旧松尾鉱山新中和処理施設で水害発生に備えた緊急対応訓練を実施
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、8月6日(木)、岩手県八幡平市の旧松尾鉱山新中和処理施設において、運転管理業務の請負者であるDOWAテクノエンジ(株)と合同で「水害発生に備えた緊急対応訓練」を実施しました。
JOGMECは、近年頻発する局所的な集中豪雨等による水害の発生に備え、去る8月6日、岩手県から維持管理を委託されている旧松尾鉱山新中和処理施設において緊急対応訓練を実施しました。
今回の訓練では、付近を流れる赤川が氾濫し、原水送水ポンプ室に河川水が流入した場合を想定し、処理場内に備蓄してある緊急用資材(砂、土のう袋)を利用して流入防止を図ることを目的としました。
土のう製作機または人力によって30分間に100袋の土のうが作製できたことで、積み上げると長さ5m×高さ0.8m×厚さ0.5m程度の止水壁に相当し、これらを原水送水ポンプ室の入り口に並べることで水の流入を防ぐことが可能となります。
今回のような緊急対応訓練を今後も積み重ね、新中和処理施設の運転管理におけるリスク低減に役立てて行きます。
なお、平成13年度から毎年実施している、大地震や風水害等の大規模災害を想定した災害訓練については、今年も10月下旬に実施する予定です。
■実施結果
作製数 | 100袋(砂2立方メートル使用) |
所要時間 | 30分 |
現在の緊急備蓄資材在庫結果 | 土のう製作機使用 30秒/袋(平均値):重量 約23kg 人力 60秒/袋(平均値):重量 約28kg 土のう(完成品)100袋、砂2立方メートル(100袋相当) |
【当日の訓練の様子】
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000028.html?mid=pr_150813
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