国際協力NGOシャプラニール、第17回かめのり賞 特別賞を受賞
ジェンダーギャップ解消に向けたバングラデシュでの活動が高く評価される
本賞は、日本とアジア・オセアニアの若い世代を中心とした相互理解・相互交流の促進や人材育成に草の根で貢献し、今後の活動が期待される個人または団体を顕彰するものです。
表彰式は、2024年1月12日に「かめのりフォーラム2024」の場にて行われました。受賞の際、当日進行をされた宮嶋泰子評議員からは「ジェンダーギャップの大きなアジアにおいて、女性の人権を回復する活動を長年にわたって取り組まれたことはすばらしい」とコメントをいただきました。
シャプラニールの活動
シャプラニールは、2006年からバングラデシュ・ダッカ市で児童労働の削減をめざし、家事使用人として働く少女を支援してきました。こうした少女たちが30万人以上いるといわれるバングラデシュですが、なかなか支援が届かない分野となっています。少女たちは学校に通えず、幼いころから親元を離れ他人の家に住み込みで働いています。シャプラニールでは基礎的な読み書きや計算、将来の選択肢を増やす技術訓練などを実施する支援センターを運営し、少女たちが同年代と一緒に子どもらしい時間を過ごせる環境を提供しています。
かつて家事使用人として働きながらセンターに通っていたジョバさんは、「ロールモデルとなってセンターで少女たちを支援する側の身になることは、とても誇らしい」と語っています。現在はセンターで彼女と同じ境遇のある少女たちをサポートするスタッフになっています。
シャプラニールは、こうした少女たちへの直接的な支援だけでなく、働く少女の環境改善や子どもの雇用禁止の法制化をめざすアドボカシー活動なども実施しています。
そのほかにも、日本国内では、ユース世代が国際協力について企画・実施するイベントの開催、シャプラニールの活動現場を訪れ交流する中高生対象のスタディツアーの実施など、若い世代の交流と育成を目的とした事業を市民に開けた国際協力の入り口として提供しています。
シャプラニールは、今回の受賞を励みに、「すべての人々が持つ豊かな可能性が開花する、貧困のない社会の実現」をめざし、南アジアと日本で活動に取り組んでまいります。
家事使用人として働く少女への支援について
https://www.shaplaneer.org/support/domestic_worker/
【かめのり賞について】
公益財団法人 かめのり財団が設立した「かめのり賞」は、日本とアジア・オセアニアの若い世代を中心とした相互理解・相互交流の促進や人材育成に草の根で貢献し、今後の活動が期待される個人または団体を顕彰するものです。
公式サイト https://www.kamenori.jp/award/
シャプラニール団体概要
支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチ “貧困のない社会の実現” 目指す国際協力NGO
シャプラニールは、1972年に創立された国際協力NGO。「貧困のない社会の実現」を掲げ、バングラデシュ、ネパールと日本国内で児童労働の予防と削減、防災・減災活動、多文化共生事業を通じた「取り残された人々、課題」の問題解決を行っている。
・団 体 名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
・代 表 者:坂口和隆(代表理事) ・創 立:1972年9月1日
・主な活動国:バングラデシュ、ネパール、日本
・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、防災・減災事業、災害緊急救援・復興支援、多文化共生事業、フェアトレードへの取り組み、開発教育および出版活動、スタディツアー等
・職 員 数:日本:18名、バングラデシュ:13名、ネパール:6名
・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/
・オンラインショップ「クラフトリンク」:https://craftlink.shop/
・はがき寄付キャンペーン実施中(~24年3月31日まで):https://www.shaplaneer.org/lp/hagaki_cam/
書き損じのはがきや切手が子ども支援、防災・減災事業等への寄付となります。
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