ドキュサイン、Momentum25 TokyoにてAIエンジン「Docusign Iris」を核にした新ソリューションを発表
~第一弾として契約データを“使える資産”へ変革するDocusign Navigator、日本語対応版を提供開始~

インテリジェント契約管理(IAM)のリーディングカンパニーであるドキュサイン・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:竹内賢佑)は、グローバル・フラッグシップ・イベントである「Docusign Momentum25 Tokyo」において、契約に特化したAIエンジン「Docusign Iris(ドキュサイン アイリス)」を核とする最新ソリューションを発表しました。第一弾として、契約データを自動で抽出・構造化し、企業の重要なビジネス資産として活用可能にする新機能「Docusign Navigator(ドキュサイン ナビゲーター)」の日本語対応版の提供を開始し、日本企業の契約業務の変革を加速させます。さらに今後は、業契約プロセスに特化した「IAM for Sales」、顧客体験(CX)の向上に特化したサービス「IAM For CX」、あらゆる業界で契約の価値の解放を可能にする「IAM Core」にもDocusign Navigatorが搭載される予定です。
■契約を加速し、進化させるAIエンジン「Docusign Iris」

Docusign Irisは、20年以上にわたり蓄積された契約に関する知見と数百万のワークフローを基に構築された、契約に特化したAIエンジンです。汎用的な大規模言語モデル(LLM)とは異なり、契約書の生成、交渉、電子署名、情報抽出など、契約業務全般に特化した高精度なインサイトと自動化を提供します。Docusign Irisは、Docusign IAMやCLMを含むすべてのAI製品の中核として採用されており、より迅速な契約の作成と交渉、よりスムーズなレビューと承認、そしてより実用的なインサイトの提供という3つの価値を実現します。
■AIが実現する、ドキュサイン最新ソリューション
今回のMomentum25 Tokyoでは、Docusign Irisと連携した複数の新機能が発表されました。
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Docusign Navigator(2025年9月より日本語版の提供開始):Docusign Navigatorは、社内に散在する契約を一元管理するスマートリポジトリです。AIが契約書から条項や日付などの重要情報を自動で抽出・構造化し、これまで埋もれていた契約データを“使える資産”へと変革します。Docusign eSignatureで締結された契約も自動保存され、Salesforceなど既存システムともシームレスに連携できるため、契約情報の検索・可視化・活用を大幅に効率化します。
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Workspaces(2025年12月 グローバルにて提供開始予定):Workspacesは、契約に関わるすべての関係者、文書、フォームを一元管理できる安全なコラボレーションハブです。リアルタイムで文書のアップロードやコメント追加、更新確認ができ、適切な権限を持つユーザーのみがアクセス可能なセキュリティ機能を備えています。複数のステップや関係者が関わる契約プロセスを整理し、1回の通知で次に取るべきアクションが明確になるため、ユーザーは迷うことなく手続きを進められます。これにより、顧客体験をシンプルにし、関係者間の連携を強化し、契約業務をスピードアップしながらセキュリティを確保することが可能になります。
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ID Verification(2025年末 機能拡張):ドキュサインは、日本のe-KYCソリューションを提供するリーディングプロバイダーである株式会社Liquidとのパートナーシップにより、安全でシームレスなオンライン本人確認体験を提供しています。現在、Liquid社の「LIQUID eKYC」と統合することで、日本の運転免許証を活用した署名者の本人確認が、署名プロセス内でスムーズに行えます。さらに、2025年末には機能を拡張し、ICチップをNFCスキャンで読み取ることで、より簡単でシームレスな本人確認を実現予定です。これにより、契約受領者は身分証明書をスキャンするだけで認証が完了し、企業は変化する法規制への対応と、より高い「信頼」の提供が可能になります。
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Agreement Desk(2026年第一四半期 日本で提供開始予定):契約の交渉、承認、ワークフローを管理し、チーム間のコラボレーションを促進するドキュサインの統合ハブです。営業、法務、経理などの主要な関係者を招待し、リアルタイムのステータス更新により、契約交渉や承認フローを効率化し、契約業務全体をスピードアップします。

ドキュサイン・ジャパン株式会社 取締役社長の竹内賢佑は次のように述べています。
「AIは業務を効率化し、新たなインサイトをもたらす一方で、ガバナンスやセキュリティをいかに確保するかという課題もあります。私たちはその答えが、あらゆるビジネス活動の原点であり終着点でもある「契約」にあると確信しています。これまで静的な文書として扱われてきた契約を、AIで“生きたデータ”へと変革し、ビジネスを導く羅針盤とすることこそが、私たちが提唱するインテリジェント・アグリーメント・マネジメントであり、「契約の未来の姿」だと考えております。」
【Docusign / ドキュサイン・ジャパン株式会社について】
Docusign(ドキュサイン)は、合意・契約の変革を推進しています。現在、180カ国以上で170万社以上のお客様と10億人を超えるユーザーがドキュサインのソリューションを利用して、ビジネスプロセスを加速し、人々の暮らしをよりシンプルなものにしています。従来、合意・契約文書に含まれる重要なビジネスデータは基幹システムから切り離され、時間、コスト、機会の損失をもたらしていました。しかし、インテリジェント契約管理システムを使えば、これらのデータを効果的に活用できるようになります。ドキュサインが提供する「インテリジェント契約管理システム(IAM)」は、業界No.1の電子署名および契約ライフサイクル管理(CLM)ソリューションとともに、シームレスな合意・契約文書の準備、締結、活用を実現します。ドキュサイン・ジャパン株式会社は、米国Docusign, Inc.の日本法人です。
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