ブレンボグループ2024年第1四半期 連結業績
ブレンボ: 2024年第1四半期 売上高 前年比4.4%増の1,004.6百万ユーロ(前年同時期の為替レート基準で5.3%増)EBITDA 176.8百万ユーロ、純利益 75.2百万ユーロ
2024年5月15日、ベルガモ
2024年3月31日決算:
· 売上高 1,004.6百万ユーロ(4.4%増、前年同時期の為替レート基準で5.3%増)
· EBITDA 176.8百万ユーロ(EBITDA マージン:17.6%);EBIT 112.8百万ユーロ(EBITマージン:11.2%)
· 純投資額及びリース資産増加額 75.2百万ユーロ
· 純金融負債額 529.5百万ユーロ(IFRS16適用前 357.5百万ユーロ) 2023年3月31日より23.1百万ユーロ増
取締役会長マッテオ・ティラボスキからの報告です。「ブレンボは過日ご報告した2023年の上昇傾向を受け継ぎ、2024年も好調な業績でスタートしました。今回初めて、わずか1四半期で売上高が10億ユーロの大台を超えました。当社の主力事業部門と当社が事業活動を行う世界の主要市場における売上数量の伸びに牽引された結果です。現在、ブレンボグループのグローバル拡大戦略を加速させるための投資を続けています。タイでは当社初の生産拠点となるバイクメーカー向け工場を建設中です。これによって、東南アジア地域におけるブレンボのさらなる事業開発の土台が築かれます。ますます複雑化する市場環境の中で、当社はお客様の傍らに立ち、自動車セクターの将来を形作る課題に対応した画期的かつサステナブルなソリューションの開発に取り組みます。」
2024年第1四半期決算
マッテオ・ティラボスキ氏が議長を務めるブレンボ社の取締役会が開催され、グループの2024年3月31日締め決算が承認されました。
連結純売上高は、前年第1四半期比で4.4%増(前年同時期の為替レート基準で5.3%増)の1,004.6百万ユーロでした。
今回のグループ決算対象四半期では、前年同四半期と比較して自動車用が5.5%増、バイク用が2.0%増、レース用が6.3%増とほぼすべての事業部門で順調な業績を記録し、商用車用は1.1%の微減となりました。
地域別に見ると、イタリアで3.0%、ドイツで5.4%、フランスで3.6%、イギリスで18.2%(前年同時期の為替レート基準で16.0%増)、それぞれ売上が増加しました。
インドは22.3%増(前年同時期の為替レート基準で24.8%増)、中国は6.5%増(前年同時期の為替レート基準で12.4%増)、日本は16.1%増(前年同時期の為替レート基準で18.1%増)でした。
北米市場(アメリカ、メキシコ、カナダ)は1.3%増(前年同時期の為替レート基準で2.4%増)、南米市場(ブラジル、アルゼンチン)は4.0%減(前年同時期の為替レート基準で7.4%減)となりました。
2024年第1四半期の売上原価及び営業経費の総額は、650.3百万ユーロで売上比64.7%となり、パーセンテージ比較では2023年第1四半期(636.1百万ユーロ、売上比66.1%)を下回っています。
人件費は、総額182.2百万ユーロで売上高比18.1%となり、前年同時期(売上高比16.9%)を上回りました。従業員数は、2024年3月31日現在16,149人で、2023年12月31日時点では15,653人、2023年3月31日時点では15,305人でした。
2024年第1四半期のEBITDAは、2023年第1四半期の168.3百万ユーロ(EBITDAマージン17.5%)に対して、176.8百万ユーロ(EBITDAマージン17.6%)となりました。
EBITは、2023年第1四半期の104.0百万ユーロ(EBITマージン10.8%)に対して、112.8百万ユーロ(EBITマージン11.2%)です。
第1四半期は金融収支が7.2百万ユーロ(2023年第1四半期は純受取利息が1.0百万ユーロ)です。内訳は支払利息が6.1百万ユーロ(2023年第1四半期は5.1百万ユーロ)、為替差損が1.1百万ユーロ(2023年第1四半期は為替差益が6.1百万ユーロ)となっています。
税引前利益は2023年第1四半期の10.5.0百万ユーロ(売上高比10.9%)に対し、105.6百万ユーロ(売上高比10.5%)となりました。
各国の現行税法で適用される税率(前年同四半期の26.6%に対して28.1%)に基づく見積税額は、総額で29.6百万ユーロとなります(前年同四半期は27.9百万ユーロ)。
第1四半期の純利益は、75.2百万ユーロ(売上高比7.5%)で、前年同時期は76.8百万ユーロ(売上高比8.0%)でした。
2024年3月31日時点の純金融負債額は、2023年3月31日時点より23.1百万ユーロ増加し、529.5百万ユーロとなっています。IFRS第16号の影響を除く純金融負債額は357.5百万ユーロで、2023年3月31日時点の負債額より28.5百万ユーロ増加しています。
2024年3月31日後の重要な後発事象
4月23日に開催されたブレンボS.p.A.株主総会において2023年度決算書が承認され、当該年度の139.3百万ユーロの純利益の配分を次のとおりといたします。
• 2024年5月22日時点で支払い、権利落ち第1号を2024年5月20日、基準日を2024年5月21日とする発行済み普通株1株当り0.30ユーロの株主に対する総普通配当。
• 残額は繰延。
発展の見込
非常に厳しい自動車市場環境の中でも、ブレンボは前年と同水準の利益率を保ちながら、一定程度の増収で当年度を終えることを見込んでいます。
本プレスリリースには別添として、未監査の損益計算書、財政状態計算書、キャッシュフロー計算書があります。
■ブレンボについて
ブレンボは、高性能ブレーキシステムおよびコンポーネントの設計・開発・生産の世界的なリーディングカンパニーです。1961年にイタリアで創業して以来、乗用車やバイク、商用車の一流メーカーへ革新的なソリューションを提供し続け、過酷なモータースポーツの世界選手権においては600以上のタイトルを獲得しています。15カ国に32の生産・事業拠点と9つの研究開発センターを構え、約15,600名の従業員と共に、最高のドライブ体験を追求する全ての人々が信頼できるソリューションを開発し続け、2023年の売上高は38億4,900万ユーロに達しました。「Turning Energy into Inspiration(エネルギーをインスピレーションに)」をビジョンに、最先端のデジタル技術と持続可能なソリューションを通じて、モビリティ分野の発展と未来の形成に貢献します。
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