【2025年最新調査】遺品整理で最も困ったのは「何を捨ててよいか迷った」 生前整理への関心高まる

一般社団法人終活協議会は、終活ガイド資格2級・3級を取得している571名を対象に「遺品整理」に関する意識調査を実施しました。本調査では、終活の現場におけるリアルな声を可視化しています。

調査トピックス

Q1. 「遺品整理」という言葉の意味を知っていますか?

Q2. 遺品整理を経験したことはありますか?

Q3. 遺品整理は、どのタイミングで始めましたか?

Q4. 遺品整理で最も困ったことは何ですか?

Q5. 遺品整理で「これは処分できなかった」と感じたものは?

Q6. 遺品整理に備えて「生前整理」を進めておくべきだと思いますか?

Q7. 自分自身の死後に備えて、身の回りの整理をしていますか?

Q8. 遺品整理を業者に依頼したことはありますか?

Q9. 遺品整理を「誰がやるのか」は事前に話し合うべきだと思いますか?

Q10. 遺品整理について、誰に相談したい(または相談しました)か?


要点

・遺品整理という言葉を「よく知っている」「なんとなく知っている」と答えた人は合計 89.5% にのぼり、広く認知されている。

・遺品整理の経験者(自分で経験した13.8%+家族・親族を手伝った30.5%)は合計 44.3% で、約半数が何らかの形で関わっている。

・遺品整理で困ったこととして「何を捨ててよいか迷った」 18.8% が最多で、次いで「量が多すぎて終わらなかった」 13.9% が続く。

・処分できなかったものでは「写真・手紙・アルバム」が 31.9% と最も多く、思い出の品を残す傾向が強い。

・生前整理を進めておくべきか、については「強く思う」「どちらかといえば思う」と答えた人が、合計 89.7% に達する一方、実際に取り組んでいる人は 22.6% にとどまっている。


調査結果

Q1. 「遺品整理」という言葉の意味を知っていますか?

・よく知っている 30.2%

・なんとなく知っている 59.3%

・聞いたことはあるが内容は知らない9.1%

・初めて聞いた 1.4%

「よく知っている」「なんとなく知っている」と答えた人が約9割を占め、多くの人にとって、なじみのある言葉であることがわかります。一方で、「初めて聞いた」と答えた人も1.4%存在し、認知が十分に浸透していない層もいることがうかがえます。


Q2. 遺品整理を経験したことはありますか?

・自分で経験した 13.8%

・家族・親族の手伝いをした 30.5%

・まだ経験はないが予定がある 11.2%

・経験も予定もない 44.6%

「自分で経験した」「家族・親族の手伝いをした」と回答した人は合計44.3%で、約半数近くが何らかの形で関わっていることが示されています。今後予定がある人も11.2%おり、さらに経験者が増える可能性があります。


Q3. 遺品整理は、どのタイミングで始めましたか?

・四十九日より前 15.6%

・四十九日以降〜半年以内 18.7%

・半年〜1年以内 8.1%

・1年以上経ってから 7.0%

・該当なし 50.6%

「四十九日以降〜半年以内」が18.7%で最も多く、次いで「四十九日より前」が15.6%でした。全体の半数以上(50.6%)は「該当なし」と回答しており、実際に経験していない人が多いことも読み取れます。


Q4. 遺品整理で最も困ったことは何ですか?

・量が多すぎて終わらなかった 13.9%

・何を捨ててよいか迷った18.8%

・親族との意見が合わなかった 3.5%

・時間や体力的に負担が大きかった 10.5%

・特に困ったことはない 6.5%

・該当なし 46.9%

「何を捨ててよいか迷った」が18.8%で最も多く、次いで「量が多すぎて終わらなかった」(13.9%)、「時間や体力的に負担が大きかった」(10.5%)と続きました。一方で「該当なし」と答えた人も46.9%を占め、困りごとがなかった層も一定数いることがわかります。


Q5. 遺品整理で「これは処分できなかった」と感じたものは?

・写真・手紙・アルバム 31.9%

・衣類や日用品 3.1%

・趣味の品・コレクション4.5%

・高価なものや不用品か迷うもの 7.3%

・特にない7.0%

・該当なし46.0%

「写真・手紙・アルバム」が31.9%と突出して高く、思い出に関わる品が最も処分しにくいとされています。「該当なし」が46.0%と多く、処分に迷いを感じなかった層も少なくありません。


Q6. 遺品整理に備えて「生前整理」を進めておくべきだと思いますか?

・強く思う 56.3%

・どちらかといえば思う 33.4%

・どちらともいえない 5.6%

・あまり思わない 0.9%

・全く思わない 3.9%

「強く思う」「どちらかといえば思う」と答えた人が合計89.7%に達し、大多数が生前整理の必要性を感じていることが示されています。「全く思わない」と回答した人は3.9%にとどまっています。


Q7. 自分自身の死後に備えて、身の回りの整理をしていますか?

・すでに進めている 6.5%

・少しずつ始めている 16.1%

・まだだが意識はしている43.3%

・何もしていない34.2%

「すでに進めている」「少しずつ始めている」と答えた人は22.6%にとどまりました。一方で、「まだだが意識はしている」人が43.3%と最も多く、実際の行動には移していないものの意識は高まりつつあることが考えられます。


Q8. 遺品整理を業者に依頼したことはありますか?

・ある(個人で)3.8%

・ある(家族・親族で)5.2%

・検討したが依頼しなかった7.7%

・検討もしていない83.3%

「依頼した」人は合計9.0%にとどまり、大多数の83.3%は「検討もしていない」と回答しました。現状では、業者に依頼するケースはまだ少数派であることがわかります。


Q9. 遺品整理を「誰がやるのか」は事前に話し合うべきだと思いますか?

・強くそう思う29.8%

・まあそう思う 41.3%

・どちらともいえない 19.6%

・あまり思わない 3.3%

・必要ないと思う 6.0%

「強くそう思う」「まあそう思う」と答えた人が71.1%を占め、事前の話し合いの必要性を感じる人が多数派であることが示されました。一方で「必要ない」と答えた人も6.0%存在します。


Q10. 遺品整理について、誰に相談したい(または相談しました)か?

・家族・親族 62.3%

・友人・知人 4.0%

・葬儀社・行政・寺など 3.7%

・遺品整理業者 5.2%

・相談したい人がいない 24.8%

「家族・親族」と答えた人が62.3%で最も多く、身近な関係者に相談する傾向が強いことがわかります。一方で「相談したい人がいない」と答えた人も24.8%と、一定数存在している点も特徴です。


調査概要

調査人数:571名(終活ガイド資格検定2級、3級資格取得者)

調査期間:2025年9月1日〜2025年9月30日

調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループについて

一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループは、2015年にシルバー世代の聖地、巣鴨でよろず相談から始まり、終活に関する多くのお悩みの声を受けて誕生した団体です。

「ワンストップサービス」をモットーに全国のおひとりさまや、お子様のいないおふたりさまをはじめ、終活で悩みや不安を抱える人に寄り添い、様々なサービスでお手伝いしております。またトータルサポートができる人材の育成を目指して有益な情報を発信しているほか、終活のスペシャリストである認定資格をはじめとしたさまざまな資格やセミナーを提供しています。

組織概要

組織名:一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループ

所在地:東京都豊島区巣鴨2-11-4 第3高橋ビル11階

設立:2015年12月

代表:磯貝昌弘

事業内容:終活の相談対応、身元保証サービス、終活ガイドの資格運営など

URL:https://shukatsu-kyougikai.com/

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葬儀福祉・介護・リハビリ
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一般社団法人 終活協議会

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代表者名
磯貝昌弘
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設立
2015年10月