塩尻市の広報が若返る!堅苦しさを打破する行政広報の新たな形。第1弾は「木曽漆器」高校生広報アドバイザーが伝える木曽漆器の魅力
~10月1日から高校生広報アドバイザーが「私たちが伝える木曽漆器」をテーマに広報塩尻やSNS、YouTubeを使った情報発信を行います~
長野県塩尻市秘書広報課は、広報戦略の一環で、令和4年度から東京都市大学塩尻高校の生徒に広報アドバイザーとして就任していただき、行政広報の堅苦しさの打破、また、地元高校生の地域への愛着醸成を目指しています。
第1弾のテーマは「木曽漆器」。広報塩尻や、SNS、YouTubeなどの紙媒体からデジタル媒体までさまざまな媒体を使って、高校生目線の新たな広報をスタートさせます。
第1弾のテーマは「木曽漆器」。広報塩尻や、SNS、YouTubeなどの紙媒体からデジタル媒体までさまざまな媒体を使って、高校生目線の新たな広報をスタートさせます。
- 第1弾「木曽漆器」高校生が新たな角度から伝える木曽漆器の魅力
今回の「行政=堅苦しい」を打破するために立ち上げたこの企画で、第1弾として取り上げたテーマは「木曽漆器」。本市が誇る国指定の伝統的工芸品「木曽漆器」は、産地の職人の高齢化や後継者の減少、消費者の漆器に対する「高級」「ハレの日に使うもの」といった固定化されたイメージなどの課題があります。高校生の目線で、若い世代の皆さんをはじめ木曽漆器に馴染みのない皆さんにも木曽漆器の魅力が届くように、また漆器産業の未来に向けて、木曽漆器の魅力を再発掘する様子をストーリー仕立てでお伝えします。
- 広報塩尻10月号自主企画「私たちが伝える木曽漆器」
物語のスタートは、教室で木曽漆器を持つ高校生たちの写真から始まります。高校生4人の木曽漆器に対するイメージは「昔のもの」「値段が高そうなもの」でした。木曽漆器に触れることが初めての高校生4人が、初めて木曽平沢に訪れ、実際に木曽漆器に触れ、職人と関わる中で感じたことを旅形式で紹介する構成となっています。また、その中で作り手や伝え手、さまざまな形で木曽漆器に関わる皆さんにも迫った、インタビュー、写真ともに盛りだくさんの大特集号となっています。ページ数は過去最多に並ぶ14ページです。
一方的に伝えるのではなく、高校生が伝えたいことを優先に
高校生たちが実際に工房や職人を取材している様子を主に紹介しています。高校生たちの初めて触れる漆器に興味津々な様子から、カラフルで可愛い漆器に触れる中で、歴史があるものを可愛いと思えることに感動する姿など高校生たちの素直な気持ちをそのまま表現しており、全体的に親しみやすい構成としています。
「推し色発見!」高校生のお気に入りの木曽漆器を紹介
取材した工房や店舗ごとに高校生一人ひとりのお気に入りの木曽漆器を掲載しています。フォルムや絵柄が気に入ったこと、自分が好きなアイドルの“推し色”が表現された漆器があったことなど、気に入ったポイントとともに紹介。
高校生が職人に聞く、木曽漆器のこと
職人でもあり木曽漆器工業協同組合理事長を務める石本則男さんと高校生広報アドバイザーの福島七海さんとの対談を掲載。福島さんが木曽漆器に触れて実際に感じたことを伝えたり、扱い方など疑問に思ったことを質問したりして、対談形式で木曽漆器の置かれている状況や性質などを分かりやすくお伝えしています。
地域で奮闘する小中学生との関わり
木曽漆器を未来につないでいくため地域で奮闘する小中学生と高校生の関わりも掲載。今まで知らなかったことでゼロだった知識から、小中学生の思いや声を聴くことで高校生の木曽漆器に対する思いはさらに膨らんでいきます。
イメージが180度変わった木曽漆器
若者には馴染みがなく使いにくいと思っていた木曽漆器が、パステルカラーや絵が描いてあるものがあったり、職人さんの挑戦する姿に魅力を感じたりして、高校生たちのイメージが180度変わりました。高校生から見ても魅力たっぷりの木曽漆器。この魅力を広報紙だけでなく、SNS等を使って今後も発信し続けていきます。
■公開先
・広報塩尻10月号紙媒体
・市ホームページ
WEBブック、PDF版、テキスト版、声の広報を掲載しています。
https://www.city.shiojiri.lg.jp/site/koukousei/
・マチイロ
広報紙をスマートフォンやタブレットなどで読むことができる無料アプリです。
・マイ広報紙
自治体などの広報紙を記事ごとにテキスト化し、インターネット上で無料配信しているサービスです。テキストのみの形でご覧いただけます。
■制作者
・企画、構成、撮影、編集 長野県塩尻市企画政策部秘書広報課
・高校生広報アドバイザー 東京都市大学塩尻高校
・出演、協力 木曽漆器工業協同組合、木曽漆器青年部、小坂進うるし工房、ちきりや手塚万右衛門商店、丸嘉小坂漆器店、木曽くらしの工芸館、楢川小中学校、BYAKU Narai、産業政策課
- 映像
文字だけでは伝わらない高校生の取材時のリアクションや、なかなか見ることができない職人さんの作業の様子を30秒の動画に詰め込みました。広報塩尻10月号とあわせてご覧ください。
■第22回 abn・八十二 ふるさとCM大賞NAGANOへの応募
CMのナレーションを高校生が担当!木曽漆器のあるまち塩尻市を高校生の若い感性で紹介するCMを作成中です。- SNS
https://twitter.com/shiojiri_city
- HPサブサイト
https://www.city.shiojiri.lg.jp/site/koukousei/
- 第1弾へ参加の高校生(いずれも東京都市大学塩尻高校)
3年生 | 生徒会広報委員会委員長 | 福島 七海さん | 広報紙主担当 |
2年生 | 生徒会広報委員会副委員長 | 栗生 瑞紀さん | SNS・広報紙担当 |
2年生 | 生徒会副議長 | 馬場 祥子さん | SNS・広報紙担当 |
2年生 | 生徒会文化祭運営委員会副委員長 | 大西 来未さん | 映像・広報紙担当 |
- 東京都市大学塩尻高校 広報委員会顧問 山本大先生からのコメント
生徒たちは今回の連携を通して、木曽漆器や職人さんたちと直接関わって地元の伝統ある文化や地域の人たちの温かさを知ることができ、大変有意義な時間を過ごすことができたと思います。また、教育の観点からも木曽漆器産業で働かれている人と関わり、実際の現場を見学することができたことで、伝統的な職業のやりがいを直に感じることができたのも、進路を考える時期である高校生たちにとって貴重な体験となりました。市を盛り上げるためには高校生という若い世代の力は重要だと思います。今後もこのような機会があれば積極的に連携したいと思っています。
- 広報アドバイザー就任の経過 「堅苦しさが抜けない」という行政広報の課題に取り組む
本市に限らず自治体の情報発信は、「正しく伝えたい」という観点から情報を全て伝えようとするあまり、内容が堅いものとなってしまう傾向があります。本市においてもこのことは広報戦略を推進する中で大きな課題となっていました。そのような状況の中で、これまでも特別活動としてシバザクラ植栽活動や通学路の清掃活動など「地域社会貢献活動」を推進している東京都市大学塩尻高校からその一環として、行政と新たな取り組みができないかという依頼があり、今回のプロジェクトの立ち上げが決まりました。高校生目線の「この情報が知りたい」「おしゃれ」「面白い」などといった感情を大切に、市の広報に連携していただき、行政としての新しい広報の形を模索していきたいと思います。
※第2弾は詳細が決まり次第、プレスリリースにてお伝えします。
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