性暴力被害などに合った経験あり約4割、10代のストーカー被害約2割と回答。「#femshipの日」に実施した全国女性への調査結果をHERSTORYが公開
◆性暴力被害などに合った経験あり全体の約40%、10代のストーカー被害は約20%
Q.今までに「性暴力被害などに合った経験」がありますか?
性被害はどの年代も「いいえ」「経験がない」などの回答が過半数を超えましたが、「はい」「ストーカー被害」、「同意のない性行為」などの回答も約40%の結果となりました。世代別に見てみると、10代では「いいえ」が約80%と穏やかに見えますが「ストーカー被害」が約20%と他の年代に比べて高い割合となっています。20代では経験があると回答した人が約30%。環境変化の多い20代は様々要因からか「同意のない性行為」経験をした回答者が約2%という結果になりました。30代では経験と回答した人が約40%にも達し、40代では一気に「いいえ」の割合が減ってしまい代わりに経験がある「はい」の回答が40%を超えており、これは他の年代に比べてはるかに高い割合といえます。50代では40代とは逆に、一気に「はい」の割合が減り代わりに「いいえ」の割合が60%を超えるなど、高い割合を示します。50代になるとさまざまな要因が少し軽減されるからなのかもしれません。
◆約20%の人がDV被害を経験
Q.今までに「DV被害」にあった経験がありますか?
全体的にみると、「はい」または「実母が実父から受けていた」が20%という結果になりました。どの年代も「いいえ」の回答が70~80%という結果にはなっていますが「はい」の回答が一定数いるのは見過ごせません。30代になると「はい」の割合が少し増えていますが、これは結婚して間もなかったり結婚して数年経っていたりするため、見えなかったイヤなところや本性が見られるようになったのかもしれません。40代になるとさらに「はい」の割合が約25%に増加し、「いいえ」の割合が各年代別ワースト1位になってしまっています。50代になると「いいえ」が約80%まで回復しますが自身ではなく「実母が実父から受けていた」が約20%となり自身ではなく家庭内で行われていたことが窺えます。60代になると「はい」が約20%、70代になるとさらに「はい」の割合が25%にまで増えてしまっています。60代、70代になると、若者の介護疲れや夫婦間での介護疲れなどから、つい手をあげてしまうことがあるのかもしれないと考えられます。
◆<言葉は人を救う>家族、友人、同僚、身近な人からのささいな一言で救われた声多数!
言葉を大切にしよう
あなたが「どんなときに」救われた「言葉」教えてください。
全国の女性が様々なシーンで「救われた言葉」を届けてくれました。家族、友人、同僚、身近な人からのささいな一言で救われた声が多数届きました。生きていれば色々なことが起こります。誰しもが思い当たることがあるのではないでしょうか。言葉を大切に、人生100年時代、周りの人と支え合って乗り越えていきましょう。
<※一部を抜粋>
20代 | 茨城県 | 「泣いてもいいんだよ」どうしようもなく辛くてしんどい時も自分の中で解決しようとして我慢しまう性格の私に母がかけてくれてこの言葉が忘れられないです。 |
30代 | 兵庫県 | 母親からのもう頑張ってるから、これ以上頑張ってなんて言われへんわ。無理したらアカンよと言ってくれました。 |
40代 | 大阪府 | 子育てで疲れて果ててた時に知らないお婆様が子供に向かって「日本の宝やね」と言って下さいました。 |
20代 | 愛知県 | 受験当日、母から手紙で、今まで頑張ってきたの知ってるから自分を信じてがんばってね。という言葉に救われました。 |
30代 | 岐阜県 | 産後すぐ育児に悩みこの先親としてやっていけるか心配だったとき、里帰り先の実母から「私に出来たんだから、あなたができないわけないじゃない」と言われたこと。言葉自体は具体的な解決策とかではなかったけど、実母から言われたこの一言に救われとっても力になりました。 |
40代 | 福岡県 | 色んな場面でありますが、「あなたは間違ってない」これが1番私は救われました |
30代 | 兵庫県 | 私は鬱病です。 「別に普通じゃなくていいんだよ」って言ってくれた。 普通にこだわらなくていいんだと安心した一言でした。 |
40代 | 福井県 | 一度に辛いことが重なった時、友人がそっとつぶやきました。「人生に無駄はないからね」と。それから、結構前向きに物事を捉えられるようになりました。 |
60代 | 大阪府 | 鬱病で辛かった時、主人に言われた一言。 もう、頑張らなくていいんだよ。 |
40代 | 北海道 | 体を壊したときに、これまで頑張りすぎたからゆっくり休んでってことだよって言われたこと |
8月20日 #femshipの日 あなたが救われた言葉 調査概要
一般財団法人日本女性財団が主催する「#femshipの日」にちなんで「言葉」を募集
調査期間:2022年8月10日〜2022年8月16日
調査方法:インターネット調査
調査対象:15歳以上の全国女性275人
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ https://www.herstory.co.jp/
日本女性財団について https://japan-women-foundation.org/about/
女性の生涯のWell-beingの実現に向けて、医療・福祉・政治・経済が連携し、国政に声を届ける団体。困窮する女性たちを医療支援するfemship doctorsが活動している。
#femshipの日について https://www.femship.jp
Femshipは、一般財団法人 日本女性財団のもとで女性をサポートするプラットフォーム。女性ならではの悩みや心身の健康に寄り添い、様々な情報を提供し繋がりを応援している。8月20日は#femshipの日としている。
HERSTORYについて
「100年残したい日本の会社(扶桑社)」10社に選出。Forbes Japan女性活躍企業賞 全国第2位を受賞。日本で唯一の女性視点マーケティング®を推進し全ての企業のマーケティングのサポートを実行しながら“あしたのしあわせ”を創造することをミッションしている。
会社概要
会社名:株式会社ハー・ストーリィ Herstory Co.,Ltd.
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス5F
TEL:03-5775-1581
事業内容:女性視点マーケティング®事業(研究調査/専門情報出版/マーケティング支援/人材育成支援)
設立:1990年8月20日
代表取締役:日野 佳恵子
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