設備工事業界向け新プラットフォーム「BuildIn」実証実験開始

納期情報を一元管理する納期情報共有プラットフォーム

SCSK株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長：當麻 隆昭、以下 SCSK）は、設備工事業界のお客様向けに納期調整業務を一元的に管理し、業務の効率化を支援する納期情報共有プラットフォーム「BuildIn(ビルドイン)」の提供準備に向け、実証実験を開始しました。

本プラットフォームは設備工事会社（サブコン）、メーカー、代理店が個別管理していた数千～数万に及ぶ設備資機材情報をクラウド上で情報を一元管理し、双方向的な情報アクセスを実現することで、連絡ミスや情報齟齬を解消し、建設工事全体の進捗に応じて柔軟な対応が求められる納期調整業務の効率化及び負荷軽減に寄与することを本実証実験で検証・分析します。

1．背景

建設業界では、就業者の減少や高齢化、長時間労働が深刻な課題となっています。特に設備工事業の現場では、電話やFAX などアナログな事務作業が多く、人手不足や業務効率化の遅れが常態化しており、現場作業の効率化・省人化は業界全体の喫緊の課題となっています。

また、納期情報の管理については依然として電話やメールでのやり取りが中心であることに加えて、サブコン、メーカー、代理店の各社が個別にExcel などで情報を管理していることから、シームレスな情報連携ができず、業務が属人的になりがちとなり、その結果、担当者が不在になると業務が滞り、工期遅延などが発生するリスクも高まります。

SCSKは、設備工事業界が抱える課題に寄り添い、現場の業務効率化と持続的な成長の実現に貢献すべく、納期調整業務の負荷を軽減する本プラットフォームの開発を開始しました。

本取り組みは、設備工事会社向けに資機材販売ビジネスを長年展開してきた住友商事マシネックス株式会社との協業のもと進めており、同社が持つ業界での豊富な経験とノウハウを活かしながら、より現場にフィットしたサービスの提供を目指しています。

2．「BuildIn」の概要・提供価値

「BuildIn」は、設備工事業界向けに資機材発注における納期調整業務の負荷を軽減し、業務効率化を推進するプラットフォームです。サブコン、メーカー、代理店間で納期情報を一元管理、共有、相互更新ができ、従来アナログ手段で行われていた納期調整業務をデジタル化・効率化することで、現場担当者の業務負荷を大幅に軽減します。これにより、施工管理や品質管理といった本来業務に集中できる環境を整え、結果として現場の業務品質向上にもつながります。働き方改革が求められる今、BuildInは設備工事業界の持続的な成長を支えるインフラとしての役割を果たします。

＜主な提供価値・効果＞

• サブコン、メーカー、代理店が個別管理していた情報をクラウドで一元管理することで情報齟齬を防止

• 双方向なアクセスが可能となり、情報の相互更新による納期調整業務の負荷を軽減

• 関係者間での情報の可視化による業務の属人化を防止

• タスク管理機能による納期および仕様の調整漏れを防止

• Excelライクな入力により事務作業のしやすさを提供

＜提供サービス及び価値＞

3．提供体制について

本プラットフォームの開発・提供はSCSKが担い、総販売元は住友商事マシネックス株式会社が担当いたします。

SCSKグループのマテリアリティ

SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を７つのマテリアリティとして策定しています。

本取り組みは、「安心・安全な社会の提供」、「豊かな未来社会の創造」に資するものです。

　－納期調整業務における情報共有プラットフォームの提供を通じて、業務効率化や品質向上に貢献

　－働き方の改善などの業界課題の解決を通じて、設備工事業界の持続的な成長に貢献
　・SCSKグループ、経営理念の実践となる７つのマテリアリティを策定

　　https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】

SCSK株式会社

産業事業グループ

SCシステム事業本部 ビジネス企画統括部 西園・山田

E-mail：[e-mail]

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