マリオット・インターナショナルがアリババグループと合弁会社を設立

5億人の中国人会員を有し、マーケットを熟知するアリババと、新しい旅の体験を提案

今日のホスピタリティ業界を牽引するマリオット・インターナショナル(本社:米国 メリーランド州、社長兼最高経営責任者:アーン・ソレンセン)は、毎年数億人ともいわれる消費者が海外および国内を旅している中国市場を見直し、新たな旅の体験を提供するために、中国のマーケットを熟知し、同市場に5億人の会員を抱えるアリババグループと合弁会社を設立したことを発表いたしました。

 【写真キャプション 左から】
マリオット・インターナショナル 中国大陸チーフエグゼクティブ・オフィサー スティーブン・ホー
マリオット・インターナショナル アジア太平洋チーフセールスマーケティング・オフィサー ペギー・ファン・ロー
マリオット・インターナショナル アジア太平洋社長兼マネージングディレクター クレイグ・S・スミス
マリオット・インターナショナル 社長兼最高経営責任者 アーン・M・ソレンセン
アリババグループ 最高経営責任者 ダニエル・ザング氏
アリババグループ 副社長兼 Fliggy社長 リ・シャオファ氏
アリババグループ モバイル・タオバオ社長 ジアン・ファン氏
Fliggy副社長 デイヴィッド・チャイ氏

 この合弁会社は、マリオットが展開する世界的ポートフォリオのホテルブランドと旅行体験に変革をもたらす比類ない旅行専門知識と、アリババの有するデジタル上における小売業のリーダーシップを活用しながら、そのプラットフォームを通じて月間5億人以上のモバイルアクティブユーザーへのアクセスを可能とする国際ブランドのゲートウェイとしての役割を担います。合弁会社は、マリオットとアリババ双方の資源を活用し、アリババの旅行サービスプラットフォームである「Fliggy(フリッギー)」上にマリオットのウェブ店舗(ストアフロント)を運営します。アリババの既存顧客層に対して、ダイレクトな販売が可能となり、マリオットとアリババそれぞれの間でロイヤリティ・プログラムをリンクさせることで、中国人旅行者向けにカスタマイズされたコンテンツやプログラムを提供いたします。

 国民の平均所得の上昇と比例して、中国の中産階級はより質の高い製品や旅行体験を求める傾向にあります。この新しい合弁事業は、シームレスで、統合されていて、且つ個人にカスタマイズされていることを期待する消費者の欲求を満たすように設計されています。中国人旅行者とマリオットのホテル・ポートフォリオがダイレクトにつながるような、利便性の高いソリューションを提供する予定です。

 “中国人旅行者は、今後5年間で約7億回旅行する”と予測されており、中国マーケットにおいて旅行業界は成長が期待できる重要な産業です。マリオットのオーナーおよびフランチャイジーは、この共同事業により、増加する中国の旅行市場の大きなシェアを獲得し、販売コストを削減することが予想され、合弁会社設立の恩恵を受けることになるでしょう。

 「当社の有する大規模な消費者基盤や最先端の技術と消費者の洞察力を駆使しながら、比類なきホスピタリティの専門知識を有するマリオット・インターナショナルとタッグを組みともに事業を進められることを誇りに思います。 中国の消費者が、新たな世界を発見するための冒険に乗り出す時に、よりシームレスで個人向けにカスタマイズされた旅行体験を提供し、旅を再定義できることを心待ちにしています」(アリババグループ 最高経営責任者 ダニエル・ザング氏のメッセージ)

 「私たちは、以前よりアリババグループの資産であるデジタルの専門知識、消費者のニーズや深い行動理解を高く評価していました。 このパートナーシップを締結することで、当社のホスピタリティに関する専門知識と、アリババグループのデジタル旅行プラットフォーム、小売業における専門知識、デジタル決済プラットフォームAlipay(アリペイ)を組み合わせ、当社のロイヤリティ・プログラムへの加盟を牽引できることを期待しています。新しい旅行先を模索する中国の消費者が増加している傾向の中、このジョイントベンチャーは、世界中に展開するマリオットホテルを、新しい成長レベルへと導いてくれることでしょう」(マリオット・インターナショナル 社長兼最高経営責任者アーン・ソレンセンのメッセージ)

設立された合弁会社は、中国人旅行者の旅行経験を以下のように高めることを期待しています。
 
  • グローバルな旅行を容易に:合弁会社は、新しく統合された機能を提供し、旅行の企画や予約、支払いなどの旅行体験全体における摩擦を全く感じさせません。買い物や食事、観光など、その土地で行うアクティビティやアクション全て管理することができます。この合弁会社は、中国の消費者のための旅行オプションの世界を開くユーザーフレンドリーなテクノロジーソリューションを提供します
  • パーソナライズされたVIP体験:中国人消費者に向けて、オリジナルにカスタマイズされたテクノロジーを活用します。マリオットは、スターウッド プリファード ゲスト(SPG)モーメントとマリオット リワード モーメントプログラムを通じて、プライベートコンサート、家族向けの体験、スポーツやその他のイベントでのコートサイドの座席など提供しています。アリババのロイヤリティ・プログラムの対象となる会員は、パーソナライズされたホスピタリティプログラムや、受賞歴を誇るマリオットのSPGアンバサダープログラムの特典を利用することが可能となります。
  • お財布を持たない旅行:世界各地で選ばれたいくつかのマーケットにおいては、「Alipay」 を利用した支払いが可能で、今後、世界中で拡張してまいります。  
  • 次世代向けのロイヤリティ・プログラム:数々の受賞歴を誇るマリオットのロイヤリティ・プラットフォーム(マリオット リワード、ザ・リッツ・カールトン リワー、スターウッド プリファード ゲスト)とアリババが持つ消費者への大規模なリーチ力を結びつけることで、次世代のロイヤリティ・プログラムに対して新しい基準が確立されることになります。
 
 さらに、8月8日の「アリババ会員の日」を記念し、アリババ会員はマリオットのロイヤリティ・プログラム(マリオット リワード、ザ・リッツ・カールトン リワー、スターウッド プリファード ゲスト)の1つに登録することができるほか、マリオットのデジタルチャンネルを通してロイヤリティ・メンバー向けの特別料金でホテルの予約をすることが可能となります。会員向けのスペシャルオファーは8月8日にmarriott.fliggy.com上でも予約可能です。

アリババグループについて
アリババグループの使命は、場所を選ばず、どこででも簡単にビジネスを行うことです。アリババグループは将来の商業インフラを構築することを目指しています。アリババでお客様と出会い、仕事を通じてともに生きていくことを思い描いており、それは少なくとも次の102年間続く会社になると考えています。

マリオット・インターナショナルについて
マリオット・インターナショナルは、米国 メリーランド州ベセスダに本社をおき、現在125の国と地域に、30のブランド、6,200軒以上のホテルを擁する企業です。ホテルの運営、フランチャイズ事業、バケーション・オーナーシップ・リゾートのライセンス事業を全世界で展開しています。また、多くの受賞歴を誇るロイヤリティ・プログラム「マリオット リワード®(ザ・リッツ・カールトン リワード®を含む)」と「スターウッド プリファード ゲスト®」の運営を行っております。詳しい情報、ご予約はwww.marriott.com を、最新の企業ニュースはwww.marriottnewscenter.com をご覧ください。Facebook、Twitter、Instagram(@MarriottIntl)でも情報発信しております。

 

 

 

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ビジネスカテゴリ
ホテル・旅館旅行・観光
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会社概要

URL
https://www.marriott.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
アメリカ合衆国メリーランド州ベセスダ
電話番号
-
代表者名
アンソニー・カプアーノ
上場
未上場
資本金
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設立
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