Dentsu Lab Tokyo、Japan Mobility Show 2025 いすゞ/UD トラックスブースの展示空間を総合プロデュース

デジタルとアイデアの融合により、「運ぶ」が人々の自由を拓く未来を可視化

Dentsu Lab Tokyo運営事務局

Dentsu Lab Tokyo(以下、DLT)は、テクノロジーを起点とした社会課題の解決や、新しい表現開発を実践する株式会社電通のR&D組織です。このたび、DLTは、Japan Mobility Show 2025(以下、JMS 2025)におけるいすゞ自動車株式会社およびUDトラックス株式会社(以下、いすゞグループ)の展示ブース『「運ぶ」で描こう、みんなの未来。』において、展示全体のコンセプトから体験コンテンツまでの企画・開発を担当しました。

JMS 2025におけるいすゞグループのコアメッセージは、『みんなの自由で多彩な未来を、「運ぶ」で描いていく』であり、すべての人がイキイキと活動するウェルビーイングな社会の実現を目指しました。DLTは、このビジョンを、デジタル技術とクリエイティブアイデアによって、来場者が未来の「運ぶ」を深く、もっと身近に体感できる体験として具現化しました。

展示コンテンツ

本展示空間では、いすゞグループが描く未来のモビリティと社会の姿を、来場者一人ひとりの記憶に残る体験として創出しました。

ZONE1:はじまりのターミナル

ブース全体の導入部分となるはじまりのターミナルは、「運ぶ」とみんなの未来がつながる場所です。ここでは、いすゞグループの社員を対象に実施したワークショップで生まれた未来の「運ぶ」のアイデアを映像化。美味しい未来や学びの未来など、「運ぶ」がつくる驚きや喜び、可能性を表現した8つの映像を楽しんでいただきました。

ZONE2:みんなの未来バス

みんなの未来バスは、いすゞグループが描く「運ぶ」の未来を一足先に体験できるイマーシブ展示です。モビリティを単なる「移動手段」ではなく、「新しい価値を生み出す空間」として再定義し、動かなかった場所(美術館・オフィス・旅館)が、「運ぶ」で動いた未来に没入できる体験を作り出しました。バス車内をイメージした展示空間では、本当に未来のバスに乗車しているかのような臨場感を作り出し、「運ぶ」の未来が持つ無限の可能性を未来のバスツアーとして体験していただきました。

ZONE3:“みんなの未来ステッカー”ファクトリー

"みんなの未来ステッカー"ファクトリーは、「運ぶ」の未来をイメージしたオリジナルステッカーを作れるインタラクティブ展示です。来場者を会場で撮影し、その姿をもとにAIがいすゞグループブースのキービジュアルに合わせたイラストを生成。さらに、AIによって体験者一人ひとりにとっての「運ぶ」の未来をテーマにした小説も生成し、それらを1枚のステッカーとして出力。出来上がったステッカーを会場内のパネルに貼ることで、いすゞグループと来場者が未来を共創する体験を実現しました。

ZONE4:未来を運ぶVCCC

このエリアでは、いすゞグループが提示する未来のコンセプトカー「VCCC (Vertical Core Cycle Concept)」の思想と可能性を伝えました。VCCCは、一人ひとりに寄り添う多様な「運ぶ」を実現し、みんなのウェルビーイングを支えるコンセプトカーです。社会をめぐり、生活を彩る新しい「運ぶ」の可能性から、来場者はどんな未来を描くのか。DLTは、VCCCのビジョンと技術革新を深く掘り下げ、デジタルクリエイティブを通じて多角的に理解できる3つの映像コンテンツを制作しました。

【VCCC コンセプトを深掘りする3つの映像コンテンツ】

・コンセプトムービー

VCCCが活躍する未来を、生け花アーティストと少年の物語として映像化しました。物流だけでなく、人と人とのつながりやウェルビーイングを実現する「運ぶ」の可能性を表現。実写とCGを組み合わせ、いすゞグループのビジョンを伝えました。

・マップムービー

VCCCが活躍する未来の街の様子をアニメーションで描きました。多様な人や物を運ぶVCCCが行き交い、1日を通して活躍し続ける姿を映像で表現しました。映像の前方にはiPadを設置し、来場者が特定のVCCC車両にフォーカスして、その活躍の様子をインタラクティブに見られるようにしました。

・機構ムービー

VCCCの基本性能を解説するリアルなCG映像を制作しました。大小さまざまな荷物をフレキシブルに持ち上げ、運搬する革新的な機構を、文章を一切使わず映像のみで描写しました。VCCCが提案する新しい「運ぶ」のカタチを実現する高度な技術を、わかりやすく提示しました。

ZONE5:明日をつなぐ「運ぶ」タウン

明日をつなぐ「運ぶ」タウンは、みんなのより良い暮らしを実現していく、いすゞグループの「運ぶ」ソリューションを紹介するエリアです。社会をつなげる自動運転、「運ぶ」を支えるコネクテッド、地球にやさしいカーボンニュートラル。これらが人と社会、そして未来をどうつなぎ、みんなの暮らしを支えていくのかを、VR体験やジオラマで紹介しました。

STAGE:「運ぶ」で描くみんなの未来ショー

「運ぶ」で描くみんなの未来ショーは、いすゞグループのコンセプトカー「VCCC」を模した小型モビリティが、AR技術で拡張されたステージ上を走り回るエンターテインメントショーです。現実の小型モビリティの動きに合わせ、ARをリアルタイムに合成することで、人やモノの流れをダイナミックに可視化。VCCCによって自由で多様になる未来の姿を描き出し、「運ぶ」の無限の可能性を視覚的に提示しました。会場全体が連動する演出により、観客全員が未来への期待感を共有する一体感を創出しました。

Dentsu Lab Tokyo 担当者コメント

中野 良一(Creative Director)

“地球の「運ぶ」を創造する” というパーパスを掲げる、いすゞグループ。私たちのミッションは、来場者に「運ぶ」の持つ魅力や可能性に共感してもらい、自分ゴト化してもらうことでした。そのため、モビリティショーを、「車のプレゼンテーション」ではなく、「運ぶを通したコミュニケーション」の場として体験をデザイン。体験した人が、未来の「運ぶ」にワクワクし、「運ぶ」を通した未来の暮らしを想像できるように、アイデアとテクノロジーを詰め込んだ世界をみんなで作り上げました。

Japan Mobility Show 2025 開催概要

イベント名

Japan Mobility Show 2025

主催

一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA)

期間

2025年10月30日(木)~11月9日(日)

会場

東京ビッグサイト

出展車両(いすゞグループブース)

VCCC (Vertical Core Cycle Concept)、ギガ、エルフEV塵芥車、エルガEV 自動運転バス、Questerなど

担当者

中野 良一、吉尾 眞香、諸星 智也、柏木 梨佐、伊藤 大貴(だいき)

Dentsu Lab Tokyoについて

Dentsu Lab Tokyo(デンツウラボトウキョー)は、研究・企画・開発が一体となったクリエイティブのR&D組織です。「PLAYFUL SOLUTION」「おもいもよらない」をフィロソフィーとしながら、デジタルテクノロジーとアイデアによって、人の心を動かす表現開発や、いま世の中が求める社会の課題解決を実践しています。

公式サイト:https://dentsulab.tokyo/

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会社概要

Dentsu Lab Tokyo運営事務局

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URL
https://dentsulab.tokyo/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座7-14-16  太陽銀座ビル1階
電話番号
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代表者名
田中直基 / 神谷俊隆
上場
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資本金
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設立
2015年10月