【SaaSに関する調査2024】SaaSなのに「ベンダーロックインの状態にある」が69%!その要因は移行コストと作り込み

ベンダーロックはイノベーションや競争力強化を脅かす重要な問題です。古いプロセスに縛られプロセスの改善が進まないというリスクがあるこの問題は、オンプレだけでなくSaaSにまで及んでいることが明らかに。

Miletos株式会社

Miletos(ミレトス)株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO:髙橋 康文)は、「SaaSのベンダーロックインに関する調査2024」を実施しました。

【調査結果概要】

SaaSのベンダーロックインの状況にある(利用中のSaaSを別製品に切り替えたいのに切り替えられない状況にある)と答えた人は69.2%に上り、利用者が自由に選択できるサービスであるべきSaaSにベンダーロックインが起きていることが明らかになりました。また、ベンダーロックインの主な要因は移行コスト(作業負荷・期間・費用)や、個社要件で作りこみをしてしまっているからだという回答を得ました。


【ベンダーロックインに起因する想定課題】
ベンダーロックインはユーザー企業の製品選択の自由を制限します。そにれよってユーザーは古いプロセスに縛られ、業務プロセスの改善が進まないというリスクを負うことになります。効率化されない業務は優秀な社員の離職や、技術革新に対する適応力低下及び競争力の低下を招きかねません。

また、ベンダーロックインが社会に及ぼす影響としては、参入障壁による市場競争の阻害や、市場全体の成長抑制が考えられます。競合ベンダーの意欲低下はイノベーションを抑制し、結果として経済成長の抑制をも引き起こしかねないのです。済成長の抑制をも引き起こしかねないのです。


【調査概要】

  • 調査名   :SaaSのベンダーロックインに関する調査2024

  • 調査背景 :商談などで「切り替えにくさ」についての不満を耳にする機会が多く、この問題が実際に社会的な課題になっているのか、なっているのであればその原因は何かを特定し発表することに社会的意義があると判断した

  • 調査対象    :従業員規模21名以上の企業にお勤めで、かつ、利用しているSaaSについて以下のような関与
    をしている方
    ・SaaSの導入や入れ替えの決裁権がある ・選定権限がある ・製品の調査をすることがある

  • 有効回答数 :550人

  • 調査機関   :2024年3月6日(水)~2024年3月7日(木)

  • 調査地域   :全国

  • 実施方法   :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」利用)

   

【調査結果】 

  • 利用しているSaaSに、何らかの不満があると答えた人は75%

SaaS元年とも言われる2018年から5年以上が経過し、新しいSaaSが次々と誕生しているにも関わらず、従来から利用していたという理由によって我慢しながら同じSaaSを使い続けている人が多くいるという事実が明らかになりました。


  • ベンダーロックインの状況にあると答えた人は69%

SaaSのベンダーロックインの状況にある(利用中のSaaSを別製品に切り替えたいのに切り替えられない状況にある)と答えた人は、驚くことに約69%にも達しました。オンプレの業務システムについてのベンダーロックインは社会課題としての認識が高まっていますが、SaaSにおいてもベンダーロックインが発生していることが明らかになりました


  • 不満があるSaaSとしては、経費精算SaaS、財務会計SaaS、人事SaaSなどが挙げられました

不満を感じているユーザーが多い領域ほど、本来であればプロダクトの改善余地や、競合他社によるビジネスチャンスがあると考えるべきです。しかし、ベンダーロックインが発生することで、プロダクト改善の必要性や競合参入の余地が失われてしまうことは、ユーザーにとっても業界にとっても大きな損失です。


  • ベンダーロックインの要因は、移行コスト(作業負荷・期間・費用)

SaaSの導入にはプロセスの再考やデータ移行が伴い、切り替えのためには、それらを再度行う必要があります。また、新しいSaaSに従業員が適応するためにトレーニングやカスタマイズが必要であり、こうした作業負荷や期間、費用がベンダーロックインの要因となっています。


  • ベンダーロックインの状況が解消されれば、切り換えを推進したい気持ちがあると答えた人は97%

ベンダーロックインが解消されれば利用中のSaaSの切り替えを推進したいという気持ちがある人は、97%に達しました。ベンダーロックインは満足していないユーザーに我慢を強いていると共に、プロダクトの価値によって行われるべき市場競争を抑制してしまっているのです。



【サービス概要】

AIを活用した次世代の経費精算ソリューション「SAPPHIRE 経費精算」
プロダクトサイト:https://sapphire.miletos.tech
SAPPHIREは、入力レス・承認レス・チェックレスを実現する新時代のAI経費精算ソリューションです。電子帳簿保存法の改正、インボイス制度の導入など、各種の法対応で求められる要件についても標準搭載。AIが法対応を満たした申請か自動でチェックするため、法対応により発生する工数を大幅に削減ができます。
人と紙を中心とした仕組みから脱却し、AIとデータによるプロセスを確立することで、経費精算におけるマニュアル入力や法対応をはじめとしたあらゆる業務から、プロセスに関わる人を解放します。


AIを活用したマッチング率95%*の入金消込AI SaaS「STREAM」
プロダクトサイト:https://stream.miletos.tech/
STREAM AI ARM(*ストリーム エーアイ アーム、**STREAM AI Accounts Receivable Management)は、入金消込領域専門のAI SaaSです。経理担当者が経験から判断していたような複雑な入金消込を、AIが正確かつ迅速に担います。
*3か月間のPoC期間に約95%の入金に対する自動消込を実現(データ内容により結果が異なる場合があります)


【会社概要】

会社名  Miletos株式会社(ミレトス)
代表者  代表取締役社長 兼 CEO 髙橋 康文
設立   2016年6月
所在地  東京都中央区銀座6丁目2-1 DAIWA銀座ビル7階
事業内容 AIプロダクトの開発/運営、業務改善コンサルティング
Miletos株式会社コーポレートサイト:https://miletos.tech/


【代表経歴】

髙橋 康文
横浜国立大学大学院 会計コース修了後、Accenture入社
AI活用・プロセス改革等のDXを強みとする
その後Miletos株式会社に参画 コンサル時のクライアントPainを元に主要プロダクトのSAPPHIRE/STREAMの着想~開発~営業~導入までを一貫して管掌
公認不正検査士/横浜国立大学非常勤講師

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会社概要

Miletos株式会社

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URL
https://miletos.tech/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 中央区銀座 6丁目2-1 DAIWA銀座ビル7階
電話番号
03-6822-4171
代表者名
髙橋 康文
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2016年06月