2022年最新「グローバル市場における時計産業の現状」 世界最大級の高級時計専門マーケットプレイスChrono24が発表

~高級時計の価格推移、および若年層の消費動向に注目~

Chrono24 Japan 合同会社

世界最大級の高級時計マーケットプレイスChrono24(クロノ24)(本社: ドイツ・カールスルーエ、創設者兼CEO: ティム・シュトラッケ)は、 運営するChrono24サイト(https://www.chrono24.jp/)での月間900万人以上のユーザー取引データより、2022年最新「グローバル市場における時計産業の現状」のレポートを発表します。

【Topics】
1. 2022年上半期の販売数は前年同期比で14%増加、売上高は43%増加。日本からの販売が好調!
2. ロレックスが2022年上半期の全販売高の40%以上、新品時計が2022年上半期の販売高の約20%
3. 2020年初頭から2022年上半期末までの間に、Chrono24で販売されている時計の価格は平均して76%上昇
4. 「トロフィーウォッチ」 ノーチラス、ロイヤルオーク、デイトナの価格に変化
5. 世界で女性時計愛好家が最も多いのはアメリカ、全体では女性はロレックスを好む傾向に
6. ドレスウォッチへの需要が大きく高まる傾向に
7. ムーンスウォッチの販売価格が下落
8. 若年層の購買量が増加。ミレニアル世代+Z世代による購入量は前年比41.6%増

【調査概要】
実施           :Chrono24
対象期間         :2022年上半期
月間訪問者数       :平均900万人
Chrono24にて利用可能言語 :22ヵ国語

「Chrono24」は2003年以来、業界をリードする世界最大規模の高級時計オンラインマーケットプレイスです。100カ国以上から3,000以上の販売業者、並びに3万人以上の個人販売者によりおよそ50万点の時計が出品され、サイト訪問者数は毎月約900万人(2022年7月現在)。 2020年、Chrono24は約20億ユーロの取引高を達成しました。世界最大規模のプラットフォームであるChrono24は、新品からアンティークまで網羅した時計のラインナップを抱え、信頼のおける環境での取引を可能とし、全ての時計好きの“Home”になることを目指しています。


Topic 1:2022年上半期の販売数は前年同期比で14%増加、売上高は43%増加。日本からの販売が好調!
Chrono24では、2022年上半期の販売数(本数)が前年比14%増加し、売上高は43%増加しました。日本の販売事業者による売上が好調で、日本国内で購入された時計の約3倍の量の時計が販売されました。
購入については、2022年現在までに、アメリカが18%の購入でリードしており、ドイツから16%、イタリアから9%、フランスから7%、日本から1%が続き、残りは他の115カ国からでした。


Topic 2:ロレックスが2022年上半期の全販売高の40%以上、新品時計が2022年上半期の販売高の約20%
ロレックスが全販売高の41.45%を占め、続いて、オメガが9.13%、パテックフィリップが7.1%、オーデマピゲが5%、ブライトリングが3.58%の結果となりました。また、販売高の22%が新品、中古品が78%を占めました。
【Chrono24で購入されている時計】


Topic 3:
2020年初頭から2022年上半期末までの間に、Chrono24で販売されている時計の価格は平均して76%上昇

【2020年以降の価格推移】

2020年初頭から2022年上半期末までの間に、Chrono24で販売されている時計の価格は平均して76%上昇しました。
※グラフに表示されている価格推移はChrono24によって作成された価格指数に基づいています。この指数の基礎は多くの時計モデルの価格推移に関するマーケットプレイスデータです。市場をできる限り正確に反映するために、モデルは販売高の割合に応じて重み付けされています。

Topic 4: 「トロフィーウォッチ」 ノーチラス、ロイヤルオーク、デイトナの価格に変化
ノーチラス、ロイヤルオーク、デイトナのモデルの出店数が2022年上半期に大きく増加しました。これに対し、需要は年初に若干減少しています。需要がわずかに減少する中、供給量が膨れ上がったことにより、価格の下落が起こり、こうした「トロフィーウォッチ」モデルの価値が下落した、という見解も見られますが、広い視野で見れば、高級時計の価値は上がり続けています。実際、2022年の動向を包括的に見ると、Chrono24上の時計は今年の4月と5月には、 2022年1月よりも平均約12%高く、6月末の価格水準は2022年1月よりも約10%高くなっています。


Topic 5:世界で女性時計愛好家が最も多いのはアメリカ、全体では女性はロレックスを好む傾向に
Chrono24上での女性による購入(売上)の25%以上は、アメリカ在住の女性が占めていることが分かりました。2位はドイツの20%、3位はイタリアの約8%と続きます。また、女性によって購入された時計の売上の約半分がロレックスで、ロレックスは市場全体と比べ、さらに高い人気を女性から集めています。
さらに、Chrono24で購入する時計1本あたりの平均価格は男性が約49万円でしたが、女性は約56万円で女性の方が購入する1本あたりの時計の価格が高いという結果となりました。

Topic 6:ドレスウォッチがトレンドに
カルティエ サントスやブライトリング ナビタイマー、ジャガー・ルクルト レベルソ、タグ・ホイヤー モナコなどの定番のモデルの価格が引き続き上昇する中、A.ランゲ&ゾーネ1815、パテック フィリップ カラトラバ、ヴァシュロン コンスタンタン フィフティシックスなどのハイエンドドレスウォッチも、その価値を維持、もしくは上昇させ、ドレスウォッチの人気という新たなトレンドを支えています。人気があると同時に投資目的にも期待できる「ドレスウォッチ」に対する世間からの欲求が大きく復活してきていることが分かります。
【価格推移】


Topic 7:ムーンスウォッチの販売価格が下落
ムーンスォッチシリーズについて、供給量が大きく増加したため自由市場における販売価格は大幅に下がりました。中でも、Mission to Neptuneモデルは、 過去3カ月の間にムーンスウォッチシリーズの中で価格が約2倍になった唯一のモデルです。その理由は手首に色移りするダークブルーのカラー。スウォッチは差し当たりこのモデルの販売を停止したため、供給量が大幅に制限されることとなり、現在Chrono24において最もレアなムーンスウォッチとなっています。


Topic 8:若年層の購買量が増加
Chrono24における購入リクエスト数全体の42%は、18歳から34歳(ミレニアル世代とZ世代が混在)のユーザーによるものが占めています。ブランド別に見ると、特にこの年齢層は、リシャールミルの57%、ウブロの48%、オーデマ ピゲの49%を占めているということが判明しました。
【若い購入者に支持されるブランド】


■Chrono24共同CEOのTimによるコメント
Chrono24の共同CEOであるTim Stracke(ティム・シュトラッケ)は以下のようにコメントしています。


時計市場は今、変化の中にあります。ここ数カ月間は需要が供給に追いつかず、市場価格は高騰の一途をたどっていましたが、供給量が増えたことによって状況は落ち着きを取り戻しつつあります。この間、特に大きな価格上昇を見せたのは、ロレックス デイトナやオーデマ・ピゲ ロイヤルオーク、ブルーの文字盤を搭載したパテック フィリップ ノーチラスなどコレクターズアイテムとして特に人気の高い特定のモデルです。ただ今回は、二次流通市場ではなく新品時計市場に絞って話をさせていただきます。

市場における価格変動にはさまざまな要因がありますが、第一に需要と供給のバランスが決定要素となります。人気の時計モデルが多く供給されれば、販売価格が低く抑えられるという仕組みです。しかし一方で、オメガ スピードマスターなど供給量とともに需要も大きく上昇したモデルもあります。スウォッチとオメガの共同プロジェクトにおいてデザインされたスピードマスター ムーンウォッチの革新的なスウォッチバージョン「ムーンスウォッチ」は、大成功を収めました。また、カルティエもより大きな需要を獲得しています。

また興味深いことに、2022年上半期の弊社における販売高は、市場価格の変動にもかかわらず減少するどころか大きく上昇しています。販売数は前年の水準と比較して14%、販売高は43%の増加となりました。

同時にChrono24もさらなる成長を遂げています。現在、450人を超える従業員が情熱を持って職務に当たっています。弊社は世界最大の高級時計マーケットプレイスとして、日々時計市場にさらなる透明性をもたらしていく所存です。
このレポートでは、世界の時計業界におけるさまざまな動向を詳細にわたってご確認いただけます。ご一読いただければ幸いです。

「Chrono24」アプリは、以下よりダウンロードいただけます

                【iOS版】             【Android版】

■インスタグラムアカウント
@chrono24.japan
https://www.instagram.com/chrono24.japan
#chrono24japan を付けてご自身の腕時計を投稿ください。
Chrono24.japanアカウントにてあなたの腕時計を紹介させていただきます。

■会社概要
会社名   :Chrono24 Japan 合同会社
本社    : 104-0061 東京都 銀座 中央区 6-10-1 13F
オフィス  :ドイツ・カールスルーエ、ベルリン、ニューヨーク、マイアミ、香港
代表取締役 :Holger Felgner、Tim Stracke

Chrono24 ウェブサイト: https://www.chrono24.jp
Chrono24 日本公式Facebook: https://www.facebook.com/chrono24.japan

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

Chrono24 Japan 合同会社

10フォロワー

RSS
URL
https://www.chrono24.jp/
業種
サービス業
本社所在地
Haid-und-Neu-St.18, D-76131, Karlsruhe, Germany
電話番号
0505-865-4065
代表者名
ティム・シュトラッケ
上場
未上場
資本金
-
設立
-