「anレポート」が最新フリーター事情を調査 「夢追求型」はわずか1割

「モラトリアム型」「やむを得ず型」で約9割を占める

株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するアルバイト求人情報サービス「an」<http://weban.jp/>は、人事・採用担当者のための情報サイト「anレポート」にて、18歳~44歳のフリーター1,500人を対象にフリーターのタイプごとに、その志向性ついて調査しましたので、結果を発表いたします。▼「anレポート」:「フリーター」にはどんな人がいるのか?~フリーターの3タイプ及び7タイプの特徴を調査~
http://weban.jp/contents/an_report/repo_cont/trend/20160615.html

今回の調査では、2000年に実施された日本労働研究機構の調査「フリーターの意識と実態」を参考に、フリーターになった経緯から「モラトリアム型」「夢追求型」「やむを得ず型」の3タイプ、およびさらに細分化した7タイプにフリーターを分類。アンケート回答者に自身のタイプを選択してもらい、仕事探しで重視する点などをタイプ別に掘り下げました。
▼「anレポート」:「フリーター」にはどんな人がいるのか?~フリーターの3タイプ及び7タイプの特徴を調査~
http://weban.jp/contents/an_report/repo_cont/trend/20160615.html

フリーターの3類型(大分類)、7類型(小分類)割合フリーターの3類型(大分類)、7類型(小分類)割合


■フリーター各タイプの特徴

①「モラトリアム型」

フリーターになった当初に明確な職業展望を持っていなかった人を指します。フリーターの中では最も多く、全体の約46%を占めます。フリーターになる直前に所属していたのが教育機関(予備校を含む)であったか、職場であったかによって、さらに「離学モラトリアム型」と「離職モラトリアム型」に分類されます。

「離学モラトリアム型」は、職業や将来に対して明確な見通しを持たないまま高校や大学を中退したり、進路が未定のまま卒業したりして、消極的にフリーターに移行した人です。全体の約28%を占め、まだ職業ビジョンが漠然としている人が多い傾向にあります。「仕分け、梱包、製造(倉庫スタッフ)」「コンビニスタッフ」などに従事している人が多く、フリーターの「気楽さ」「自由さ」に満足している人が多い一方、「収入の少なさ」を不満に挙げる声も目立ちました。

「離職モラトリアム型」は、学校を卒業した後、正社員として就職したものの、「劣悪な労働環境による心身の不調」や「人間関係の悩み」「会社の倒産」などによって不本意ながら離職し、再就職の見通しがはっきりしないままフリーターになった人です。全体の約19%を占め、正社員を再び目指すべくフリーターを抜け出そうとしている人や、離職時に心身の傷を抱えて正社員復帰に踏み切れない人などが大半を占めています。仕事選びのポイントでは、「安定して長く働き続けることができること」を重要視する人が多い結果となりました。

②「夢追求型」

「芸能関係の職業、もしくは職人・フリーランス型の職業につきたい」という、明確な目標を持っている人を指します。2000年に実施された日本労働研究機構の調査「フリーターの意識と実態」では27.8%を占めましたが、今回の調査では約10%に留まっており、少数派であることが判明しました。目指す職業のタイプでさらに「芸能志向型」と「職人・フリーランス志向型」に分類されます。

「芸能志向型」は、音楽や演劇、俳優など、芸能関係を目指してフリーターになった人です。全体の5%を占め、年齢別では18歳~24歳の若者が多く、35歳~44歳の層では、夢よりも現実への対処を迫られることから格段に減少します。アルバイト収入はフリーターの中で最も多く、平均額は12万7千円(※全体の平均は約11万円)という結果に。親との同居率が最も低いことも関係していると考えられます。就業している業種は事務が最多ですが、カフェ、居酒屋ホール、アミューズメントパークなどの接客系の職種も多い傾向が見られました。

「職人・フリーランス志向型」は、職人、アート関係、執筆関係など、自分の技能・技術で身を立てる職業や独立を目指しているか、現在その職業をフリーランスで行っている人で、全体の約5%を占めます。フリーターの中では学歴が高めで、大卒、大学院卒が最も多いのも特徴です。フリーターの中では「仕事への興味」を最も重視するタイプで、「自分が好きだから」「楽しそうだから」という判断軸で仕事選びをしている傾向が見られました。

③「やむを得ず型」

上記の2タイプよりも大まかな定義になりますが、「本人の意欲とは別の、労働市場の悪化や家庭の経済事情、トラブルなどの事情からフリーターを選択」した人を指します。フリーターになった事情から「正規雇用志向型」「期間限定型」「プライベート・トラブル型」に分類されます。

「正規雇用志向型」は、もともと正社員を希望していたが納得のいく結果が出なかった人で、全体の約24%を占めます。親との同居率は最も高く、生活面を実家に依存しながら、アルバイトと就職活動を続行する姿が浮かびました。仕事選びでは「将来的に正社員になるチャンスがある」を重視するのが特徴です。

「期間限定型」は、大学受験浪人中にアルバイトをしているケースや、資格を取得するための勉強をしながら生活費を稼ぐためにフリーターをしている人で、全体の約5%を占めます。就業期間が限られているため、「仕事選びには特にこだわりや理由がない」人が多く、「アルバイト」と割り切って「身近で選びやすい」ものから選ぶ人が多い傾向にあります。

「プライベート・トラブル型」は、本人や家族の病気、正社員として勤務した企業の倒産、異性関係の問題など、不本意なトラブルがきっかけでフリーターになった人で、全体の約12%を占めます。女性の割合が高く、なかでも35~44歳の層が多くなっています。平均月収は各タイプの中で最も低く、就業量を抑えめにしている人が多いと考えられます。仕事選びでは「安定して長く働き続けられる」ことを重視します。

※「anレポート」サイトではさらに詳しい調査結果を掲載しています。詳しくは下記をご確認ください。

▼「フリーター」にはどんな人がいるのか?~フリーターの3タイプ及び7タイプの特徴を調査~
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