ベトリーナ ミーアが「フューチャリスティック・ケリー」と「マリア」バッグの数量限定リストックを発表

イタリアのラグジュアリー受注が減速する中、職人主導のモデルが小規模工房とタンナーに新たな活力をもたらし、イタリアのクラフツマンシップ復興を日本の真正性志向の需要と結びつけます。

ミラノ（イタリア）– ヨーロッパのラグジュアリーをキュレーションするプラットフォームであるベトリーナ ミーアは、最も需要の高い2つの作品の数量限定リストックを発表いたします。クラシックなブラックで再登場する「フューチャリスティック・ケリー」と、厳選したチョコレートブラウンで提供する「マリア」バッグです。生産の多くが手作業であるため、数量は厳格に限定されます。

「ガンベリーニ バッグ」の“マリア”バッグ。上品で洗練された印象を放つ、秋にぴったりのチョコレートブラウン。税込価格：¥150,200（税込）

本発表は、世界的なラグジュアリー受注が減速し、イタリア全土で職人による生産の継続性が脅かされている状況の中で行う、イタリアの小規模アトリエとタンナーを支援する幅広い取り組みの一環です。

今回のリストックは数か月にわたる生産を経て実現いたしました。各バッグは主として手作業の工程により、品質とディテールを維持するために少量で製作されます。上質なレザーの調達から金属コンポーネントの手仕上げ、そして18金での仕上げに至るまで、モデルごとに最大で3か月を要する場合がございます。

ダダプティアブランドの「フューチャリスティック・ケリー」バッグ。
アイデアから現実へ。税込価格：¥111,500（税込）

こうした伝統的な手法により、リストックは希少であり、市場サイクルではなく工房の自然な生産リズムに合わせて計画されます。したがって各リリースは、大量生産ではなく、職人的な忍耐と精度の結実を体現いたします。

多くの独立系イタリア工房にとって、ポストパンデミックの時期は不確実性が高まっております。世界的な経済状況の引き締まりに伴い、大手ラグジュアリーコングロマリットは近年のラグジュアリー需要の低迷を受け、全体の発注を大幅に削減してまいりました。

かつてこれらの小規模サプライヤーを支えていたブランドは、急速に発注を打ち切っております。その結果、この分野は縮小しながらも高度な技能を有するセクターとなり、残る職人は創造の幅と生産機会の双方に制約を感じております。

「この業界は重圧の下にありました」と、ヴェネト州の三代目タンナーで、ベトリーナ ミーアのブランドに対し多くの人気バッグの内装用として繊細で高品質なラムスキンスエードレザーを提供しているエドアルド・キリアーノ氏は述べます。「生き残っている職人であっても、創造的に呼吸することは難しいのです。ごく少数の標準モデルしか作れず、それを年ごとに、そして十年単位で繰り返しています。多くは革新を望んでいますが、現行の仕組みがそれを許しません。必要なのは自由です。再び創造できる機会なのです。」

ベトリーナ ミーアのモデルは、まさにそれを可能にいたします。日本の消費者が持つ真正性、さりげない美、職人的精度への深い評価と、イタリアの小規模生産者のニーズを結びつけることで、当プラットフォームは継続的な露出と持続可能なビジネスを提供いたします。各リストックは商業的な出来事であるだけでなく、古来の技術が意味ある需要によって生き続けるための小さな保存行為でもあります。

「真のラグジュアリーは大量生産ではございません」と、ベトリーナ ミーアの日本運営会社であるEleganza ModeのCEO、エリカ氏は述べます。「ラグジュアリーは、忍耐、人の手、そしてつながりによって築かれます。イタリアには卓越した職人が無数におりますが、小規模な卓越性が評価されにくい仕組みに閉じ込められている方があまりに多いのが現状です。日本の緻密でディテール重視の消費文化は、彼らの芸術性を理解し、それを支える独自の素地を備えています。」

日本は、ベトリーナ ミーアにとって最もエンゲージメントの高い市場の一つであり、クラフツマンシップと静かなラグジュアリーへの志向が反映されております。近年の調査は、日本の消費者が一貫性、職人技、品質を支持し、派手なブランディングではなく、伝統や控えめな排他性を重んじていることを示しております。これは、ベトリーナ ミーアのコレクションに体現されております。各作品は手仕事、伝統、個性の物語を携え、日本の美意識と深く共鳴いたします。

「フューチャリスティック・ケリー」は、彫刻的なラインとイタリアンレザーの現代的解釈で称賛されており、クラシックなブラックで再登場いたします。洗練された汎用性により、日本のお客様からも継続的に支持をいただいております。「マリア」バッグは、エレガントなシルエットとタイムレスなディテールで知られ、チョコレートブラウンでご提供いたします。温かみのある深みを備え、秋のシーズンに適しており、着物と合わせる女性の間で好まれることが多いお色です。

両モデルは、イタリアで世代を超えて受け継がれてきた伝統的手法により製作されており、各作品は職人の生産の自然なリズムを反映いたします。そのため、提供数は限定的です。

日本のお客様には、日本語対応のサポート、国内配送、きめ細かなアフターサービスをすべてのご注文に含めてご提供し、スムーズなご利用体験に努めております。

各回の数量限定リリースを通じ、ベトリーナ ミーアはイタリアの職人工房のエコシステムの段階的な再生を目指しております。世界のラグジュアリー生産が縮小する中、同ブランドの取り組みは、日本の目の肥えた消費者とイタリアの高度な作り手を結ぶ、洗練・持続性・真正性という共通価値に基づく道筋を示しております。

会社情報（About Vetrinamia）

ベトリーナ ミーア（Vetrinamia）は、独立系ヨーロッパデザイナーとアトリエを、アジアの目の肥えた消費者と結びつけるキュレーション型ラグジュアリープラットフォームです。クラフツマンシップと感情の美を称えるという使命のもと、ストーリーテリング、デジタルイノベーション、意義あるコラボレーションを通じて、ヨーロッパのアトリエとアジアの新世代スタイル愛好家をつないでおります。