高速スカラロボット「HSR」シリーズの新バリエーションの受注を7月9日(火)から開始
~ 食品製造工程における課題に応えるバリエーションを開発~
株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役会長:杉戸克彦)は、このたび、食品製造工程の自動化に貢献する高速スカラロボット「HSR」シリーズの2種類の新バリエーションを開発し、2019年7月9日(火)から受注を開始します。価格はオープン価格です。
農林水産省によると、2016年における食品産業の欠員率は全産業の1.5倍(i)であり、他産業よりも急速に欠員率が悪化しています。しかし、生産工程のメインとなる搬送などの多くの工程ではまだ人手をかけて作業を行っているのが現状です。高速スカラロボット「HSR」シリーズは、「速く動き始める」「速く動き続ける」「正確に止まる」という現場が求める基本性能を極限まで追求し「本物の高速性」を実現したロボットです。高速性を追求した結果、従来の部品組立てから食品の製造工程においても小型・省スペースに高速ピッキングシステムを実現しています。このHSRシリーズにおいて、2種類の新バリエーションを開発しました。
(1) 標準タイプにZ軸ストローク510mmが追加
デンソーウェーブのスカラロボットでは史上最長となるZ軸ストローク510mmを開発しました。食品製造の後工程における搬送やパッケージングにおいて、高さのある箱へのピック&プレースにも対応ができます。
(2) 「金検ジャバラタイプ」が追加
食品製造を自動化するにあたり、異物混入の防止が課題であるというお客様の声に応え、金属検知可能なウレタン素材でつくった「金検ジャバラ」を装着したタイプを開発しました。ジャバラのカバーで上下軸駆動部のグリスの飛散を防止し、万が一ジャバラの欠片が製品に混じってしまっても、金属検知検査で異物混入を防ぐことが可能です。
HSRシリーズの新バリエーションは、7月9日(火)より東京ビッグサイトで開催される展示会「FOOMA JAPAN 2019」にて出展します。
これからもデンソーウェーブは、「高速性」「実用性」「衛生面」の課題に応える製品を開発し、産業の生産性向上に貢献してまいります。
<参考資料>
■ 製品詳細
HSRシリーズ
「速く動き始める」「速く動き続ける」「正確に止まる」という現場が求め続けていたこの基本性能を極限まで追求し「本物の高速性」を実現した高速スカラロボットです。
高速性を追求した結果、従来の部品組立てから食品・医薬品・化粧品等のパッケージング工程においても小型・省スペースに高速ピッキングシステムを実現します。- アーム長|480・550・650mm
- Z軸ストローク|100・200・320・510mm
- 最大可搬質量|8kg
- 標準サイクルタイム|0.28・0.31秒
(i) 平成30年11月2日 農林水産省 食料産業局 「【平成30年度】 第1回 食品産業戦略会議 食品製造業における労働力不足克服のためのビジョン検討について」より抜粋。
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