地域から発信する、世界に通じる医療を目指す病院づくり【中部国際医療センター】
株式会社久米設計(本社所在地:東京都江東区潮見2-1-22)は、当社が設計を行った「中部国際医療センター」が医療福祉建築賞2024を受賞しましたことをお知らせします。
医療福祉建築賞とは
https://www.jiha.jp/awards/architectureaward/
毎年、竣工後1年以上たつ新しい医療福祉施設を対象に優良作品を募り、デザインだけでなく、利用者の快適性や、スタッフの使い勝手といった視点もあわせて、総合的な評価が行われ、もっとも優秀と認められたもの数点を表彰するものです。

【設計者コメント】
中部国際医療センターの基本理念である「全ては病める人のために」を体現する建築として、病院利用者の不安をやわらげ、地域とつながる器としての在り方を意識しました。
本計画は、病院敷地内に2階レベルで連携する健康増進施設「みのかも健康プラザ」の併設が特徴です。健康増進施設は地域住民の日常的な居場所となりつつ、病院利用者も往来することで活気ある風景が生まれています。
病院本体は3層吹抜の明快なホスピタルモールを基軸動線として計画し、患者だけでなく3階のスタッフエリアも同じ空間を共有しています。医療を支える全ての人が行きかう風景そのものが患者・家族の安心感につながっています。
今回の受賞では、各所に設けた病院利用者や地域住民の居場所がホスピタリティとして表れていることなどを評価頂きました。建物が多くの人に利用され、地域の居場所として活用されていることは設計者として最大の喜びです。同じ目標を共有した関係者の皆様との協働により実現できたものとして、深く感謝申し上げます。
【建築概要】
名称:中部国際医療センター
所在地:岐阜県美濃加茂市健康のまち1-1
建築主:社会医療法人厚木会木沢記念病院
設計者:株式会社久米設計
施工者:
(建築)フジタ・TSUCHIYA特定建設工事共同企業体
(空調)株式会社朝日工業社
(給排水)斎久工業株式会社
(電気)東光電気工事株式会社
延床面積:53,373.71㎡
階数:地上10階
構造:S/RC/CFT
竣工:2021年10月
受賞:医療福祉建築賞2024
【設計コンセプト】
世界水準の医療と地域の健康づくり拠点の融合
岐阜県中濃医療圏における中核病院の移転新築プロジェクトです。敷地は美濃加茂市の街を見守る高台「健康のまち一丁目1番地」に位置します。新病院には地域の安心安全の要としての役割はもちろんのこと、国際レベルの最先端医療の提供を見据えた環境づくりが期待されました。病院理念の「全ては病める人のために」に基づき、高度医療を支える各部門の適正配置、最先端医療機器の積極導入と設え、入院患者を見守りやすい病棟計画等に配慮しました。特に大型病院でしばしば問題になる迷いやすさ・建物の分かりにくさの解消のため、明快な主軸動線であるホスピタルモールを設定し、利用者を優しく迎え入れる開放的で心安らぐ空間を目指しました。また、みのかも健康プラザは予防医学の観点からメディカルフィットネス・プールや市の保健センターを病院と一体的に整備した。カフェやブックストア等も併設し、地域住民の健康づくりの拠点として賑わいや交流の場を創出しました。

【会社概要】
株式会社久米設計
「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。
1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名(約450名の資格を有する専門家)を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。
URL:https://www.kumesekkei.co.jp/
所在地:東京都江東区潮見2-1-22
取締役社長 井上宏
【久米設計Instagram】
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