SHE、働く女性を対象に「新型コロナウイルス感染症によるキャリアへの影響調査」を緊急実施。
働く女性の9割が今後のキャリアやスキルアップの意向が高まったと回答。
女性のためのキャリア&ライフコーチングスクール「SHElikes」を主要事業として展開するSHE株式会社(東京都港区、 以下SHE)は、昨今の新型コロナウイルス感染症の甚大な影響をふまえ、20代〜50代の働く女性を対象に「新型コロナによる働き方への影響調査」を緊急実施いたしました。その結果をご報告いたします。
■はじめに
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様および関係者の皆様、影響を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご回復と、感染の収束をお祈りいたします。
■緊急調査実施の背景
かつてない事態によってリモートワークや外出自粛など今までにない働き方が推進される中、働く女性たちがいま、何を不安に思っているのか、そしてキャリアにどのような影響を及ぼしているのか、率直な本音を知ることで、SHEとして社会に貢献できることを迅速に取り組んでいきたいと考えております。
■サマリー
- 働く女性の4人に3人が直近の経済面に不安。収入が減った職種も。
- キャリアの考え方に新しい変化。「企業に依存しない生き方を模索したい」
- リモートワークが可能な職種や副業への興味が増加。
- 不安の中、自己投資/スキルアップへの意志が強まっている。
⑴経済面に関する目先の不安が増えたという声が多数、収入が減った職種も。
新型コロナによる影響から「経済面に関する目先の不安が増えた」と答えた女性は75%、16%が収入が「減った」と回答しました。
また、自由回答では、様々な職種から不安の声が寄せられました。
- サロン業務のため、イタリアのように外出禁止になった場合、お店の廃業の可能性もある。
- 外資系航空会社なので、このまま長い間フライトが復活しなければ解雇もあり得ると思う。
- 外出規制などになって収入が全くなくなってしまったら、予定していた支払いなどの見通しが立ちにくくて不安。
- 担当するイベント、展覧会が軒並みキャンセルされ見通しが立たない。
- いつクビにされるか不安です。また患者さんと触れ合うことで、感染リスクが上がるので、ITやテレワークができる仕事が羨ましく思います。
- 派遣の時給なので、就業先に行かないとお給料が発生しないため、会社で全面テレワークやロックダウンをされると収入がなくなります。
- 今の会社の体質の古さ(コロナでもめげずに出勤させる風潮)に不信感を抱き、今の会社のままでは自分を蝕んでいくように感じた。
⑵キャリアの考え方に新しい変化。「企業に依存しない生き方を模索したい」
キャリアへの価値観の変化としては、調査対象者の7割が正社員という雇用形態にも関わらず、「大企業に属している方が安心だと思った」に対して「企業に依存しない生き方を身につけたいと思った」という選択肢に約2倍の人々が「非常にそう思う」と回答。
また、約9割(89.1%)もの女性が、「今後の中期的な生き方やキャリアを考え直したい」と答え、自由回答では「これまでの常識が一気に変わる」など、未曾有な事態をどのように捉えていくかに言及されているものが目立ちました。
- どんな職業がこれから先、必要とされていくのかということが気になった。リモートワーク含めどんな働き方がよいのか考えるきっかけになった。
- これまでの常識がガラッと変わるはずだが、それがどうキャリアに影響してくるのか考えなければならないと思った。
- コロナウイルスの影響で新しい働き方改革が一気に進み、余計に自分の働き方について考えるようになった。社会にとらわれず、自分の生き方を楽しみたい!
- 世の中の景気の影響というものを考えたり、自分の収入とのつながりというのを感じたことがなかったが、今回初めて世の中の変化と自身の仕事のつながりを感じた。
- 柔軟な働き方を推進できる、今後変わりゆく社会に適応力のある組織で働きたいと思った。お金を稼ぐための仕事ではなく、自己実現や人生を楽しむために働く生き方をしたいと思った。
⑶リモートワークが可能な職種や副業への興味が増加。
では、具体的にどのような働き方が着目されているのでしょうか。
新型コロナの影響により新しく興味・関心が湧いた内容としては、「リモートワークできる職種」「スキルアップ」「自給自足」「投資、不動産などの不労所得」「政治への意識」など多岐に渡り、なかでも82%が「副業を始めたくなった」と回答。
副業の意向が高まった理由としては、「フリーランスを目指していたが独立が怖くなった」という考えと、一方で「企業に属していても災害は想定できず安心できない」という2つの懸念から、「本業に加えて、不測な事態に影響を受けない仕事とで複数の収入源にしたい」「副業をするのであれば、本業がだめになった場合に影響のない分野のスキルを持っておくことが安心だと感じた」など、複数軸でのキャリア計画を検討する考え方が増加していることが伺えます。
⑷不安の中、自己投資/スキルアップへの意志が強まっている。
刻一刻と様相が変わる日々のなかで85%が「今回のコロナウィルスによる影響を踏まえて、転職、あるいは個人のキャリアアップ・スキルアップの意向が高まった」と回答しました。また、新しく興味・関心が湧いたこととして「自己投資の時間を増やしたい」が1位に。このことから、先が見えない漠然とした不安の中でも、外出自粛などから派生した「今」しかない時間をスキルアップや自己学習に充てる意志が強く見られました。
- 自分の人生に責任を持つ、という覚悟がなかったと痛感しました。あれがしたい、これがしたいと漠然と思うばかりで、できない理由ばかりを考えていたと思います。
- 叶えたいことがあるので、それと向き合ういい時間になっている。
- 何か不測の事態があっても可能性を選択できるようにスキルアップしたい。
- 自分の業界の安定を再認識できた。自己学習の機会を増やして内勤業務で新しい挑戦がしたい。
- いつかは、ではなく、いつまでもだらだらと学んでるのではなく、今しっかり集中して何か手に職をつけたい。
- いざという時のための自分の強みをもっとしっかり作っていきたい。
⑸最後に
この調査を通してあらゆる設問から見受けられたのが、働く女性たちの行き場のない不安が募る状況であっても自らを冷静に捉え、「今」できることを着実に進めて、歩みを止めないようにする姿勢です。
「経済は下降線をたどると考えられますが、自分の出来ることを増やしたり、心と物の整理をして何とか乗り越えたい。」「色んな情報が溢れて不安になる中、自分は今できることを精一杯やって、発信しながら周りにも良い影響を与えたいと思った。こんな世の中でも前向きに考えることが重要。」「本当にやりたい道を進んでいこうと思った。」「このような事態はこれから先ないので、なんとかポジティブに捉えようと思っています。」など、
調査の回答から感じるひたむきな想いを真摯に受け止め、SHEはこれまで以上に、コミュニティとして、スクールとして、自社のアセットを活かしながら時流のうねりに即した変貌を遂げていきます。今月、様々な対応施策をリリース予定です。
—— 今、世界中が根底から揺さぶられています。事態の収束がいつになるのか、どう乗り越えたらいいのか、世界の誰も正解を知りません。全員が「Withコロナ時代」に対して同じスタート地点に立っています。だからこそただ悲観して恐れるのではなく、突然生まれた「これまでになかった期間」を己の内省に充て、自由に正解のない将来を妄想し、自分らしくそして時に助け合い、共にこの難局を乗り越えていきましょう。
■調査概要
調査対象:20~40代の働く女性
【雇用形態内訳:正社員・職員 72.8%/ 派遣・嘱託・契約社員 13.0%/ パート・アルバイト 5.9% / 自営業 5.5% / その他2.8% 】
調査期間:2020年3月27日(金)~3月31日(火)
回答者数:N=184
調査内容分析:SHE株式会社
※調査結果は小数点以下第2位を四捨五入しています。
■ SHE株式会社とは
SHE株式会社は、 ミレニアルズの私らしい生き方を叶えるプラットフォーム事業を展開しています。 「ひとりひとりが自分にしかない価値を発揮し、 熱狂して生きる世の中を作る」をビジョンに据え、 2017年にサービスを開始いたしました。 主要事業である『SHElikes(シーライクス)』では、 21世紀を生きる女性たちが自分らしい働き方を叶えられるよう、 クリエイティブスキルレッスンやメンタリングプログラム、 仕事機会を提供し、 これまでに10,000名以上の卒業生を輩出しています。 ポーラ・オルビスホールディングス社を主要株主とし、 ビジョンに共感する様々な立場の投資家の方に応援いただいております。 (参照URL: https://she-inc.jp/ )
<本件に関するお問い合わせ先>
SHE株式会社 広報担当:小池
Email : ayaka_koike@she-inc.co.jp
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