Celonis、「Celonis:Next 2025」で最新のプロセスインテリジェンスとAIの革新を発表

Celonis株式会社

  • AgentCとOrchestration Engineは、企業がAIエージェントを統合的に管理し、プロセスの改善と自動化に必要なプロセスインテリジェンスをAIに提供することを実現。

  • 新しいCelonisソリューションスイートにより、サプライチェーン、サステナビリティ、財務、フロントオフィスでプロセスインテリジェンスとAIが活用され、Celonisとそのグローバルパートナーエコシステムが包括的な専門知識と技術を提供。

  • 複数の強化により、Celonisのプロセスインテリジェンスプラットフォームは、より速く、使いやすく、日常的に使用するツールとさらに統合。

プロセスマイニングのグローバルリーダーであるCelonisは、年次イベント「Celonis:Next 2025」において、自社のプロセスインテリジェンス(PI)プラットフォームがどのように企業のAI導入からROIを最大化するかを実演しました。これは、AIエージェントが人と共に働き、サポートする未来で成功するために必要不可欠なことです。人間が仕事をするために適切な情報が必要なように、AIもビジネスを理解する必要があります。AgentC(エージェンシー)スイートのアップデート、Orchestration Engineの取得、そして複数のプラットフォーム進化により、Celonisは企業が効果的なAIエージェントを構築し、エンドツーエンドのビジネスプロセスを調整し、PIとAIを企業全体に簡単に導入できる方法を示しました。

Celonisの共同CEO兼共同創設者であるアレックス・リンケ(Alex Rinke)は次のように述べています。「AIは、メールの作成のような日常的なタスクには優れていますが、ビジネスに最大の価値をもたらすには、顧客の配送にリスクがあることを察知し、自動的に配送ルートを再設定して物流パートナーに通知するような対応が求められます。Celonisプロセスインテリジェンスはこれを可能にします。ビジネスクリティカルなタスク、例えばサプライチェーンの中断の緩和、在庫の最適化、関税管理などを実行するためにAIにプロセスの知識とビジネスコンテキストを提供するのです。それが、企業向けのユースケースにおいて『PIなくしてAIはない』と強く信じる理由です」

AI + PI = 最大のROI プロセスインテリジェンスグラフ(PIグラフ)は、Celonisプラットフォームの中心にあり、プロセスデータとビジネスコンテキストを結びつけ、ビジネス運営の生きたデジタルツインを作成します。Celonis AgentCは、AIエージェントツール、統合、およびパートナーシップのスイートであり、PIグラフからAIエージェントにプロセスインテリジェンスを提供します。顧客がAIプラットフォームでエージェントを構築する場合でも、Celonisとそのパートナーから事前構築されたエージェントを活用する場合でも、AIエージェントにプロセスインテリジェンスを供給します。

2024年10月に開催した「Celosphere」でAgentCが発表されたわずか半年後に、「Celonis:Next」でAgentCの重要なアップグレードを発表しました。これには、PIコンテキスト、メトリック、および推奨アクションをMicrosoft Copilot Studio、Amazon Bedrock、Salesforce AgentforceなどのAIプラットフォームと安全に共有できる拡張されたプロセスインテリジェンスAPIが含まれています。

しかし、AIエージェントは、企業がタスクの自動化と効率化に使用する多くのツールの中で最新のものに過ぎません。現代のビジネスプロセスは、システムおよびアプリケーションレベルの自動化、ワークフロー自動化、RPAボット、手動作業など、複数のシステムを跨るますます複雑なツールのネットワークを含んでいます。しかし、企業はこれらすべてのツールを監視および制御する能力を欠いています。

「Celonis Orchestration Engine」は、与えられたプロセス内のタスクをすべてのツール、システム、部門にわたって接続し調整するインテリジェントな調整レイヤーを提供します。リアルタイムのプロセスインテリジェンスを活用して、企業はプロセスワークフローを可視化し、目標とする成果に向けてプロセスを最適に誘導することができます。Orchestration Engineは、企業が常に変化する世界に適応するためにワークフローを調整する際に、新たなレベルの制御と機敏性を提供します。Celonisは、Orchestration EngineをパートナーのEmporixから取得し、Celonisプラットフォームに完全に統合しました。

Celonisはまた、顧客がCelonis上でAI機能を構築するためのツールに対する強化も発表しました:

Process Copilots一般提供: Celonis Process Copilotsは現在一般提供されており、SlackやMicrosoft Teamsなどのコラボレーションツールで使用できます。これにより、Celonisの顧客の従業員は、通常の作業スペースでプロセスと対話し、どの部分がうまくいっていて、どのブロッカーに注意を払うべきかについて迅速に答えを得ることができます。
Annotation Builder一般提供: Celonis Annotation Builder(意思決定を推奨するためのノーコードのGenAIツール)の一般提供が開始されました。従来の静的なダッシュボードは過去のものとなり、Celonisの分析ビューは、問題への対処法やプロセスの改善策について、AIが生成した推奨事項を従業員に提示します。

Smurfit Westrockのビジネスプロセス改善マネージャーであり、Celonisセンター・オブ・エクセレンスのリーダーであるBrian Dodsonrは次のように述べました。「CelonisのAI機能は、在庫管理とメンテナンス対応を根本的に改善しました。当社の工場技術者は、Process Copilotsに他の工場から予備部品の転送を調整させ、運用をスムーズに保ちながら中断を最小限に抑え、価値を最大化しています」

Celonisソリューションスイートとパートナーアプリ: AI + PIを活用するために企業に必要なすべて
企業全体でAIとPIを迅速に導入し、プロセス改善を加速し、価値提供までの時間を短縮するために、Celonisはソリューションスイートを導入しました。これにより、重要なシステムへのコネクター、事前定義されたプロセスデータとビジネスコンテキスト、AI駆動の機能、事前構築されたアプリが統合されています。現在、4つのソリューションスイートが導入されています:

サプライチェーンソリューションスイート
財務ソリューションスイート
フロントオフィスソリューションスイート
サステナビリティソリューションスイート

Celonisソリューションスイートは、今日のサプライチェーンの混乱、複雑さ、そしてコストの増加に直面しても、優れた顧客体験を提供するために、すでに多くの大手消費財企業に利用されています。

Celonisは、ある企業が最小注文数量のしきい値により自動的に拒否されていた顧客注文の数を定量化するのを支援しました。適切なインサイトを得ることで、これらの注文はまとめて処理・出荷され、拒否されずに済むようになりました。

 

Celonisプラットフォームの強化

Celonisは、複数の進展により、そのプロセスインテリジェンスプラットフォームをさらに速く、使いやすくしました。

  • Process Intelligence Graphの拡張: Celonisは、PIグラフの事前構築されたオブジェクトとイベントのカタログを拡充しました。Celonisユーザーは、自社の既存データモデルをPIグラフにより速く、簡単に統合できます。新しいバージョン管理機能により、ユーザーは自分自身のPIグラフを簡単に管理できるようになりました。 

  • 新しいCelonisプロセスマネジメントAPI統合: Celonisプロセスマネジメントは、プロセスマイニングとモデリングを統合し、プロセスがどのように運用されるべきか、実際にどのように運用されているかに関するデータを結びつけます。新しい直接API統合により、企業はプロセスモデルをCelonisプロセス・アドヒアランス・マネージャーにインポートし、プロセス遵守評価において前例のない詳細さと精度を実現できます。これは市場で他に類を見ない能力です。 

  • Microsoft Fabricとの統合: Celonisプロセスインテリジェンスは、Microsoft     Fabricのワークロードとして利用できるようになりました。Celonisのゼロコピー統合と、CelonisのビューをFabricに埋め込む能力により、Microsoftユーザーは自分たちが構築しているソリューションにプロセスインテリジェンスをシームレスに埋め込むことができます。 

  • プロセスマイニングの革新: 新しいイベントログビルダーにより、ユーザーはデータモデルに戻ることなく、SQLコードを書いたり新しいサブプロセスを作成したりせずに、Celonisビュー内でイベントログをその場で作成、変更、探索できます。 

  • より直感的でカスタマイズ可能なスタジオビュー: 新しいスケーラブルビューモジュールにより、1つのビューモジュールで行った変更が自動的にそのビューが使用されているすべての場所に反映されます。新しいプロセス視覚化と強化されたフィルタリングオプションにより、より迅速に深い分析が行えます。また、スケジュールされた新しいレポート機能により、ユーザーは重要なステークホルダーと日次、週次、または月次でインサイトを共有できます。 

  • 新しいPQLエディタ: PQLはプロセスインテリジェンスの言語です。新しいPQLエディタは、ビジネスコンテキストを認識し、顧客の知識モデルと常に同期しています。 

 Celonisの最高製品責任者であるダン・ブラウン(Dan Brown)は次のように述べています。「私たちはパートナーと共に、プラットフォームに対する投資を継続的に行っています。AgentCとプロセスインテリジェンスAPIにより、私たちは顧客がAI導入のROIを最大化する手助けをしています。Orchestration Engineは、プロセスワークフローの監視と制御を強化します。また、ソリューションスイートは、企業全体でPIとAIを迅速かつ容易に導入できるようにすることで、価値提供までの時間を短縮します。」

新しく発表された機能のほとんど、例えばProcess CopilotやAnnotation Builderは、すぐに使用可能です。

 

Celonisについて

Celonisは、人々、企業、そして地球のためにプロセスの改善を実現します。プロセスマイニングとAIを搭載したCelonis Process Intelligence Platformは、プロセスデータとビジネスコンテキストを組み合わせ、人とプロセス、チーム同士、AIとビジネスを結びつけ、企業の「生きたデジタルツイン」を提供します。Forbes Global 2000の上位200社の半数を含む世界中の数千社が、セロニスを利用してビジネスを理解し、オペレーションを最適化し、トップライン、ボトムライン、そして環境(グリーンライン)のすべてにおいて大きな価値を生み出しています。Celonisはドイツのミュンヘンとアメリカのニューヨーク市に本社を構え、世界中に20以上のオフィスを展開しています。

 

©2025 Celonis SE. すべての著作権はCelonis SEに帰属します。CelonisおよびCelonisの "droplet" ロゴは、ドイツおよびその他の国・地域におけるCelonis SEの商標または登録商標です。その他のすべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


会社概要

Celonis株式会社

7フォロワー

RSS
URL
https://www.celonis.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル9F
電話番号
03-4520-6200
代表者名
村瀬 将思
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年02月