チャリティオークションの落札金額のご寄付を原資とした基金「工芸みらい基金」を設立

地震で被災した工芸作家のこれからの制作活動をサポートする助成公募を開始

公益財団法人ほくりくみらい基金

2025年3月5日 13時30分

　公益財団法人ほくりくみらい基金（所在地：石川県金沢市、代表理事：永井三岐子）は、「第二回令和6年能登半島地震工芸作家チャリティーオークション」（主催：工芸作家チャリティーオークション事務局）の落札金額の一部をご寄付いただき、冠基金「工芸みらい基金」を設立し、3月1日より助成プログラムへの公募受付を開始しました。

　また、「工芸みらい基金」は基金の趣旨にご賛同いただける方からの寄付も受け付けております。半年に1度を目処に、半年間でみなさまからいただいたご寄付を原資として、「令和6年能登半島地震」で被災した、石川県の工芸作家の方々の制作活動を支援する助成を行います。

「工芸みらい基金」助成事業について

「工芸みらい基金」では、「令和6年能登半島地震」で被災した、石川県の工芸作家の方々のこれからの制作活動を支援します。

●助成対象者について

石川県内で制作活動をする工芸作家の方のうち、令和6年能登半島地震による被害を受けた方

※「工芸作家」の定義は、「これまでに工芸作品を制作していて販売の実績がある個人」とします。

対象外の要件

a)主な制作拠点が石川県以外である工芸作家

b)宗教活動、政治活動等、特定の思想や信条を広めることを目的とした工芸作家

c)反社会的勢力と関係のある工芸作家

●初回公募スケジュール

申請受付期間：2025年3月1日（土）〜3月30日（日）

1次受付：

募集期間：2025年3月1日（土）〜3月16日（日）

審査期間：2025年3月17日（月）〜3月28日（金）

2次受付：

募集期間：2025年3月17日（月）〜3月30日（日）

審査期間：2025年3月31日（月）〜4月11日（金）

※上記のスケジュールにかかわらず、助成総額に達し次第、募集を終了いたします。

※上記期間に助成総額に達しなかった場合、残額は第2回以降の公募に繰り越させていただきます。

・給付期間：採択日〜原則2025年7月31日(木)まで

　　※2025年7月31日までであれば、終了時期は問いません。

●助成額、対象経費

助成額：1件あたり上限5万円（1人1回限り）

　　※自己負担は不要です。上記の金額の使途等を申請フォームに記載してください。

助成総額：750,000円（2025年2月28日現在）

対象となる経費：

　工芸品の制作に必要な設備・機器（窯、ろくろ、道具等）の購入費および修繕費

　工芸品の制作に必要な材料などの購入費

　※採択日以降に支出した経費に限ります。

詳細は募集要項もご覧ください。

https://hokuriku-mf.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/yoko_kogeimirai_1.pdf

「工芸作家チャリティーオークション事務局」代表・今西泰赳さまからのコメント

　「工芸作家チャリティオークション」は、全国の工芸作家が心を込めて出品した作品を通じて、能登半島地震で被災した地域への支援を広げることを目的に、2024年に第1回を開催しました。その際、多くの温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。しかし、能登半島の復興は依然として道半ばであり、昨年9月の奥能登豪雨による新たな被害も加わりました。そんな中、作家たちは「自分たちにできることは何か」との想いを胸に、第2回オークションを開催することとなりました。

　本オークションは、賛同いただいた工芸作家の皆さまと、入札者の皆さまの善意と信頼によって支えられています。作品に込められた思いと、皆さまのご協力が被災地に力を与えることを願い、再び支援の輪を広げていきたいと考えています。今回、「工芸みらい基金」の設立と管理運営を行っていただきますほくりくみらい基金様には、大変感謝しております。この基金が被災された作家の持続的な作品制作と、文化による被災地の力となることを願っています。

第二回令和6年能登半島地震　工芸作家チャリティーオークションWEBサイト

https://kogeicharityauction.com