中小製造業DX推進の突破口-鳥取県庁×レヴィの「課題発見ワークショップ」事例を公開
企業のDX推進において「構造化・可視化のスキル」をもった人材育成の必要性が明らかに
構造化思考を用いた組織開発・人材育成・ツール提供等を手がける株式会社レヴィ(以下レヴィ)は、鳥取県庁の産業未来創造課(以下鳥取県庁)と連携し、県内の中小製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援した事例を公開いたします。「DX推進のための課題発見ワークショップ」を通じて中小製造業が抱える課題を洗い出して構造化・可視化することで本質的な問題と解決のためのステップが明確化され、参加企業のDXへの取り組みが加速しました。また、ヒアリング・アンケートの結果から、DX推進において経営層と現場が共通認識を持つことの重要性や、構造化・可視化のスキルをもった人材育成の必要性が明らかになりました。
◎背景
都市部を中心にデジタル化が進む中、自治体は中小企業のDX推進の必要性を強く感じていますが、特に地方の中小企業ではDX推進のためのリソースや人材が不足しており進展が難しい現状です。
鳥取県庁では、県内の中小製造業のDX推進を支援する中で、「企業からの個別相談が部分的な課題解決にとどまることが多く本質的な解決につながらない」という課題を抱えていました。この解決に向け、レヴィとの連携により「DX推進のための課題発見ワークショップ」を実施しました。ワークショップでは対話型モデリングツール「Balus」を活用し、企業全体を見渡した課題整理を支援しました。
◎実施内容と効果
今回のワークショップには、鳥取県の製造業4社が参加しました。経営層と現場層が一堂に会して課題を出し合い、業務フローモデルを全員で描いていきながら構造化・可視化することで、企業全体の本質的な課題が浮き彫りになりました。
DX推進の具体的なアクションが生まれた:
ワークショップ実施前は「業務の効率化で悩んでいるが、DXの進め方がわからない」というアンケート回答が多くありました。実施後、参加者からは「課題が明確になり、具体的な改善アクションが見えた」といった声が寄せられ、実際にDX推進室を立ち上げた企業も生まれました。DX推進についての道筋をみつけることができ、継続的な改善活動につながりました。
人材育成にも効果:
実施後のアンケートでは、参加者全員から「今後事業を成長させていく上で構造化/可視化のスキルを持った人材が必要」と回答がありました。また、今回のワークショップの内容自体が人材育成にもつながっており、参加メンバーがワークショップをきっかけに新規事業を立ち上げるなどの成果がありました。
◎鳥取県庁 産業未来創造課 小谷氏のコメント
参加企業の方々から「悩みが明確になった」「構造化・可視化の重要性を実感した」といった声をいただきました。DXについて、何から手をつけていいかわからないと感じていた企業が前に進めたという手ごたえがありました。ワークショップをきっかけにDX推進室を立ち上げた企業もあり、具体的なアクションに繋がっています。今後も継続的に支援を続け、DXの取り組みの輪が広がっていくことを期待しています。
◎ワークショップ内容の詳細/導入事例紹介
今回のワークショップ内容と効果の詳細は事例サイトにてご紹介しています。
▼レヴィ事例サイト
また、レヴィのワークショップ、コンサルティングサービスなどにご興味のあるかた向けに、導入事例集をご用意しています。下記のリンクからダウンロードいただけます。
▼導入事例集
https://levii.co.jp/downloads/master-of-work-01/
◎株式会社レヴィについて
株式会社レヴィは「複雑さの中に価値と面白さを見つけよう」をミッションに掲げ、価値あるシステムの創造や複雑な問題の解決にチャレンジするチームをサポートするために、独自開発の対話型モデリングツール「Balus®」やそれを活用した研修・コンサルティングサービス等を展開しています。
本リリースに関するお問い合わせ: contact@levii.co.jp
株式会社レヴィWebサイト:https://levii.co.jp/
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