愛と復讐の最高傑作ロマン――。西永良成さんが翻訳したアレクサンドル・デュマの代表作『新訳 モンテ・クリスト伯』が、日本翻訳家協会「翻訳特別賞」を受賞! 秋には映画公開も!!
アレクサンドル・デュマ著、西永良成訳『新訳 モンテ・クリスト伯』(平凡社ライブラリー)が日本翻訳家協会より贈られる「翻訳特別賞」を受賞しました!
株式会社平凡社(東京都千代田区)が刊行したアレクサンドル・デュマ著、西永良成訳『新訳 モンテ・クリスト伯』(全5巻、平凡社ライブラリー)が、NPO法人日本翻訳家協会が主催する2025年度の日本翻訳家協会賞において、「翻訳特別賞」を受賞したことが発表されました。表彰式は10月31日(金)に開催される予定です。

☆『新訳 モンテ・クリスト伯』(平凡社ライブラリー)とは
本書は、復讐譚の傑作として世界中で読み継がれてきた19世紀フランス文学の金字塔、『モンテ・クリスト伯 Le Comte de Monte-Cristo』の新訳です。日本でも1902年に翻訳されて以来、幾度となくドラマ化や舞台化がなされ『巌窟王』の題でも親しまれてきました。
嫉妬、憎悪、姦計……。前途有望な船乗りを待ち受けるあまりにも残酷な運命に、読者は憐憫と憤怒を覚えずにはいられないでしょう。孤独な牢獄の一室からはじまる長い長い復讐の物語は、果たしてどのような結末を迎えるのか。愛も、自由も、希望も、未来も、すべて奪われた男の生き様をどうか見届けください!

また11月7日(金)よりピエール・ニネ主演の映画『モンテ・クリスト伯』の全国公開が予定されています。こちらもあわせてご覧ください。
☆日本翻訳家協会「翻訳特別賞」を受賞した西永良成さんのコメント
これまで翻訳家として、フランス文学研究者として、80冊以上の翻訳を手がけてきましたが、その出発点には少年時代に読み耽った『巌窟王』(『モンテ・クリスト伯』)との出会いがありました。このたびその作品の新訳によって受賞の機会をいただけたことを、大きな喜びとして受け止めています。長年にわたり応援してくださった読者の皆さま、ならびに関係者の皆さまに、心から感謝を申し上げます。――西永良成
【訳者プロフィール】
西永良成(にしなが よしなり)
1944年富山県生まれ。東京外国語大学名誉教授。専門はフランス文学・思想。著書に『激情と神秘─―ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店)、『小説の思考─―ミラン・クンデラの賭け』(平凡社)、『「レ・ミゼラブル」の世界』(岩波新書)、『カミュの言葉─―光と愛と反抗と』(ぷねうま舎)など、訳書にクンデラ『冗談』(岩波文庫)、サルトル『フロイト』(人文書院)、ユゴー『レ・ミゼラブル』全5巻(平凡社ライブラリー)、編訳書に『ルネ・シャールの言葉』(平凡社)など多数。
【書誌情報】
『新訳 モンテ・クリスト伯』全5巻
著者:アレクサンドル・デュマ
訳者:西永良成
装丁:中垣信夫
出版社:平凡社
発行日:2024年7月5日-11月5日
公式サイト:https://www.heibonsha.co.jp/book/b647428.html
【映画情報】
『モンテ・クリスト伯』
公開:2025年11月7日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:マチュー・デラポルト、アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール
出演:ピエール・ニネほか
配給:ツイン
公式サイト:https://monte-cristo.jp/
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