【社会課題に光を当てるSIL】「自分らしさと美しさ」をテーマとした大規模調査を実施

3,500人を対象とした調査で明らかになった、個性表現や美へのプレッシャーの実態若年女性の7割が“容姿コンプレックス”を抱える など

QO株式会社

人と社会のために問いを探究するリサーチとプランニングのQO株式会社(代表取締役社長:恒藤優/本社:東京都中央区、以下「QO」)は、社会課題に光を当てるSocial Issue Lab(以下、SIL)の一環として、「自分らしさと美しさ」をテーマとした調査を踏まえ着目した生活者の生声をまとめたソーシャルレターを発表しました。

SILは、調査の力で社会の声なき声を拾い、社会課題を知るきっかけを届ける研究機関です。これまでに「ジェンダーギャップ」や「震災支援」「防災・減災」「誹謗中傷」「環境問題への揺り戻し」「性の多様性」といったテーマで研究活動に取り組んでまいりました。

近年、社会において多様性を尊重する意識が広がりを見せる一方で、特に女性に向けられる“美のプレッシャー”ともとれるような社会規範が根強く存在しています。こうした圧力は、ジェンダーギャップとはまた異なるかたちで、「自分らしさ」や「個性の表現」を難しくしているのではないかと考えます。

本調査は、そうした背景のもと、「自分らしさ」や「個性の表現」、さらに関連する美しさの定義や肌ケアの価値観といった観点から、その実態を紐解きます。今回の調査を通じて、性別を問わず、多くの方とともに「美しさ」や「個性」について改めて考えるきっかけを提供したいと考えています。

◆ 調査結果(一部)

調査レポート「自分らしさと美しさ」

資料はこちら: Social Letter(2.42MB)

若年女性を中心に、個性表現はしたいが、現状表現できているとは言えず、意向と実態にギャップあり

「自分の個性を表現したいと思うか」を聞くと「そう思う」が全体の44.2%、そう思わないが全体の22.0%となりました。一方で、「現在、ご自身の個性を表現できていると思うか」を尋ねたところ「表現できている」と答えた層は全体の36.9%、「表現できていない」と答えた層は全体の40.7%となりました。また、若年層ほど「個性を表現したい」と回答した人の割合に対して「個性表現できている」と回答した人の割合に差があり、個性の表現について意向と実態のギャップが大きいことが明らかになりました。

化粧や身だしなみをきちんとしてないといけない雰囲気があり、

広告の煽りや「美しくならなきゃ」というプレッシャーも感じている。

外見に関する意識について、「化粧や身だしなみをきちんとしていないといけない雰囲気を感じる」と回答した人が女性全体で72.8%にも上りました。また、「SNSや広告で煽られている気持ちになる(35.6%)」や「美しくならなきゃとプレッシャーに感じることがある(33.8%)」も上位に入り、特に女性15-29歳、女性30代がより高い特徴もみられました。

実際に受けたことがある言葉

「容姿に関する指摘を受けた経験がある」と答えた人に、実際に言及されたことがある言葉を聞いたところ、以下のような心が痛む声が寄せられました。

・(家族に)ニキビとニキビ跡がひどい肌を軽石とか溶岩石みたいと言われた(関東/40代/女性)

・(家族に)髪を褒められたと言うと、顔を褒められたら良かったのにと言われた(関東/10代/女性)

・(友人に)顔を嫌な目付きでジーーーーッと見られたあげく「ブス!!!!!」と大音声で怒鳴られ、嘲笑された。(中部/50代/女性)

・主人の男性の友人に「俺の嫁はいつもきちんと化粧しているけど、あなたは色白でもないのに化粧ぐらいきちんとしたら」と言われた事がある(九州・沖縄/60代/女性)

・母親に「ブサイクで貰い手がないので勉強しろ」と言われた(九州・沖縄/50代/女性)

・小学校高学年の頃に同じクラスの男の子に「お前、顔が白すぎるし、そばかすがあって気持ち悪い」と言われた。(関東/40代/女性)

・担任の教師から「お前の笑顔は笑顔じゃない」と言われた(九州・沖縄/20代/女性)

・子供の頃、歩いていると知らない男の人に「ねえちゃん、色黒いね」といきなり言われたことがある(当時は地黒だった)(九州・沖縄/60代/女性)

・(男性上司から)「もっと髪を伸ばしてスカートを穿いて女らしくしろ」「女として見れない」「太った?」などのセクハラに該当する指摘。(中国・四国/30代/女性)

「個性表現層」を中心に自分の肌に対してポジティブな気持ちもあるが、コンプレックスも多い

特に「個性表現ギャップ層」は9割弱がコンプレックスを感じており、個性表現の妨げにつながっている可能性も

「自分の肌また、個性表現ができている「個性表現層」と比べて、個性表現を望んでいるができていない「個性表現ギャップ層」の方が、より多くの人がコンプレックスを感じていることが分かりました。

◆ 調査概要

調査対象者:全国の女性 18-69歳

回答者数:3,500人

調査方法:インターネットリサーチ

調査期間:2025年5月23日(金)~26日(月)

調査企画:QO株式会社

調査委託先:株式会社マクロミル

割付方法:各エリアで200s以上を確保し、エリアごとには各年代均等に回収

集計方法:令和2年国勢調査のエリアおよび年代別の人口動態に基づいてウェイトバックし、世の中の縮図を再現

調査内容:・個性表現の実態と意向

・美へのプレッシャー

・美に関する価値観

・肌ケア、スキンケアの実態、習慣、価値観

【Social Issue Lab「SIL」】

SILは、調査の力で社会の声なき声を拾い、社会課題を知るきっかけを届ける研究機関です。QOが培ってきたリサーチの技術や知見を社会に届けることを目指して2023年より活動を開始し、これまでに「ジェンダーギャップ」や「震災支援」「防災・減災」「誹謗中傷」「環境問題への揺り戻し」「性の多様性」などをテーマとした調査レポートやソーシャルレターを発信してまいりました。

URL:https://socialissuelab.com/

【QO株式会社 会社概要】

QO 株式会社は、人と社会のために問いを探究する、リサーチとプランニングの会社です。

博報堂のストラテジックプラニングの知見と、マクロミルのデータアセットおよびリサーチケーパビリティを掛け合わせたJV 企業として、マーケティング機会の発見、戦略策定、コンセプト開発、施策実行のPDCA まで一連のマーケティング活動に伴走します。

代表取締役社長:恒藤優

本社:東京都中央区京橋2-7-19 京橋イーストビル9F

設立:1965年6月

事業内容:リサーチソリューション事業、マーケティングプランニング事業

URL:https://www.q4one.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

QO株式会社 広報室

MAIL:corporate.info@q4one.co.jp

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ビジネスカテゴリ
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会社概要

QO株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区京橋2-7-19 京橋イーストビル
電話番号
03-5579-5911
代表者名
恒藤優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1965年06月