AIによる 自律走行レース「A2RL」に参戦する TGM Grand Prix に 高速 AI/HPC クラウドサービス Raplase を供給
〜 日本から唯一参戦する TGM Grand Prix の AI 学習基盤向けに AI/HPC 環境を供給 〜

高速AIクラウドサービス「 Raplase ( ラプラス ) 」を提供する エクストリームーD 株式会社 (本社:東京都品川区、代表取締役: 柴田直樹、以下 エクストリームーD ) は、この度、自動車レーシングチーム TGM Grand Prix(運営:株式会社セルブスジャパン、本社:東京都新宿区、代表取締役:池田 和広、以下TGMGP) が参戦するフォーミュラマシンによる自動運転レース( A2RL )2025年シーズン向けにエクストリームーD が
開発運用している AI/HPC クラウド プラットフォームサービス「 Raplase 」を供給いたします。
本件を通じて、エクストリームーD の Raplase の新たな利用シナリオとして高速時自動運転・自律運転技術の開発という新たな利活用シナリオを定義し、TGMGP の AI 開発をサポートして参ります。

本リリースに関するコメント
株式会社 セルブスジャパン 代表取締役 池田和広 氏
エクストリームーD 株式会社様が開発・運用している「 Raplase 」の供給をいただき、パートナーとして共に参戦できることを大変嬉しく思います 。自動運転の発展には AI の活用が必須となっており、私たちはサーキットでレースを通じてそれを実装していきます 。これらの膨大な計算を「 Raplase 」によって行うことで、より高速・効率的にプログラミングすることができるようになり、開発が加速します 。完全自動運転の実現へ向けて、共に成長し、未来のために取り組んでまいります 。
エクストリームーD 株式会社 代表取締役 CEO 柴田 直樹
TGMGP 様が参戦する自動運転によるフォーミュラカーレースA2RLは、高速化での自動運転というこれまでにない自動運転環境でのAI開発技術競争と考えております。この技術開発レースに挑戦する TGMGP 様に弊社のRaplaseを供給出来ることを大変うれしく思います。 弊社のスパコン技術を用いた AI/HPC 向け高速クラウドRaplaseが完全自動運転の実現に向けた技術開発をサポートできる様全力でサポート致します。
Raplase について
「 Raplase 」は、高速データ転送技術を基盤としたスパコン技術を応用した、次世代の AI/HPC クラウドサービスです 。
AI モデルの学習やリアルタイム解析など、従来のクラウド環境では処理が追いつかなかった領域でも高い処理速度と安定性を実現し、ウェブブラウザから何時でもどこからでも高速処理環境をクラウドの様に利用可能です 。
TGMGP は、この「 Raplase 」を活用して、A2RL 参戦車両の自律走行アルゴリズムの開発・検証プロセスを高速化するとともに、走行データやシミュレーション結果を即時に解析できるデータ基盤を構築します 。これにより、レース現場での戦略判断や AI 学習サイクルの短縮が可能になります 。
A2RL ( Abu Dhabi Autonomous Racing League ) について
A2RL ( Abu Dhabi Autonomous Racing League ) は、2024年に発足したグランプリ形式では世界初の自律走行レースです 。ASPIRE 社が提供するベースのソフトウェアに参戦チームがそれぞれ追加搭載する自律走行ソフトウェアとアルゴリズム開発を行うことでその技術力を競います 。このレースの目的は『未来の自動運転技術の向上を図る』こと。モータースポーツの場で、AI、機械学習、認識システムなどあらゆる最先端の技術を競い合うことにより、急速に技術革新を実現させる事が期待されます 。
車両について
レースに使用される車両は、国内最高峰のフォーミュラカーレース SUPER FORMULA で採⽤されているダラーラ社製のシャシー「 SF23 」。MAXスピードは 時速300km 以上を誇り、F1 に次ぐ速さを持つこの車両をAIが走らせます 。タイヤは横浜ゴム製のカーボンニュートラルタイヤと同じ物が使用されます 。
参戦チームについて
2025年、このレースには世界各国から国際的な大学や研究機関等11チームが参戦を予定しています 。日本国内から参戦するのは TGMGP のみ。またレーシングチームとしては世界初の参戦となります 。
TGM Grand Prix (運営: 株式会社セルブスジャパン) について
TGMGP は、自動車レースを通じて、新しい価値や価値観を創造していくために結成されたレーシングチームです 。2023年はデビューイヤーながら、国内最高峰のフォーミュラカーレース「 SUPER FORMULA 」で2度のポールポジションを獲得。2024年は日本人女性初、18歳最年少でスーパーフォーミュラにデビューした Juju 選手を起用するなど、前人未到なチャレンジをしてきました。今後も、モータースポーツに対する「情熱」を燃やし、AIや自動運転など新しいテクノロジーにも果敢に挑戦しながら、常に進化し続けるチームであり続けます 。
エクストリームーD株式会社について
2015年設立。HPC クラウドコンピューティングへのアクセスを簡単、高速、効率的、経済的にすることを目標に設立され、本社は東京都品川区に、米国子会社 ( XTREME-D AMERICA Inc. ) を米国カリフォルニアに置いています。日本発のクラウドスーパーコンピューティング関連のスタートアップとして、ハイパフォーマンスコンピューティング ( HPC )およびクラウド技術で20年近くの経験を持つ主要メンバーで構成されています。2020年に発売した HPC 向け高速クラウドサービス「 AXXE-L 」が、生成系 AI の需要拡大によりエンタープライズ企業のAI処理に多く採用されたことから AI 向けの
高速クラウドサービス「 Raplase(Ra+) 」へ進化させ開発提供を行っています。
エクストリームーD 株式会社
〒108-0075東京都港区港南2-16-5NBF品川タワー5F WORKSTYLING内
<本リリースに関する問い合わせ先>
info@xtreme-d.net

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