アルパインマーケティングとゼンリン 地域の交通課題解決を支援する配車アプリ・システム「NORAN(ノラン)」の提供を開始

~福岡県宗像市「宗像版公共ライドシェア」実証事業にて運用開始~

アルパインマーケティング株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:酒井龍哉、以下アルパインマーケティング)と株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:竹川道郎、以下ゼンリン)は、公共ライドシェア事業を支援する配車アプリ・システム「NORAN(ノラン)」を二社共同で開発しました。全国の地域公共交通の課題を抱える地域に向け、7月28日(月)より提供を開始します。第一弾として、福岡県宗像市にて運行中の「宗像版公共ライドシェア」実証事業にて運用を開始します。

■配車アプリ・システム「NORAN」 開発の背景

バスやタクシーの運転手不足、それに伴う路線維持の困難さといった地域公共交通の課題が全国で顕在化するなか、アルパインマーケティングとゼンリンは課題解決支援に向け連携し、両社の知識やノウハウを活かした協業施策を検討してきました。2025年4月には福岡県宗像市における「宗像版公共ライドシェア」実証事業に共同で参画し、交通空白地域における人の移動の効率化や、二次交通の不足による観光周遊の困難さの解消を目指す中で、ユーザーや運用事業者の利便性向上を目的に、オンデマンドでの配車予約と配車指示を可能とする配車アプリ・システム「NORAN」を開発しました。

■オンデマンド配車予約・指示システム「NORAN」概要

「NORAN」は、公共ライドシェア・乗合タクシー・通常タクシー等の異なる交通モードの予約ができる配車システムです。利用者が専用の配車アプリにて出発地/到着地等の配車条件を入力し、配車可能な交通モードを選択できます。配車情報は車両運行者の車載端末と連携され、複数の乗客を乗車させる乗合型の運行にも対応可能な経路探索機能を実装しています。なお、本システムに関連する技術を宗像市、アルパインマーケティング、ゼンリンの三者共同で特許出願しています。

福岡県宗像市「宗像版公共ライドシェア実証事業」においては、まずは公共ライドシェアの配車のみを対象として運用を開始します。今後段階的に交通モードを拡充することで、ユーザーの利便性向上、タクシー会社の業務効率化を支援します。

【福岡県宗像市「宗像ライドシェア」における「NORAN」利用イメージ】

①トップ画面から「公共ライドシェア」を選択

②地図や住所検索機能から出発地点・目的地点を設定し、配車をリクエスト

③配車予約が成立後、アプリ上に表示される車両情報をもとに乗車

④利用完了後、決済(今後、クレジットカードの登録によるアプリ上での決済機能も追加)

【両社の役割】

アルパインマーケティング: 配車アプリ・システムの企画検討

ゼンリン: 配車アプリ・システム開発・サービス提供、保守運用、地図提供

 

■今後の展望

 現在、利用者の移動傾向と交通空白地域を重ね合わせることにより、交通空白地域における課題解決の効果等を把握し、公共交通の維持・改善を支援する「運行分析システム」を開発中です。将来的には「NORAN」と「運行分析システム」を合わせてトータルソリューションサービスとして整備し、同様の課題を抱える全国の事業者への提供を目指します。

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会社概要

URL
https://www.alpine.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都大田区雪谷大塚町1-7
電話番号
03-5499-4531
代表者名
酒井龍哉
上場
未上場
資本金
3億1000万円
設立
2001年11月