~土砂災害防止月間です!災害警戒情報の活用を~ 「急な大雨、台風にご注意! 今日からできる、あなたの備え」
これから日本列島は集中豪雨の発生、台風の来襲などが増える季節です。河川の氾濫や高潮などによる水害や、がけ崩れや地すべりなどの土砂災害への備えは十分でしょうか。特に、土砂災害が発生するおそれのある箇所は、日本全国に53万か所も!あなたの身近にも危険な箇所があるかもしれません。今回は、政府広報オンラインより『急な大雨、台風にご注意!今日からできる、あなたの備え』についてお知らせします。
<関連リンク>
「大雨や台風の気象情報に注意して 早めに防災対策・避難行動を行いましょう」
URL: http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201206/1.html
「土砂災害の危険箇所は全国に53万箇所!土砂災害から身を守る3つのポイント」
URL: http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201106/2.html
5つの対策~水害・土砂災害から身を守るために
7月から10月にかけては、日本に接近・上陸する台風が、大雨、洪水、暴風、高潮などをもたらします。特に、傾斜の急な山や川が多い日本では、台風や大雨によって、がけ崩れや土石流、川の氾濫などが発生しやすく、人々の生活や生命が脅かされるような自然災害が、毎年のように発生しています。例えば平成25年(2013年)10月に起きた伊豆大島での土石流や、平成26年(2014年)8月に起きた広島土砂災害などでは、多くの人命や財産が失われています。
そうした犠牲をこれ以上出さないためには、国や都道府県・市町村などの対策と併せて、私たち一人ひとりが土砂災害に対して日頃から備えておくことが重要です。
≪対策1:日頃の情報収集≫
・ハザードマップで危険な場所、避難所などを確認しよう
市区町村などが、各種災害について危険な箇所や避難場所などを示した地図(ハザードマップ)を作成し、ウェブサイト上で公開するなどしています。 日頃からお住まいや職場がある地域のハザードマップで、危険な場所や避難場所を確認しておきましょう。また、ハザードマップを使って避難経路を実際に移動して確認しておきましょう。
参考) 政府広報オンライン/「特集・いますぐ確認。あなたの備え、みんなの備え。」
(地域の防災・減災情報を検索できます。)
URL: http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/bousai/index.html
≪対策2:日頃の避難準備≫
避難が必要になったときに備えて、以下のような「非常持ち出し品」をリュックサックなどにまとめてすぐに持ち出せるようにしましょう。また、食料品や医薬品は消費期限や有効期限などを、また、道具類はきちんと作動するか、時々点検をしておきましょう。
<非常持ち出し品の例>
・食料品(飲料水、小さなお子さんのいる方は粉ミルク、ほ乳びんなども含む)
・医薬品(マスク、紙おむつや生理用品なども含む)
・お金・貴重品(預金通帳、印鑑、健康保険証など)
・衣類(軍手、雨具、靴なども含む)
・日用品(ナイフ、缶切り、マッチやライター、使い捨てのカイロ、ティッシュ、筆記用具、ごみ袋など)
・その他(懐中電灯、防災ずきんやヘルメット、予備の眼鏡、地図など)
参考) 気象庁パンフレット「大雨や台風に備えて」
URL: http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/ooametyphoon/ooametyphoon2012.pdf
≪対策3:注意報・警報をチェック!≫
大雨や台風の接近などが予想されるときは、テレビやラジオ、気象庁ウェブサイトの「防災情報」ページなどで、最新の気象情報を入手するよう心がけましょう。時間を追って段階的に発表される「気象情報」「注意報」「警報」などを活用して、早め早めの防災行動をとるようにしましょう。
市区町村によっては、事前に登録しておけば地元の防災情報を携帯電話やスマートフォンなどにメール配信するサービスを行っているところがあります。停電でテレビが見られないときや移動中も情報を得ることができるので、ぜひ利用しましょう。
■大雨や台風時に発表される主な警報・注意報
【特別警報】/大雨、暴風、波浪、高潮・・・重大な災害が起こるおそれが著しく大きい時
【警報】/大雨、洪水、暴風、波浪、高潮・・・重大な災害が起こるおそれのある時
【注意報】/大雨、洪水、強風、波浪、高潮、雷・・・災害が発生するおそれのある時
参考) 政府広報オンライン/暮らしのお役立ち情報
「大雨や台風の気象情報に注意して 早めに防災対策・避難行動を行いましょう」
URL: http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201206/1.html
≪対策4:状況確認も忘れずに≫
気象警報・注意報は、市区町村ごとに出されますが、特定の場所(例えば自宅の裏山、通学路の途中にあるガケなど)の状態まで情報を出すことは困難です。そうした場合は、危険が高まったと判断されたら、早めの避難、早めの行動をとりましょう。
■土砂災害の種類とその前兆
①がけ崩れ
斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然、崩れ落ちる現象。 崩れ落ちるまでの時間がごく短いため、人家の近くでは逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い。
· がけにひび割れができる
· 小石がパラパラと落ちてくる
· がけから水が湧き出る
· 湧き水が止まる・濁る
· 地鳴りがする
②地すべり
斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。 土塊の移動量が大きいため甚大な被害が発生。
· 地面がひび割れ・陥没· がけや斜面から水が噴き出す
· 井戸や沢の水が濁る
· 地鳴り・山鳴りがする
· 樹木が傾く
・ 亀裂や段差が発生
③土石流
山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象。 時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまう。
· 山鳴りがする
· 急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
· 腐った土の匂いがする
· 降雨が続くのに川の水位が下がる
· 立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる
参考)政府広報オンライン/暮らしのお役立ち情報
「土砂災害の危険箇所は全国に53万箇所!土砂災害から身を守る3つのポイント」
URL: http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201106/2.html
≪対策5:避難の判断・行動は早めに。≫
お住まいの地域に土砂災害警戒情報が発表されたら、早めに近くの避難場所など、安全な場所に避難しましょう。市区町村の防災行政無線や広報車による呼びかけにも注意してください。お年寄りや障害のある人など避難に時間がかかる人は、移動時間を考えて早めに避難することが大事です。
また、土砂災害の多くは木造の1階で被災しています。どうしても避難場所への避難が困難なときは、次善の策として、近くの頑丈な建物の2階以上に緊急避難するか、それも難しい場合は家の中でより安全な場所(がけから離れた部屋や2階など)に避難しましょう。
毎年、6月1日~30日は「土砂災害防止月間」です。この機会に、皆さんも自分の地域の危険な場所を確認したり、避難場所までの経路を歩いてみたりするなど、万が一の事態に備えておきましょう。
<さらに詳しい情報はこちらから>
・気象庁 「防災情報」
URL: http://www.jma.go.jp/jma/menu/menuflash.html
・内閣府 「防災情報のページ」
URL: http://www.bousai.go.jp/
<政府インターネットテレビ>
「防災気象情報がきめこまかくなりました~風水害から身を守ろう」
URL: http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg3821.html
「~いざ!という時~水害から自らを守るために 水防を知ろう!」
URL: http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg11790.html
「徳光・木佐の知りたいニッポン!~増えているぞ! 土砂災害 日頃の備えと早めの避難」
URL: http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9911.html
プレスリリースファイルはこちらから:
URL: http://prtimes.jp/a/?f=d7444-20150610-2165.pdf
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