2015年4月1日~2020年3月31日(5年間)
設置場所:東京大学情報学環
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