生物多様性ビッグデータでネイチャーポジティブを牽引する シンク・ネイチャー、総額約3.8億円の資金調達を実施
金融・機関投資家ネットワークとの連携を強化し、ネイチャーポジティブ経済の社会実装を加速
この度株式会社シンク・ネイチャー(本社:沖縄県浦添市、代表取締役CEO:久保田 康裕、取締役社長COO:舛田 陽介、以下「当社」)は、既存株主である伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社をリード投資家とし、既存投資家並びに新規投資家を引受先とした第三者割当増資により、総額約3.8億円の資金調達を実施いたしました。

【本ラウンドにおける投資家】
リード投資家: 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
既存投資家: 沖縄セルラー電話株式会社、沖縄振興開発金融公庫
新規投資家: ニッセイ・キャピタル株式会社(ニッセイ・キャピタル サステナビリティ課題解決ファンド1号)、三井住友トラスト・インベストメント株式会社及びSBI新生企業投資株式会社(サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ1号投資事業有限責任組合(以下「CENPファンド」))
【資金調達の背景と目的】
本ラウンドで調達した資金は、ネイチャーポジティブな経済活動の社会実装を加速させるための基盤強化に充当いたします。
1.金融・機関投資家ネットワークとの連携強化
ニッセイ・キャピタル様(日本生命グループ)およびCENPファンド様(三井住友トラストグループ)とのパートナーシップを通じ、金融市場における自然資本情報の活用支援を強力に推進いたします。
2.グローバルな解析精度の向上と知財戦略の推進
当社が強みを持つ生物多様性ビッグデータとAIを用いた解析基盤を高度化し、サプライチェーン全体の影響評価における優位性を確立するとともに、独自の技術資産を保護する知財戦略を強化いたします。
3.事業基盤の拡大と専門人材の採用
フィンランド支店を通じた欧州市場への参入準備、および国内拠点の拡充に伴う営業・デリバー体制の強化を図ります。これらに合わせ、国内外で事業を牽引する高度専門人材の採用を推進いたします。
【投資家のコメント】
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
取締役パートナー 中野 慎三様 プリンシパル 中上 郁様
昨今、気候変動問題への対応が求められるようになって久しいですが、直近の議論においては、地球上の安定的な経済・社会活動の継続の為には、気候変動から更に自然資本・生物多様性の領域へ踏み込んだ取組みが必要とされています。 一方、企業や公的機関等にとって、独力で自然資本等に関する専門的な分析や検討を行うことのハードルは高く、知見を有する専門家へのニーズが日々高まっている状況です。この業界におけるリーディングカンパニーであるシンク・ネイチャー社では現在、そうした困り事を持つ企業等からの引き合いが非常に強く、力強い事業成長を続けています。ITVとして、今後も同社の事業拡大に向け、全力でご支援させていただきます。
沖縄セルラー電話株式会社
代表取締役社長 宮倉 康彰様
生物多様性という沖縄の強みを、社会や経済の価値へとつなげてきたシンク・ネイチャー社の挑戦に、同じ沖縄の企業として継続的に関わってこられたことを誇りに思います。シンク・ネイチャー社は研究成果にとどまらず、企業や地域の実務に根差した取り組みを着実に積み重ねてきました。今回の資金調達を契機に、沖縄を起点としたネイチャーポジティブの社会実装をシンク・ネイチャー社とともに推進し、地域発の新たな価値創出と持続可能な沖縄の未来づくりに貢献して参ります。
沖縄振興開発金融公庫
産業振興出資室様
世界規模で高まりつつある TNFD 開示対応やネイチャーポジティブ支援ニーズに対し、シンク・ネイチャー社は独自の生物多様性データと AI を駆使した解析技術での取り組みが大いに期待されています。当公庫は、ネイチャーテック・スタートアップとして、シンク・ネイチャー社が沖縄から出現した意義を高く評価し、今後、グローバルに飛躍するための後押しをすべく、令和 6 年度に次ぎ追加出資をしました。
ニッセイ・キャピタル株式会社
投資部長 上田 直孝様
この度、投資家としてシンク・ネイチャー社に参画できることを大変嬉しく思います。現在、世界的に「ネイチャーポジティブ」への転換が急務となり、企業が自然資本に与える影響を適切に評価・開示する動きが加速しています。弊社もこの市場変化に注目する中で同社と出会い、世界最大級の生物多様性ビッグデータと、マクロ生態学に基づく独自の解析技術、そして社会実装を強く意識した事業展開を高く評価し投資を決定いたしました。科学的根拠に基づく「自然の可視化」は、持続可能な社会を築く新インフラになると確信しています。同社がこの領域で大きく飛躍することを期待し、我々も日本生命グループの一員として全力で支援してまいります。
サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ 1 号投資事業有限責任組合
無限責任組合員 三井住友トラスト・インベストメント株式会社
GP業務グループ 投資ユニット
シニア・バイスプレジデント 山西 純様
シンク・ネイチャー社は最先端の科学的知見に基づくデータ解析を通して、生物多様性・自然資本に関する多様なソリューションを提案する事業を展開、ネイチャーポジティブ領域に真正面から向き合っている企業であり、サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブの冠を掲げる弊ファンドが真に支援すべき企業であると考えていましたので、ご一緒できることを大変嬉しく思います。今後はシンク・ネイチャー社と共に、企業活動および社会・経済のネイチャートランスフォーメーションの実現のために精進していく所存です。
【株式会社シンク・ネイチャーについて】
当社は、生物地理学・マクロ生態学などの基礎科学と、生物多様性保全・システム化保全計画など応用学の知見を、ビジネス文脈において運用するネイチャーポジテイブ系スタートアップです。
私たちのビジョンは「自然資本への投資が評価され、豊かな社会へとつながる世界を実現すること」です。データテクノロジーで「自然の価値」を見える化し、企業・金融・行政・市民の各活動において、“自然の可視化情報“に基づいて意思決定ができる状態を、私たちは作ろうとしています。
当社の強みは、陸海フィールドワーク現地観測と人工衛星観測に由来するビッグデータ(地球の生物多様性の高解像度可視化マップ)、社会経済情報(物流統計、産業連関、株式・先物取引き情報、地政学リスクなど)を統合した最高度のデータ分析、そして地球環境の危機に適応するためのビジネスインテリジェンスの提供です。
当社の事業ポートフォリオは多面的で、企業向けIR開示支援(TCFD・TNFDやSBT対応)と自然資本経営の支援、カーボンニュートラルとネイチャーポジティブの調和的な実装支援、機関投資家・金融機関向け気候・自然デューデリジェンス、自治体の自然資本可視化システムに基づいたネイチャーDX支援、生き物見える化アプリによる市民向け生物多様性主流化(教育普及)のサービスを取り揃えており、「科学技術を起点に 、企業活動とファイナンス、制度、そして 文化を同時に推しにいく」統合戦略で事業成長を狙っています。
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