アプライド マテリアルズ Picosunを買収、特殊用途半導体向けにテクノロジーポートフォリオを拡充
- PicosunのALD技術で社内ICAPSグループの能力を増強、ICAPS市場における半導体イノベーションニーズの高まりに対応
エレクトロニクス製品のスマート化とネットワーク化が進む中、最先端ではないプロセスノードを使う特殊用途向け半導体が大量に必要になっています。アプライド マテリアルズのICAPS(IoT、通信、自動車、パワー、センサ)グループでは、これらの成長市場に向けたマテリアルズ エンジニアリング ソリューションを提供しています。PicosunのALD技術が加わることで、アプライド マテリアルズのICAPS製品ポートフォリオとお客様への対応力はさらに広がります。さらに、Picosunは、研究開発能力の知見と優秀なチーム、そして世界各地の最先端研究機関や大学との強固な関係をアプライド マテリアルズにもたらします。
アプライド マテリアルズの社長兼CEOゲイリー・ディッカーソンは、次のように述べています。「PicosunはALD技術のパイオニアであり、その製品は特殊ファウンドリ・ロジック市場において急成長をしている分野を対象としています。Picosunが加わることは、当社の技術ポートフォリオを補完し、お客様のロードマップを加速する機会を拡大します」
アプライド マテリアルズのグループバイスプレジデント兼ICAPSグループジェネラルマネージャーのスンダー・ラマムルティ(Sundar Ramamurthy)は、次のように話しています。「ネットワークにつながるデバイスの数が急増しているため、アナログとデジタルを橋渡しするチップの技術革新に対するニーズが劇的に高まっています。当社はPicosunの優秀なチームを迎え入れて能力を強化し、広範なエッジコンピューティングデバイスのさらなるインテリジェント化と高機能化に向けてお客様を支援していきます」
Picosunの元取締役会会長Kustaa Poutiainenは、次のように語っています。「Picosunの歴史はイノベーションと強く結びついており、そのルーツは今から50年近く前のALD技術の発明にまで遡ります。次なる成長段階を見据えると、長年にわたり高く評価してきたアプライド マテリアルズの一員となって新たな旅を始めるのが最善の道だと確信するに至りました。これにより当社の従業員、お客様、研究パートナーにも素晴らしい機会がもたらされるでしょう」
Picosunは引き続きフィンランドを拠点とし、アプライド マテリアルズのICAPSグループの所属となります。
この取引はフィンランドの経済雇用省により承認されており、他に必要な規制上の承認はありません。取引の財務条件は開示されていません。
アプライド マテリアルズ側の財務顧問はGoldman Sachs & Co. LLC、法律顧問はHogan Lovells US LLPです。
Picosunについて
Picosunは、最先端のアトミックレイヤ(ALD)ソリューションを全世界の業界各社に提供しています。PicosunのALDソリューションは、そのターンキー生産プロセスと、ALD技術の発明当時からこの分野をリードしてきた比類ない専門知識を生かして、未来に向けた技術的な飛躍を可能にします。今日、PICOSUN® ALD装置は世界各地の数ある主要産業の製造工程で日々、用いられています。Picosunはフィンランドに本拠を構え、ドイツ、米国、シンガポール、日本、韓国、中国、台湾に子会社を、インドとフランスに事務所を置いているほか、グローバルな販売・サポート網を擁しています。詳しい情報はウェブサイト(www.picosun.com)をご覧ください。
アプライド マテリアルズ(Nasdaq: AMAT)は、マテリアルズ エンジニアリングのソリューションを提供するリーダーとして、世界中のほぼ全ての半導体チップや先進ディスプレイの製造に寄与します。原子レベルのマテリアル制御を産業規模で実現する専門知識により、お客様が可能性を現実に変えるのを支援します。アプライド マテリアルズはイノベーションを通じてよりよい未来を可能にします。
詳しい情報はホームページwww.appliedmaterials.com でもご覧いただけます。
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このリリースは6 月16日、米国においてアプライド マテリアルズが行った英文プレスリリースをアプライド マテリアルズ ジャパン株式会社が翻訳の上、発表するものです。
アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:中尾 均)は1979年10月に設立。大阪支店、川崎オフィスのほか15のサービスセンターを置き、日本の顧客へのサポート体制を整えています。
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