複雑な医薬品「添付文書」を学習データとする、生成AI技術を開発 販売情報提供活動ガイドラインを遵守した、対話練習が可能に

「iRolePlay」に「リアルタイム会話チェック機能」搭載

 株式会社インタラクティブソリューションズ(本社:東京都、代表取締役:関根 潔)は、会話トレーニングプラットフォーム「iRolePlay」に、製薬企業向けの新機能として「添付文書」に基づく「リアルタイム会話チェック機能」を搭載したことをお知らせします。

 本機能は「iRolePlay」のオプション機能として、販売情報提供活動ガイドラインを遵守しながら、医療従事者に対して添付文書を学習データとする正確かつ信頼性のある情報提供のトレーニングを可能にするものです。

■製薬業界のブレイクスルー:「添付文書」のAI学習利用

  製薬業界では、厚労省の「販売情報提供活動ガイドライン」を遵守しながら、医薬情報担当者(MR)が正確かつ適切に医療用医薬品の添付文書(※)の内容を伝えるスキルが重要視されています。

※医療用医薬品の添付文書とは

医師や薬剤師などの医療従事者を対象に医薬品を適正かつ安全に使用するための情報(効能・効果や使用方法、副作用など)が記載された公式文書です。

頻繁な更新に加え、製品によっては十数ページにもなりますが、添付文書に基づいた正確な情報提供は製薬企業・医療従事者双方にとって最も重要です。

 一方、複雑化する医薬品情報や規制に対応するには、日々更新される幅広い情報・知識の習得に加え、高度な説明力が必要なため、従来の属人化した研修では得られる成果にばらつきがありました。このため、製薬業界では様々な論文・資料のAIによるDX化が各社で進められていますが、日本語の添付文書は表組での表現が多く、そのままではAIが読み取ることは困難なため、活用が進んでいない状況でした。

 今回、弊社にて、自社特許技術と最新のAI技術を駆使することで、添付文書の機械学習利用を実現し、本機能の提供となりました。

        インタラクティブソリューションズの新技術なら、添付文書の情報を正確に読み取れる

■添付文書に基づく「リアルタイム会話チェック機能」が製薬業界の課題を解決します

 今回リリースした添付文書を学習データとする「リアルタイム会話チェック機能」は、以下の課題を解決します。

・正確性の担保

 生成AIが、添付文書と照らし合わせながら会話の内容をリアルタイムで解析。添付文書との一致度を評価します。これにより、医薬品情報の正確性をその場で担保できます。

・規制遵守のサポート

 フリートークモードで、販売情報提供活動ガイドラインに抵触する発言が検出された場合、AIが指摘。適切な表現への修正を促します。

・トレーニングの効率化

実際の会話を再現したモード(フリートークモード)で本機能を使用し、AIを医療従事者役にしてトーク練習。医療現場で求められるスキルを実践的に習得できます。

トレーニングの中で正確なトークの確認・訓練ができるため、現場でのミスを抑えます。

 本機能の導入で、医療従事者への正確な情報提供が短時間で習得可能となり、医療従事者との信頼関係を深めるとともに、コンプライアンス遵守を強化できます。

■トレーニングプラットフォーム「iRolePlay」:効率的かつ実践的に会話トレーニング

 「iRolePlay(アイロールプレイ)」は、【お客様役のAI】を相手に、【担当者】が企業特有の情報を加味して“話す”トレーニングができる「プレゼン&ロープレ・トレーニングツール」です。iRolePlayは、4段階の学習モードで基礎から実践までを一貫して習得できます。

○効率的なiRolePlayのトレーニングステップ

 Step1 聞き流しモード:AIが一問一答を読み上げ、受動的に学ぶことで知識を効率的に習得。
 Step2 練習モード:自分の声で話しながら情報を再確認し、記憶の定着を促進。
 Step3 チャレンジモード:テスト形式で理解度を自己評価。
 Step4 フリートークモード:AIとの自由な対話を通じて、実際の会話を再現。自然な会話力を鍛える。

 数百人~数千人規模のトレーニング実施にも対応できるため、大幅に研修コストを削減しながら、顧客満足度を向上することも可能です。

営業マンのセールストークのトレーニングツールとして、また昨今メディアでも話題の「カスハラ対策」のトレーニングツールとしても、各方面からの注目度が高く、大手企業を中心に10社で利用されています。

         iRolePlayの画面

○特徴

学習データ(※3)に基づき、シナリオ作成不要で、専門 知識を学習したAIとの一問一答ラリーが音

声で行える。

※3 マニュアル、プレゼン動画、ロールプレイ映像など

○利点

・スキマ時間に気が済むまで会話練習ができる。

・繰り返し練習で会話力不足を解消し即戦力を養成。

・短期間で営業担当者の説明力・質問力が大幅アップ。

○用途

・医療機関での医師と医療スタッフ、製薬会社営業との会話練習

・コールセンターでのカスタマーハラスメント対策

・店舗スタッフ向けの接遇スキル対策

<iRolePlayについて詳しくは・・・>

https://www.interactive-solutions.co.jp/service/iroleplay.html

                  インタラクティブソリューションズのAI研究の歴史

 当社の製品開発は、複雑な仕組みとは裏腹に、お客様にとっての使いやすさにこだわっています。高度な設計思想と新しい技術が、煩雑な業務を解消し、必要とされる情報を正確かつ速やかに届けます。「iRolePlay」により、AIを活用した人材教育・最適化を実現するものと期待しています。

 インタラクティブソリューションズは、今後も顧客企業が安全に当社の製品を利用し、より高い成果をもたらすよう、さらにサービス開発・運用体制を強化してまいります。また信頼と実績でお応えする戦略パートナーとして 生成AI 時代を生き抜くための新たな取り組みを提言するとともに、ソリューションの開発・提供を行って参ります。

※記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

お問い合わせ先:

株式会社インタラクティブソリューションズ

セールス&マーケティング部

https://www.interactive-solutions.co.jp

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会社概要

URL
http://www.interactive-solutions.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区麹町2-5-1
電話番号
03-3230-1025
代表者名
関根 潔
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2010年05月