チェンジ、2026年度新入社員向け「AIネイティブ新入社員育成プログラム」を開発

「AIを使う」から「AIに働かせる」へ。AI時代に対応した新入社員研修を提供開始

株式会社チェンジホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:福留 大士)の 子会社である、株式会社チェンジ(本社:東京都港区 代表取締役兼執行役員社長:野田 知寛、以下:チェンジ)は11月18日、AIネイティブ時代に即戦力となる人材輩出のため、「AIを使う」から「AIに働いてもらいながら働く」ことに主軸においた2026年度新入社員研修「AIネイティブ新入社員育成プログラム」を開発し、提供開始したことを、お知らせいたします。

プログラム開発の背景

AIの急速な進化と普及により、働き方の抜本的な変化が求められています。世界経済フォーラム(WEF)によると、2030年までに1億7,000万件の新規雇用が創出される一方で、9,200万件の雇用が消失することが見込まれています。この大規模な雇用の入れ替わりは、グリーン産業やデジタル産業への労働移動、自動化による定型業務の縮小を示しており、企業と労働者には新たなスキルの獲得が欠かせません。 *1

実際にも、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査では、DXに取り組む企業の半数以上が「戦略立案・マネジメント・システム最適化に関わるスキル(64.4%)」「ビジネスモデル・プロセス設計に関わるスキル(59.5%)」「データ・AIの活用に関わるスキル(66.2%)」といった、トランスフォーメーションを推進する“上流工程”のスキルを今後重視していくことが明らかになっています。 *2

*1 世界経済フォーラム(WEF)「Future of Jobs Report 2025」

*2 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「デジタル時代のスキル変革等に関する調査(2024年度)」

チェンジは、「Change People、Change Business、Change Japan」をミッションに掲げ、「生産性をCHANGEする」というビジョンのもと、20年以上にわたり、企業や自治体に対する人材育成支援および業務変革・DX推進支援を行ってきました。累計1,000社以上への導入実績と年間1万人を超える受講生への研修提供を通じて、教育設計や実践型プログラムの開発に関する豊富な知見を有しています。

近年、AIの進化に伴い、企業における業務設計や人材要件は大きく変化しています。チェンジでは、こうした変化に対応するため、AIを前提とした教育体系の構築および研修プログラムの設計・運営に取り組んでおり、これまでの育成ノウハウとAI利活用の実践知を組み合わせた育成支援を強化しています。これらの実績と知見を基盤として、チェンジは、AI時代に対応するため、2026年度新入社員向けに「AIネイティブ」育成を目指す新研修プログラムを開発しました。

プログラムの特徴

本プログラムは、従来の新入社員研修で一般的だった社会人としての基礎力やビジネスマナー、コミュニケーション力の習得に留まらず、「問いを立てる力」「ゴールの設計」「関係構築」「戦略策定」といった、AI時代に求められる能力を体系的に育成します。従来のAI研修が「AIをどう活用するか」といった操作・効率化に重点を置いていたのに対し、本プログラムでは「AIに働いてもらう」働き方を体得することを目的としています。

受講者は、AIを業務上のパートナーとして捉え、どの業務をAIに委ね、どの業務を人が担うべきかを設計する力を養います。資料作成や情報整理、分析などの定型業務をAIに任せる一方で、人間が担うべき「調整・折衝・根回し」といった感情的・関係的な領域に注力し、AI出力を組織成果へと結びつけるスキルを実践的に学びます。

これにより、AIを単なるツールとして扱う段階から、AIを“組織の一員”として活用することを狙いとしています。

本プログラムは、企業のニーズやAI導入レベルに応じた2つの育成パターンで提供します。

<2つの育成パターンで企業の多様なニーズに対応>

  • パターンA:配属時からAIネイティブな働き方に適応

新入社員研修の段階から、AIをパートナーとした業務遂行力や、AIでは代替できない「人間的成熟」を早期に育成。実践的なテーマに対してAIと共にアウトプットを出し、振り返りを通じて思考力やスキルを補強する反転学習型の設計。

  • パターンB:従来型の基礎力を重視し、AI活用は将来的に

社会人としての基礎的な能力(聞く・読む・書く・話す等)を優先的に育成し、AI利活用については将来的に対応。企業の人材育成方針や新入社員の特性に応じて、柔軟にカスタマイズ可能。

<具体的な研修プログラムの内容(一部)>

  • AIとの対話・フィードバックを活用したDX型学習体験
    音声による対話型AIを用いて、進捗報告や企業紹介、サービス提案の反復練習を行います。発話内容や会話の流れ、質問回数など、実の会話データに対して対話型AIがフィードバックを行い、弱点克服を促します。

  • ビジネスマナー、チームワーク、コミュニケーション、問題解決、プロジェクトマネジメントなど多様なカリキュラム / 「AIネイティブ」な働き方を支える実践的な演習・eLearning

    現場・顧客が新入社員に求める期待値をベースに能力要件を定義し、それを基にした研修・eLearningを提供しています。現場配属後に直面する業務シーン別に発揮すべき意識・スキルを体得できる実践型のプログラムを運営します。

  • 企業ごとのニーズに合わせたプログラム設計
    企業が求める人材像と現場が感じている課題感とのギャップの解消にむけた打ち手としてのプログラム設計を行います。

代表コメント

株式会社チェンジ 代表取締役兼執行役員社長 野田 知寛

「AIは、今や私たちの生活やビジネスに深く浸透し、業務効率化や意思決定の高度化に欠かせない存在となっています。社会は「AIに触れる」段階から「AIを使う」段階へ進化し、「AIに働いてもらいながら働く」時代が始まっています。ビジネスの担い手は、業務にAIを組み込み、どのようにAIに働いてもらうかという視点を育むことが求められています。チェンジは、日本が直面する労働人口減少という課題に対して、AIの力を最大限に引き出し、人がより創造的で価値ある仕事に集中できる環境を提供します。AIの進化を前提に、人とAIの新しい関係をデザインすることが、次の時代の人材育成に不可欠だと考えています」

今後の展望

本研修プログラムは、2026年3月期までに100社での導入を目指します。今後も株式会社チェンジは、AI時代の新しい人材育成を通じて、企業の持続的な成長と組織変革を力強く支援してまいります。

株式会社チェンジについて

株式会社チェンジは、チェンジグループにおいて、人(人材育成)と技術(New-IT)により、あらゆる組織の ビジネス/業務に革新をもたらす企業です。「Change People、Change Business、Change Japan」をミッションに掲げ、「生産性を CHANGE する」というビジョンのもと、人材の育成支援と業務プロセスの革新及び デジタル化を担う NEW-IT トランスフォーメーション事業を推進しています。

会社概要はhttps://www.change-jp.com/をご覧ください。

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会社概要

URL
https://www.change-jp.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門三丁目17番1号 TOKYU REIT 虎ノ門ビル6階
電話番号
03-6435-7340
代表者名
福留 大士
上場
東証プライム
資本金
10億237万円
設立
2003年04月