アスクル、「ASKUL Value Center関西」開所式・吹田市と災害時協定調印式を実施

アスクル最大の都市型物流センターで“Open Platform by ASKUL”の具現化と地域との共生を実現

　アスクル株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：岩田彰一郎、https://www.askul.co.jp/ 、以下「アスクル」）は、2018年2月に予定している「ASKUL Value Center関西（以下「AVC関西」）」の全面稼働に先がけ、2018年1月18日に開所式を行いました。
　また同日、吹田市（市長：後藤圭二）およびグローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：帖佐義之、https://www.glprop.co.jp/、以下「GLP」）が組成した特定目的会社との3者間で、吹田市が災害に見舞われた際の応援協定の調印式を行いました。

　アスクルは、最新鋭の設備を整えたAVC関西を活用して、Open Platform by ASKUL(OPA:物流・マーケティングのプラットフォーム事業、以下「OPA」）を、BtoB通販「ASKUL」、BtoC通販「LOHACO」に続く、“第３の収益の柱”とすべく取り組みを加速させてまいります。また、AVC関西の安心・安全な施設運営を徹底し、地域の皆さまと共生しながら地域に貢献する物流センターを目指してまいります。

■AVC関西　2018年2月全面稼働へ
2018年1月18日、多くの関係者のご列席のもと、AVC関西の開所式を行いました。

左から、GLP 代表取締役社長　帖佐義之様、アスクル 代表取締役社長兼CEO　岩田彰一郎、 吹田市　市長　後藤圭二様、トーヨーカネツソリューションズ株式会社 代表取締役社長 柳川徹様

◇高度自動化の取り組み
　アスクルでは、メーカーから商品を仕入れ、物流センターに在庫し、お客様にお届けするまでの【調達】・【物流】・【配送】の各工程において、最新テクノロジーを活用した物流の高度自動化を進めております。
　AVC関西は「人が歩かない物流センター」とのコンセプトに基づき、2016年5月に稼働開始したASKUL Logi PARK横浜（神奈川県横浜市、以下「ALP横浜」）において部分的に導入した自動倉庫や3D搬送ロボットを10倍以上の規模で導入するなど、商品在庫効率や庫内作業生産性を高め、業務の自動化・省人化により24時間365日フル稼働する物流センターの実現を予定しております。また、すでにALP横浜のピッキング工程にはロボットを1台導入しておりますが、AVC関西では本格的な導入を進め、eコマースの物流における最適なロボティクスモデルの実現に向けた研究開発を進めてまいります（AVC関西へのロボット設置は2018年秋口を予定しております）。

◇OPAをより一層加速
　アスクルはすでに一部メーカーや流通企業とはOPAを活用した取り組みを始めておりますが、AVC関西では、メーカーやストア企業※1との在庫の共有化・商品の同梱配送等を進め、アスクルの物流プラットフォームをメーカーやストア企業に積極的提供・活用してOPAをより一層加速してまいります。
　アスクルはOPAの具現化を通して、お客様にとって一層充実した品揃えと高い利便性を提供すると共に、効率的で無駄のない社会最適なeコマースを実現してまいります。
※1　LOHACOのマーケットプレイスに「出店」している売り主企業のこと

■災害時の自治体応援による地域貢献
　AVC関西は、住宅地や学校などに隣接する都市型の物流センターです。アスクルは、2017年に発生した「ASKUL Logi PARK首都圏」における火災以降、地域と結びついて事業を継続していく想いを強めてまいりました。このたび、地域との共生を積極的に図る手段の1つとして、以下の2協定の締結に至りました。AVC関西（GLP吹田）は、潤沢な生活必需品の商品在庫と、大量の物品を迅速かつ効率的に取り扱える物流機能を有しており、災害時における地域のライフラインの役割を果たしてまいります。
　本協定は、本年1月12日に締結した、埼玉県日高市（ASKUL Value Center日高 所在）との間の「災害時の食糧等の提供に関する協定」に続き、アスクルが締結する災害時協定の2例目となります。

救援物資拠点場所の提供協力協定

名称	「災害時における救援物資拠点場所の提供協力に関する協定書」
締結者	吹田市、吹田ロジスティック特定目的会社　※2 アスクル
内容	災害対策基本法（第2条第1号）に定める大規模災害時に、 市外等から搬入される救援物資の集積、荷捌き、搬出等の輸送拠点として、 GLP吹田（AVC関西）を吹田市に使用させる（原則として無償）

※2 吹田ロジスティック特定目的会社は、先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズの日本法人、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社が組成した特定目的会社で、GLP吹田の所有者です。

食料や生活必需品等物資の提供協力協定

名称	「災害時における物資の提供協力に関する協定書」
締結者	吹田市、アスクル
内容	災害対策基本法（第2条第1号）に定める大規模災害時に、 食料、生活必需品等の救援物資を提供する（有償）

 

＜調印式の様子＞

左から、アスクル岩田社長、GLP帖佐社長、吹田市後藤市長

  

左から、アスクル岩田社長、吹田市後藤市長

＜施設概要＞
名称：　ASKUL Value Center関西（GLP吹田）
所在地：　大阪府吹田市岸部南3丁目34番1
稼動開始：　2018年2月（予定）
敷地面積：　約75,000平方メートル（約2万2千坪）
延床面積：　約165,000平方メートル（約5万坪）　
建物階数：　地上4階建（全棟賃借）

＜関連プレスリリース＞
　●2017年9月7日　アスクル最大の物流拠点「ASKUL Value Center 関西」竣工
　　http://pdf.irpocket.com/C0032/aRgx/BPwv/pATP.pdf

　●2018年1月12日　アスクル、日高市と「災害時の食糧等の提供に関する協定」を締結
　　http://pdf.irpocket.com/C0032/u3wX/ShoX/nt97.pdf

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